腹式呼吸の効用/胸式の8倍の空気量が肺に流れ込み4倍の酸素量が脳まで届くセルフトリートメント最高レベルの呼吸をマスターしよう

オステオパシィ

光雨ゆうすけです。

自律神経調和のカギは、
自分を大好きになること。

この投稿が、
あなたがあなたを大好きになるための、
ヒントとなりますように。

絶大な腹式呼吸のメリットを数値として再考してみる

僕が日頃からおすすめする、
腹式呼吸のそのすばらしい効果については、

体感レベルの手応えだけでも、
じゅうぶんすぎる内容なのですが、

今回はあらためて、
データとしての優位性を拾ってみました。

まず、素直に驚いたこととして、

腹式呼吸は、
胸式呼吸の8倍の空気量が肺に流れ込むという事実。

それから、

その空気量に便乗して、
脳に供給される酸素量も、
胸式呼吸の4倍になるということです。

この差は誤差などではない、
明白な大差です。

人間は眠っているときには、
副交感神経の優位な状態になることで、
自動的に呼吸が腹式に切り替わるのですが、

このふたつのデータから明らかになることは、

腹式呼吸によって新鮮な酸素をたくさん取り込み、
血液を酸素で満たして全身に送り届け、
身体の修復を試みていることを意味しています。

特に仰向けになって横になり、
腹式呼吸を行うことによって、

リンパの流れも改善され、
身体の免疫力が高くなるという点については、
これまでも何度となくお伝えしたとおりです。

また、立位や座位であっても、
その状態で腹式呼吸ができるようになると、

空気を吐き切った瞬間に、
普段ではありえない力を発揮できるという実験結果もあります。

昔からいわれてきた「火事場の馬鹿力」のことです。

腹式呼吸と感情の関係

同じように、
どんな姿勢であれ、
腹式呼吸を意識して行うことで、

感情が穏やかになる…という実験結果もあります。

この「穏やかになる」という感覚は、
とても不思議なものです。

よくいわれることとして、

感情にはポジティブなものと、
ネガティブなものがありますが、
※ニュートラルな状態は感情ではありません

感情体という微細身体(びさいしんたい)が、
物理的身体のすぐ外側にあるとする波動医学の世界では、

その感情体がポジティブになったり、
ネガティブになったりする…と表現しますが、

この腹式呼吸を意識的に行っていると、
変な例えなのですが、

その感情体が透明になる、
もしくは感情体が消える、
そんな感じがしてなりません。

つまり感情体という微細身体場は、
その人がネガティブになったときに、

その場を利用して激しく揺れ動いたり、
攻撃色をむきだしにするのです。

腹式呼吸とクラシカル・オステオパシィの相乗効果

かつて対面セッションでご提供していた、
クラシカル・オステオパシィでは、
面白い実験をお客様に楽しんでいただいていました。

頭蓋骨(とうがいこつ)施術の際に、
意識して腹式呼吸をしながら、
なりたい自分のビジョンを妄想していただくのです。

施術中のお客様は、
仰向けで横になっていただいていますので、
腹式呼吸への切り替えは簡単です。

するとオステオパシィの効果によって、
脳脊髄液(のうせきずいえき)の流れがスムーズになることが幸いし、

そのビジョンは無意識に刻みこまれます。

顕在意識の19倍のパワーを持つ無意識ですから、
施術後の身体はご自身の妄想に相応しい人やできごとを、

どんどん引き寄せはじめるのです。

本格的な瞑想は敷居が高いけれど

ポジティブなビジョンを、
無意識に刻みこむという意味では瞑想も有効です。

多くの著名人が瞑想をすすめたりしますし、
スポーツジムでも教えたりするようですが、

実際に本格的な瞑想を楽しめる人は、
ごくわずかです。

社会という名のノイズが、
雑念を次から次へと僕たちに送り届けるのですから、

それを振り払って瞑想を楽しむことは、
敷居が高いに決まっています。

ですが、

日頃から正しいウォーキングで脊椎が弛緩されていれば、
※脊椎が弛緩されていると脳脊髄液の流れが調和します

仰向けになって腹式呼吸をするだけで、
瞑想と同じ効果を得られます。

そんな意味では、
調和セラピーの観点における正しいウォーキングは、
幸運体質になるための最初の一歩といえます。

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この記事の書き手

光雨ゆうすけ

沖縄本島を拠点とする日本最南端のナチュロパス(ナチュラルセラピーの専門家)。調和セラピー光雨主宰として2004年より21年間務めた。現在は、シンガーソングライタ、エッセイスト、簡単ヴィーガン料理家として活動中。1959年、東京都品川区出身。料理と掃除、猫たちとのひとときを愛する、典型的な乙女座気質。

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