調和セラピー光雨のゆうすけです。
自律神経調和のカギは、
自分を大好きになること。
この投稿が、
あなたがあなたを大好きになるための、
ヒントとなりますように。
小さく生まれて大きく育つ猫たち
僕はこれまでに、
100匹以上の猫を保護して育て、
里親を探しました。
もっとも多かったときは18匹で、
そのときに保護していた猫は、
半分以上は赤ちゃんでした。
哺乳類脊椎動物の中で、
猫は突出して小さく生まれて大きく育ちます。
つまり生まれたての赤ちゃんが子猫に育ち、
子猫が成猫に育つというステージは、
その成長速度の違いから彼らとの接し方も、
まったく変わるわけです。
ヒトの母乳のタンパク質は5%ですが、
猫の母乳のそれは40%という事実が、
それを証明しており、
それだけアミノ酸スコアの高い食事が、
赤ちゃん猫には必要となります。
18匹の猫の中の10匹が赤ちゃん猫だった当時は、
アミノ酸スコアを調整することはもちろん、
食欲のない子は別皿を用意して、
ゆっくりと食べさせる環境を用意したりと、
朝晩2回の食事に、
毎回1時間以上をついやしました。
そしてある程度、赤ちゃん猫たちが成長すると、
元気な男の子から旅に出ました。
男の子猫はこうして、
遅かれ早かれ旅に出て外の世界の洗礼を受け、
女の子猫は家を守るように、
生まれ育った場所に根を下ろして、
その一生を過ごします。
不幸にして、
交通事故や病気で亡くなった子もいましたが、
里親さんがみつかって引き取られるなどして、
今では6匹の猫たちをお世話しています。
そしてそのうちの半分は、
僕の家の中でくらす家猫たちです。
家猫と通いの猫の違い
家猫と通いの猫のもっとも大きな違いは、
その免疫システムです。
どちらが優れているとかではなく、
家猫は「家」という環境に、
そして通いの猫は「家の外」という環境に、
身体が慣れ親しんでいるため、
たとえば彼らの食事の際、
家猫と通いの猫の食器を間違えてしまうと、
免疫システムが誤動作してしまいます。
ですからもっとも難しいケースは、
家猫としてくらしながら、
家の外にもでかける猫の場合。
彼らの特殊な免疫システムは、
そうではない他の猫たちにも影響をあたえるからです。
環境と接して学び毎日のくらしに活かす猫たち
家猫はともにくらすその家のヒトとの接し方を学び、
毎日のくらしに活かします。
ヒトによる猫のしつけは困難ですが、
彼らは自分で自らの居心地を学んでつくるのです。
わが家には、19歳、9歳、3歳の3匹家猫がいます。
全員が女の子です。
世間でよくいわれるように、
先住猫と新参猫の距離感はなかなか縮まりませんが、
幸いにもわが家の建物は細長く、
猫たちそれぞれのテリトリーをもうけることができたため、
猫たちの距離感も大きな問題にはなっていません。
一方、通いの猫たちは、
毎日の食事をあたえてもらってはいても、
ヒトが手をふれようとすれば逃げ、
よほどのことがないかぎりマッサージさえほどこせません。
数年前、通いの黒猫のユリ(女の子)が、
何かの溶剤をかぶってしまったのか、
全身の毛の8割がなくなりました。
肌はただれていなかったので、
溶剤の毒性はそこまでひどくはなかったようでした。
ただ、ユリは何匹も子猫を産んだ経験がありましたので、
身体も衰弱していることが心配でした。
事故当時のユリは4歳くらいでしたが、
赤ちゃん猫なみのアミノ酸スコアの高い食事に変えると、
2週間ほどで体毛は再生し、
きれいな黒猫にもどりました。
そのときのことがユリも忘れられないようで、
今でも当時あたえた補助食品をほしがるのですが、
ユリが朝晩の食事に遅刻しなかったときなど、
ごほうび感覚であたえたりしています。
家猫と生活音
家猫のはなしにもどります。
ご存知のとおり、
猫の聴力はずば抜けてよく、
その能力で天敵から身をまもるわけですが、
当然、保護したてのころは、
ともにくらすヒトの足音にもビクビクしていました。
ですがそんな生活音は、
やがてかれらの安らぎになります。
その音が聞こえるということは、
彼らがくらす安全な場所と食事が保証されているからです。
かつての光雨の店舗には、
今は僕の寝室と書斎、
そして最年少の家猫のナナコのケージがあって、
可能な限りケージから解放して、
ナナコは毎日を楽しんでいます。
わが家は全室がフローリングですので、
ルームシューズを履いて歩けば、
けっこうな音になりますから、
聴力のすぐれた彼らには、
本来は大きなストレスになるはず。
ですがナナコにせよ、
ほかの先住猫たちにせよ、
ともにくらすヒトの足音を記憶しており、
彼らにとってそんな生活音は、
ときには子守歌のように聞こえているようです。
また、嗅覚もすぐれた彼らは、
生活音だけでなく、
洗面所や手洗いからは人間の体臭も感じます。
仲のよい猫同士が、
たがいのおしりの臭いを確認するように、
ともにくらすヒトの体臭を感じることは、
家猫たちにとって、
なによりの安心感となるのでしょう。
野性的といえば、野性的な感覚そのものですが、
本質的といえば、まさに本質的です。
彼らの聴覚や臭覚を含む五感のすべては、
毎日のくらしに適合した、
ちょうどよいフィルターを、
みずからつくりだすのでしょうね。
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