てのひらの感覚と連動する視覚と聴覚/加工食品全般につかわれる不自然な容器たち/食事の際のうつわとは単なるいれものか

生活/仕事の知恵

調和セラピー光雨のゆうすけです。

自律神経調和のカギは、
自分を大好きになること。

この投稿が、
あなたがあなたを大好きになるための、
ヒントとなりますように。

カップヌードルの器の強烈な違和感

日清食品がカップヌードルを発表したのは、
僕が12歳のとき(1971年)でしたが、

わが家の食卓に、はじめてそれがのぼったのは、
6年後の僕が大学に入った年でした。

新しいもの好きの母親が、
久しぶりに下宿から実家に戻った僕を、
カップヌードルでもてなしたのですが、

そこで、ある事件が起こりました。

僕はその容器をさわるやいなや気分が悪くなり、
一口も食べることができなかったのです。

カップの中の麺にも、
食べ物とは思えない気持ち悪さを感じました。

おそらく、
その不自然な器のてのひらの感触の悪さが、
拍車をかけたのでしょう。

ですから今でも、
そうした容器には少なからず反応します。

生命の生存に不可欠な触覚

触覚とは感覚神経を介(かい)して、
体表への刺激や振動、温度などを察知する感覚です。

いわゆる五感の中のひとつであり、
もっとも原始的な感覚といわれており、
生命の生存に不可欠なものです。

ご存じのとおり、

発泡スチロールやコーティングペーパー、
アルミニウムなどをつかった器は、
加工食品全般に多用されていますよね。

単なるうつわだと自分にいいきかせても、
僕の感覚が納得しないのは、
それが生存を左右する原始感覚だからなのでしょう。

あの日のカップヌードルのトラウマから、
40年以上経過した今、

スーパーマーケットの食品売場で副業をする僕ですから、
お客様を売場にご案内したり、
そうした加工食品を手に取って説明することも度々。

救いなのは、
たとえばカップ麺の場合、
容器の外側をシュリンク包装していますので、

発泡スチロールやコーティングペーパーに、
直接触れずにすむことです。

おそらくそのおかげで、
仕事中に鳥肌を立てることなくいられるのでしょう。笑

納豆の容器を移し替えることで得られる幸福感

納豆は手軽で優秀な発酵食品ですが、
市販されるほぼ100%の納豆が、
発泡スチロールの容器入りです。

その販売されている、
発泡スチロール容器のままたべることも、
もちろん可能なのですが、

お気に入りの陶器に移して食べると、
そのままたべるよりも何倍もおいしくなります。

食後に洗う手間のふえることを理由に、
好まれない方も多いかもしれませんが、

いつもの納豆が各段(かくだん)においしくなる理由は、
視覚と聴覚が満足するからのようです。

殺風景(さっぷうけい)な発泡スチロール容器より、
お気に入りの陶器に入った納豆の方が、
見た目もはるかに美しいですし、

陶器の中で納豆をまぜるときの、
器に箸(はし)のあたる音まで楽しめます。

実際、納豆はまぜるほどおいしくなりますので、

豊かな音を聴きながらまぜるひとときは、
とてもしあわせなものです。

食べることは生きること

毎日の食は、生命の生涯の質を左右します。

その食材が高級かどうかではなく、
食べることが楽しめるかどうかです。

簡単に済まそうと思えば、
いくらでも簡単にできるという昨今の食事情は、

限られた時間で多くのことをせねばならない僕たちには、
好都合なのかもしれません。

ですがそれによって、
満足感も充実感も中途半端なのだとしたら、

もっと自分を大切にすべきではないでしょうか。

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この記事の書き手

ゆうすけ

自律神経の調和と自己肯定感アップを、全力でサポートするナチュロパス(自然療法家)。シンガーソングライタ、エッセイストとしても活動。世界特許の安全装置を開発したロボットエンジニアだったが、右目の故障から37歳でリタイアし、41歳の冬に沖縄へと移住。自らのパニック障害克服を通じて自然由来の代替セラピーを極めると決意し、その先進国イギリスとオーストラリアへの3回の留学を含む、多岐に渡る学びと臨床から生まれた心身に優しい独自の「調和セラピー」によって、利用者の自律神経系諸問題を根底から解決し、自己肯定感を最大限まで高めることをミッションとする。2009年の初著出版後、エコロジカルな生活に目覚め、ヴィーガン(純菜食者)となる。1959年、東京都品川区出生。料理と掃除、猫とのひとときを愛する、典型的な乙女座気質。

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