【毎日が奇蹟】手書きの文字とコンプレックス/18年前の僕の切望をとどけた万年筆/苦手意識を克服するためのシンプルなアプローチとは

手書きの文字とコンプレックス 毎日が奇蹟

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自分のサインに桁外れのストレスを感じていた僕

僕は「手書きの文字」に、
コンプレックスがありました。

いいかえるなら、
文字を「書く」こと自体が苦手で、

ですから、2009年に初著を出版したときや、
もう少し遡って、歌手時代にCDを手売りしていたころ、

本やCDをご購入されたお客様の、
サインをしてほしいとのご要望に、

自分の名前を書くだけのことなのですが、
桁外れのストレスを感じていました。

僕の母方の家系は、
そろいもそろって達筆の人ばかりで、

小さな頃から彼らの書いた字を観て育った僕は、
自分の字のいびつさに毎日へこんでいました。

ところが、そんな当時の僕が、
こともあろうに硬筆書道の選手に選ばれたのです。

小学3年生の秋でした。

ですからその年の秋は、
学校に通うことが苦痛でした。

それから半世紀が経ち、

僕も成長し状況も変わりはしたものの、
文字を手書きすることは、
今でも得意ではありません。

実際、日々の調和セラピーで、
お客様にお出しする処方箋を手書きしますが、

少し前までの僕は、
その処方箋の名前欄に、
ペンを持っていくだけで緊張を感じたのです。

手書きを嫌っていた僕が万年筆を買っていた

そんな僕のことを知ってか知らずか、

数カ月前、古い万年筆が、
これまた古いペンケースから出てきました。

僕の記憶が確かなら、
光雨を開設した2004年に、

那覇の文具店で購入した万年筆です。

書くことに大きなコンプレックスを感じる僕が、
なぜ万年筆を買おうと思ったのか不明でしたが、

ペン先は錆びておらず、
ペン自体も綺麗な状態でした。

ちなみに、

しばらく使っていなかった万年筆は、
インクが固まって使えなかったりします。

そんなときはペン先を水の中に一晩浸けてけておくと、

固まったインクがゆっくりと溶け、
また使えるようになります。

実際にやってみたところ、
固まっていた古いインクはきれいになくなったので、
文具店で新しいインク・カートリッジを購入し、

万年筆に取り付けてみたところ、
ちゃんと使えました。

水性ボールペンばかり使っていた僕の右手が、

万年筆の独特な書き心地に、
驚いている様子、興奮気味な様子が、

ひしひしと伝わってきました。

苦手意識の克服は苦手と向き合うことだけ

そして、万年筆と同じ場所で見つけた古いノートに、
思いつくことを書き出してみました。

誰かに見せるものではありませんので、
何を書いてもいいはずです。

古い万年筆と古いノートを使って、
色々なことを、
色々な気持ちを携えながら書き出しました。

そして大切なことに気づいたのです。

僕のように、
もし「書くこと」が苦手であるのなら、

それは「書くこと」によってのみ克服されるということ。

これはきっと鉄則であり、
法則でもあり、
このシンプルなアプローチ以外に、
その壁を打ち崩す方法はなさそう…。

そう思えるくらい、
自身の内面が洗い流される感覚がありました。

そして、

まさにその事実を体感している僕が、
そのときそこにいたのです。

今日、63歳を迎えました。

この万年筆を買った当時45歳だった僕は、
手書きの文字へのコンプレックスを、
どうしても克服したかったのでしょう。

18年前の自分に感謝している63歳の僕が、
今ここにいます。