猫のことば/愛と信頼は全ての動物の非言語コミュニケーションの根幹となる

猫のことば

ひかりあめの暢弘です。
当サイトへのご訪問、感謝します。

人間と猫のコミュニケーション


わが家には、家の中で暮らす猫が3匹います。

全員が女の子で、
16年前から一緒に暮らす最年長のチアと、

彼女と暮らすようになって10年後に仲間入りした、
双子猫のポンとポコの3匹です。

その他にも、朝と晩に食事に通ってくる
野良の子が十数匹いて、

授乳中のお母さん猫と、
独り立ちできない赤ちゃん猫たちに、
食事と寝床を提供しています。

それぞれ、体質や健康状態が異なりますので、
食事の質も調整していますので、

なかなか、この扶養猫たちの世話は一筋縄ではいきませんし、
食事代も相当な額になります。

ですが、彼らを通して得られる学びも多く、
疲れきったときの僕を、
その存在だけで癒してくれるのも彼らです。

そんな、大勢の猫たちと、
生活を共にするようになったきっかけは、

今日の投稿の話題となる、最年長のチアでした。

チアとの出会い


さかのぼること16年前、

チアは、次女の通っていた高校の裏山に
捨てられていたところを担任教師に拾われ、
わが家に辿り着きました。

生後10日前後の、
まだ開眼さえしていない赤ちゃんで、

足腰もしっかりしておらず、
低体温状態にも陥っていました。

お湯を張ったタッパーをタオルでくるみ、
その上で寝かせると、

幸せそうにスヤスヤと眠りました。

猫用のミルクを哺乳瓶で元気良く飲み始めたとき、
そして、立派な大便をしたときには、

心底嬉しくて涙が出ました。

僕がミルクをあげているときに開眼した彼女は、
その日以来、僕のことを、
親だと確信して生きている気がします。

僕も、彼女を実の娘のように思っていますから、
この関係は本物でしょう。

あれから16年が経過し、
特に外出したがらなかった彼女は、
家猫として育ちました。

前述のとおり、彼女は外出しませんので、
毎日出会うのは人間ばかり。

ときおり、動物病院で出会う他の動物たちに対して、
怪訝(けげん)な反応をします。

誰?アナタたち?…って、感じです。

つまり彼女は、
自分のことを猫と思っていないようなのです。

そして、最も不思議な点は、

親猫不在で育ったという背景を持ちながら、
彼女は立派な猫語をしゃべるのですが、

僕に話しかけるときだけは様子が違います。

もしかすると、

僕との日常のコミュニケーションを通して、
彼女が身に付けた人間のことばを、

ネコの声帯で発声しているのではないのかなと、
当時の僕は思いました。

実際にそうだとするなら、
説明のつくことがあったのです。

それは、話し掛けてくる彼女に対して、
僕が猫のマネをして返答するより、

普段通りに人間のことばで応えた方が、
チアは納得の表情を浮かべる点でした。

これは、僕が猫語を喋れるようになったのではなく、
彼女が人間のことばを手に入れたのだ!と、

当時の僕は、ある意味、
面白おかしくとらえていたのです。

生きよう!とするおもいが愛と信頼の原動力


それは、2009年、

僕にとって5回目の短期留学をすることになった際、
チアを動物病院に預けねばなりませんでした。

それは、彼女と暮らすようになって、
はじめての長い旅でした。

当時のチアは、4歳でした。

飼い主の臭いのついたシャツを
ゲージの中に入れておくと良いとの
獣医のアドバイスに従い、

僕が頻繁に袖を通していたトレーナーを
ゲージの中の彼女に託して旅立ちました。

滞在先の英国では、
慣れない英語のコミュニケーションに疲弊しましたが、

チアが人間と遣り取りできるのだから
僕だって英国人と話しができる!と、
言い聞かせて過ごした数週間でした。

興味深かったのは、
そんなふうに腹をくくった翌日から、
英語の夢をみるようになったことでした。

それは僕の潜在意識が、
顕在意識の向かおうとする方向を、
受け容れた証拠ともいえます。

そうして身についた僕の英語力は、
まさにサバイバル・イングリッシュでした。

おそらくチアのコミュニケーション力も、
彼女にとって必要不可欠な環境の中で磨かれたはずです。

つまり人間も猫も、おそらく他の動物たちも、
きちんと生きよう!と決心することが、
他者とのコミュニケーションへのドアを開く
のです。

チアの場合は、非言語コミュニケーションとして、
僕の目を見つめて話す手法を通して、

そして僕の場合は、
見知らぬ土地で、そして慣れぬ英語で、
必要な知識を得るための試行錯誤を通してです。

僕たちに共通していたのは、

コミュニケーションの相手に、
愛をもって接し、結果として信頼できる関係になったことが、

必要なコミュニケーション力を
手に入れるにいたった…ということだったのでしょう。

ただいま…と声をかける前に


英国から帰国し、

チアを迎えに動物病院へ行くと、
彼女は僕のトレーナーを抱きしめて眠っていました。

それはまるで、
泣き疲れて眠った子供のようでした。

僕が「ただいま」と声をかける前に、
チアは僕に気付いて、
ゲージの中から最大限の喜びをアピールしました。

くしゃくしゃでヨレヨレになったトレーナーが、
チアの数週間を物語っていました。

彼女にとって、その寂しさは、
数週間どころではなかったのでしょう。

チアのその姿をみてから、
僕の日常から出張や旅行は消え去りました。

そばにいることで、
かけがえのない生命が幸せに過ごせるのですから、
後悔はありません。

もちろん、人生という僕の壮大な旅と、
大勢の猫たちとの賑やかな日常は、

今日も続いています。
もちろん、明日も明後日も。


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この記事の書き手

齋藤 暢弘(さいとう のぶひろ)
調和療法のひかりあめ代表。自律神経専門ナチュロパス。国際特許技術を開発したロボットエンジニアだったが、不思議な縁に導かれ沖縄に辿り着く。移住後、自らのパニック障害克服を通じ、自然療法を極めると決意。薬に一切頼らぬ、安全な七つの代替自然療法を融合させた独自の調和療法で、完治と快癒を常に目指す風変わりな治療家。※もっと詳しく

齋藤暢弘

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