沖縄在住の光雨ゆうすけです😊
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ロボット開発歴15年
心理カウンセラー歴21年の経験を活かし
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治癒を方向付けする「思考」という名のリーダーシップ
思考の働きだけで、
病気の経過は変わります。
有名なプラセボ効果は、まさにそれで、
偽薬効果などとも呼ばれていますが、
薬の効果に対する期待が、
実際に症状を軽減させてしまうものです。
ちなみにプラセボとは、ラテン語で、
「わたしは喜ぶだろう」という意味だとか。
最近の研究によると、
潰瘍の出血に苦しんでいるグループに対して、
潰瘍のケアに効果があって、
広く使われいる薬だと説明され、
与えられた薬を服用した患者は、
その70%以上が好転したのに対し、
同じ薬を、これはまだ実験的なもので、
効き目もはっきりしていないと説明され、
それを服用した患者は、
25%しか効き目をみせませんでした。
ちなみに、このとき双方に与えられた薬は、
無害な色素を着色された糖分錠剤でした。
これまでプラセボ効果は、
多かれ少なかれ患者を騙(だま)すことによって、
あるいは、患者が自分自身を騙すことによって、
本当の治療に代わるものとして考えられてきました。
つまり医師側は、
プラセボ効果を認めてはいましたが、
興味深い心理作用ぐらいにしか、
とらえていなかったのです。
しかし、最近では、
プラセボが身体に自然治癒を引き起こすことが、
数多くの実験によって知られています。
将来的によく考えてみれば、
プラセボこそ、すべてに勝る薬剤なのかもしれません。
いいかえるなら、
プラセボとは、治療作用が起こるように、
心が自分自身に与える許可なのかもしれません。
最近では、癌を含む難しい器官疾患のケアに、
プラセボを検討している研究者たちも、
数多くいるようです。
方向付けされた信念は薬物療法の常識さえくつがえす
自身の膠原病を克服した、
国際的ジャーナリストのノーマン・カズンズ氏は、
その著書で「プラセボの可能性」を社会に喚起しました。
プラセボとは、薬というよりは、
むしろプロセスだ。患者の内にすむ医者である。
プラセボは、神経伝達物質の放出を通じて働きます。
つまり、実際には、
プラセボ自体が働いているのではなく、
患者の思考がプラセボを発動させるのです。
先の潰瘍の研究においては、
この薬は間違いなく効く!という患者の信念ゆえに、
出血が止まったのであり、
信念が弱ければ、
それだけ治療効果も弱かったことを証明しました。
プラセボ効果は、このように絶大で、
ある別の研究では、
吐き気を抑える薬だとしてプラセボ薬を与えたところ、
その吐き気は止んでしまったのですが、
実際には、吐き気をもよおす薬でした。
信念が一定の方向付けをされるとき、
薬効が強められるどころか、
全く反対の薬効すら生じさせることさえ可能なのです。
思考が治癒的効力をもつには、
ある期間以上、その思いを疑うことなく抱き続け、
心から信じている状態を保つ必要がありますが、
それはネガティブさや緊張とは無縁の、
心地よく信じつづけられることが大切なのでしょう。
光雨は、自律神経専門のナチュラルセラピーをご提供する、
一風かわったスタンスの施設ですが、
そのすべてのセラピーは、
薬物とは無縁です。
思考パターンや心の状態が、
これほど重要なのですから、
薬物療法よりも心理的なリーダーシップの方が、
どれだけ助けになることなのか、
僕はその答えを信じつづけているから、
この仕事をつづけているのです。