プラセボ/思考の発動させる偽薬効果の可能性と将来性/心の与えた許可を受け取る身体の仕組み

偽薬というプロセス

調和セラピー光雨の「ゆうすけ」です。

自律神経調和のカギは、
自分を大好きになること。

この投稿が、
あなたがあなたを大好きになるための、
ヒントとなりますように。

治癒を方向付けする「思考」という名のリーダーシップ

思考の働きだけで、
病気の経過は変わります。

有名なプラセボ効果は、まさにそれで、
偽薬効果などとも呼ばれていますが、

薬の効果に対する期待が、
実際に症状を軽減させてしまうものです。

ちなみにプラセボとは、ラテン語で、
「わたしは喜ぶだろう」という意味だとか。

最近の研究によると、
潰瘍の出血に苦しんでいるグループに対して、

潰瘍治療に効果があって、
広く使われいる薬だと説明され、

与えられた薬を服用した患者は、
その70%以上が好転したのに対し、

同じ薬を、これはまだ実験的なもので、
効き目もはっきりしていないと説明され、

それを服用した患者は、
25%しか効き目をみせませんでした。

ちなみに、このとき双方に与えられた薬は、
無害な色素を着色された糖分錠剤でした。

これまでプラセボ効果は、
多かれ少なかれ患者を騙(だま)すことによって、

あるいは、患者が自分自身を騙すことによって、
本当の治療に代わるものとして考えられて来ました。

つまり医師側は、
プラセボ効果を認めてはいましたが、

興味深い心理作用ぐらいにしか、
とらえていなかったのです。

しかし最近では、

プラセボが身体に自然治癒を引き起こすことが、
数多くの実験によって知られています。

将来的に良く考えてみれば、
プラセボこそ、すべてに勝る薬剤なのかもしれません。

いいかえるなら、

プラセボとは、治療作用が起こるように、
心が自分自身に与える許可なのかもしれません。

最近では、癌を含む難しい器官疾患の治療に、
プラセボを検討している研究者たちも、
数多くいるようです。

方向付けされた信念は薬物療法の常識さえくつがえす

自身の膠原病を克服した、
国際的ジャーナリストのノーマン・カズンズ氏は、
その著書で、プラセボの可能性を社会に喚起しました。

プラセボとは、薬というよりは、
むしろプロセスだ。

患者の内に住む医者である。

プラセボは、神経伝達物質の放出を通じて働きます。

つまり、実際には、

プラセボ自体が働いているのではなく、
患者の思考がプラセボを発動させる
のです。

先の潰瘍の研究においては、
この薬は間違い無く効く!という患者の信念ゆえに、
出血が止まったのであり、

信念が弱ければ、
それだけ治療効果も弱かったことを証明しました。

プラセボ効果は、このように絶大で、
ある別の研究では、
吐き気を抑える薬だとしてプラセボ薬を与えたところ、

その吐き気は止んでしまったのですが、
実際には、吐き気をもよおす薬でした。

信念が一定の方向付けをされるとき、
薬効が強められるどころか、

全く反対の薬効すら生じさせることさえ可能なのです。

思考が治癒的効力を持つには、
ある期間以上、その思いを疑うことなく抱き続け、
心から信じている状態を保つ必要がありますが、

それはネガティブさや緊張とは無縁の、
心地よく信じ続けられることが大切なのでしょう。

光雨は、自律神経専門のナチュラルセラピーをご提供する、
一風かわったスタンスの施設ですが、

そのすべてのセラピーは、
薬物とは無縁です。

思考パターンや心の状態が、
これほど重要なのですから、

薬物療法よりも心理的なリーダーシップの方が、
どれだけ助けになることなのか、

僕はその答えを信じ続けているから、
この仕事を続けているのです。

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この記事の書き手

ゆうすけ

調和セラピー光雨代表。自律神経専門セラピスト。国際特許技術を開発したロボットエンジニアだったが、右目の故障から37歳でリタイアし、不思議な縁に導かれて沖縄に辿り着く。移住後、自らのパニック障害克服を通じ、自然由来の代替セラピーを極めると決意。薬に一切頼らぬ、安全な7つの代替ナチュラルセラピーを統合させた、独自の「調和セラピー」を提供する。

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