骨粗鬆症とタンパク質/乳製品を大量に摂取する国で骨粗鬆症罹患者が多い事実が意味するもの

摂り過ぎたタンパク質の行方/前編

調和セラピー光雨の「ゆうすけ」です。

自律神経調和のカギは、
自分を大好きになること。

この投稿が、
あなたがあなたを大好きになるための、
ヒントとなりますように。

脊椎動物にはタンパク質の貯蔵機能はないけれど

この日の投稿で、
タンパク質の過剰摂取の現状について
お話ししました。

意識してタンパク質を摂取しようとしなくても、
野菜や果物からだけでも、
僕たちは必要量をじゅうぶんに賄えるのです。

しかし、次のような話しを知っている人たちは、
タンパク質を余分に摂ってもいいじゃないかと反論します。

タンパク質が酵素や血球となり、
髪を育て、抗体をつくっている。

確かに、これは事実です。

しかしそれは、
一日の食事の締めるタンパク質の割合が、
5%程度で起こる生体反応であって、

それ以上に摂取したからといって、

酵素や血球がさらに充実したり、
髪がフサフサになったり、
風邪をひき難くなったりはしません。

身体には、残念ながらタンパク質の貯蔵機能はなく、
余分に摂取したそれらは問題を引き起こしますが、

この点について、
タンパク質のプロパガンダ源である資本家たちは、
例外なく口を閉ざします。

彼らの知られたくない、
過剰タンパク質摂取のもたらす最も懸念される問題が、
あの骨粗鬆症なのです。

実際、統計調査によれば、
特に大量の乳製品を摂取する国である
アメリカやフィンランド、スウェーデン、イギリスなどで、
骨粗鬆症罹患者が抜きん出て多いという結論を出しています。

そのメカニズムは、こうです。

タンパク質は大きく分けて、
動物性と植物性が存在しますが、

同じタンパク質でも、
動物性タンパク質は体内で酸性になります。

酸性に傾くことを嫌う人体は、
何とか中和させようと努力するのですが、

その際、体内におけるアルカリ質のカルシウム源を、
消費するしか方法がなくなってしまいます。

僕たちの体内で、その機能を維持するために、
カルシウムを有する部分はふたつあって、
ひとつは血液、もうひとつは骨です。

しかし、血中のカルシウムは、
体内の様々な臓器の筋肉収縮制御や、

血液凝固、神経伝達といった、
生命に関わる大切な仕事をしているため、
こちらのカルシウムには手を出すことができません。

そこで、骨のカルシウムを消費し、
過剰摂取した動物性タンパク質の酸性要素と合成させ、
尿として排泄するしかなくなります。

アメリカの、ジョン・マクドゥーガル博士は、
彼の骨粗鬆症研究を、以下のように要約しました。

骨の強さを維持するために、
カルシウムバランスをプラスにしたいのなら、
食事を変えて、毎日食べるタンパク質の量を、あえて減らすことだ。
重要なのは、摂取するカルシウムの量ではない。

ちなみに、アフリカのバンツー族は、
日本の厚生労働省のすすめる量の3割しか、
カルシウムを摂取しません。

バンツー族の女性たちは、一生で平均9人の子供を産み、
ひとりにつき2年間母乳を与えますが、

授乳によるカルシウム不足が原因で骨を折る人もおらず、
歯を失う人もいません。

カルシウムと燐のバランスが骨の質を決める

骨粗鬆症の回避を目的に、
意識した食生活を送りたいのであれば、

カルシウムと燐のバランスに注意する必要があります。

カルシウムに対して、燐が半分の量までであれば、
カルシウムバランスはプラスに転じますが、

例えば、同量程度の燐を摂取してしまうと、
マイナスバランスになることがわかっています。

重要なのは、カルシウムの摂取量ではなく、
燐に対してカルシウムが少なければ、
骨からカルシウムが失われることはない
という事実です。

燐に対するカルシウム割合の少ない食品は、

悪い順に並べると、
レバー、鶏肉、牛肉、豚肉、魚となります。

ですからこれらは、食べれば食べるほど、
カルシウム不足になるのです。

一方、野菜や果物では、
燐に対するカルシウムの割合が高く、
カルシウムを体内に補給することができます。

レタスは、含有するカルシウム量自体は少ないのですが、
燐に対するカルシウムの割合が高く、

それはレバーの70倍にものぼるため、
カルシウムの補給を助けます。

しっかり野菜を取れば、
骨は丈夫になるのです。

象やゴリラは、立派な体格をしていますよね。
骨格も筋力も、申し分ありません。

彼らがもし、好んでステーキを食べ、
牛乳を飲んでいるのなら、
僕はこのブログを閉鎖するでしょう。

彼らは、植物性の栄養源だけで、
あの体格を維持し、力強く生きているのです。

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この記事の書き手

ゆうすけ

調和セラピー光雨代表。自律神経専門セラピスト。国際特許技術を開発したロボットエンジニアだったが、右目の故障から37歳でリタイアし、不思議な縁に導かれて沖縄に辿り着く。移住後、自らのパニック障害克服を通じ、自然由来の代替セラピーを極めると決意。薬に一切頼らぬ、安全な7つの代替ナチュラルセラピーを統合させた、独自の「調和セラピー」を提供する。

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