脳記憶と刺激/年齢を重ねた脳の興味深い反応/脳の萎縮(いしゅく)とものわすれの決定的なちがいとは

ホンモノの健康探訪

調和セラピー光雨のゆうすけです。

自律神経調和のカギは、
自分を大好きになること。

この投稿が、
あなたがあなたを大好きになるための、
ヒントとなりますように。

ものわすれが多くなったと嘆くまえに

突然ですが、
ものわすれは本当に、
老化現象のひとつなのでしょうか。

僕は63歳になりましたが、
周囲をみわたすと相当な若年世代でも、
自身のものわすれに気付いていたり、

なかには忘れたことを忘れている人まで見かけます。

実際、脳の萎縮(いしゅく)がはじまれば、
脳記憶は低下しますから、

ものわすれがはじまり、
若くして認知症に発展するケースも少なくありません。

気になる方は脳のMRIを撮影して、
脳の健康状態をチェックしていただくとして、

今日の投稿では、
そうした問題がなくても、

ものわすれをするということをお伝えします。

それをいいかえるなら、
健全なものわすれのメカニズムです。

脳記憶が完全だと生きていけないという事実

自動車の運転をしていると、
いろいろなものが目に入りますよね。

運転初心者のうちは、
そうした様々なものに反応して、
ブレーキを踏む回数も多くなりがちですが、

ドライブ歴が重なり運転に慣れてくると、
必要な問題にだけ対応できるようになります。

脳という臓器は、
五感からの情報をすべては受け付けません。

かりにそんなことをしていたら、
見るもの聞くもの触るもののすべてに反応してしまい、
生きることさえ困難になるからです。

そこで脳は、

五感刺激にフィルターをかける機能を、
生まれたときから備えており、

ある種の五感刺激は安全だと認識すると、
その刺激に対する反応の優先順位が落ち、
場合によっては反応をしなくなります。

つまり人生経験の短い若い人々は、
そのフィルターのデータがまだまだ不足しており、

見るもの聞くもの触るものの多くが、
新鮮な刺激となってしまうため、
五感刺激が脳までダイレクトに届いてしまいます。

一方、

年齢を重ねた脳は、
その人生で様々な経験をしてきましたから、

フィルターのデータが豊富なため、
いちいち脳まで五感刺激を届けません。

脳の萎縮とは無関係な、
健全なものわすれのメカニズムはこれであり、

五感刺激を俯瞰(ふかん)するような状態ですから、
脳記憶に結び付けて、
生活に役立てようとしないのです。

ところで、

脳の萎縮をともなう問題の場合ですが、
こちらのケースでは前述のとおり、
脳機能が低下するため、

わすれるというだけでなく、
五感刺激に対する反応に遅延(ちえん)がおこるだけでなく、
刺激に対する正常な反応さえ困難になり、

ともすればコミュニケーションが成立しなくなります。

脳の萎縮とものわすれには、
これだけ大きな違いがあるのです。

健全な脳の状態を保つために

まず、僕がそうしているように、
アウトプットのできている人々は、
興味深い情報を社会にシェアしようとしますので、

脳のフィルターとは別に、
自身の興味に関する情報をインプットする姿勢があります。

つまり、

インプットとアウトプットの調和した状態を維持することは、
健全な脳の状態を保つための大切な習慣
です。

また、脳細胞の細胞膜の原料となる油脂は、
普段の食事から摂取されますので、

良質な油の適切な摂取も大切になります。

市販の惣菜に使われている、
酸化した食用油が脳細胞を守るとは思えませんよね。

脳細胞の喜ぶ、
オメガ3油脂の摂取をおすすめします。

このパウダータイプのフレックスオイル(亜麻仁油)であれば、
適量を料理にふりかけていただくだけですので、

手軽ですし味も濃厚になって美味しいですよ。

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この記事の書き手

ゆうすけ

自律神経の調和と自己肯定感アップを、全力でサポートするナチュロパス(自然療法家)。シンガーソングライタ、エッセイストとしても活動。世界特許の安全装置を開発したロボットエンジニアだったが、右目の故障から37歳でリタイアし、41歳の冬に沖縄へと移住。自らのパニック障害克服を通じて自然由来の代替セラピーを極めると決意し、その先進国イギリスとオーストラリアへの3回の留学を含む、多岐に渡る学びと臨床から生まれた心身に優しい独自の「調和セラピー」によって、利用者の自律神経系諸問題を根底から解決し、自己肯定感を最大限まで高めることをミッションとする。2009年の初著出版後、エコロジカルな生活に目覚め、ヴィーガン(純菜食者)となる。1959年、東京都品川区出生。料理と掃除、猫とのひとときを愛する、典型的な乙女座気質。

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