ひかりあめの暢弘です。
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医療界だけでなく、精神世界でも活躍の場の広い、
インド系アメリカ人医師、ディーパック・チョップラ氏の、
彼の長年の臨床の中から、とても興味深い、
癌にまつわる実話をお届けします。
それは、黄疸で入院した、
ディアンジェロ夫人のお話しです。
63歳になるディアンジェロ夫人は、黄疸で入院しました。
ご存じのとおり黄疸は、
皮膚や眼球の白い部分が黄色くなる特徴的な病気で、
彼女の場合は、胆石が原因と思われたため、
手術が行われることになりました。
チョップラ医師が彼女の下腹部を開腹すると、
胆石ではなく、それは胆嚢癌だと判りました。
癌は既に腹部全体に広がっており、
肝臓まで及んでいたのです。
もはや、手術は不可能だったため、
それ以上の処置はせず、彼女の腹部は閉じられました。
手術後、彼女の娘さんに結果を伝えたところ、
娘さんは、その事実を母親が知ったら、
ショックですぐに死んでしまうだろうから、
彼女には病状を告げないで欲しいと、
チョップラ医師に懇願し、彼もそれを受け容れました。
約束通り、胆石の手術は成功したことにして、
彼女は退院となりましたが、
余命は2ヶ月程であろうと思われていました。
ところが、次に夫人が通院したのは、
何と8ヶ月後でした。
黄疸は無くなり、生き生きと健康そうな表情で、
医学的にも癌の痕跡は見つからなかったのです。
夫人は定期健診のため、その後も通院していますが、
病気は再発していません。
術後数回目の定期健診の際、
彼女はチョップラ医師にこういったそうです。
黄疸で入院したとき、
わたしはてっきり癌だと思っていました。
ですから、手術をして胆石だと判った時、
本当に安心したんです。
そして、2度と病気になるまいと、
そのとき決心しました。
これは、チョップラ医師が過去に遭遇した中で、
最も驚かされたケースだったそうです。
このプラシーボ効果をもたらしたのは、
薬ではなく手術でした。
まさに、奇蹟の手術だったのです。
医学的には、まったく無意味な手術でしたが、
ディアンジェロ夫人を完全治癒に導く、
きっかけを作ったのです。
まさに、彼女の思いが、
彼女を生かしたのです。