【毎日が奇蹟】妖精に会いたい/異次元異空間の存在が3次元時空にあらわれる条件とは

妖精に会いたい 毎日が奇蹟

沖縄在住の光雨ゆうすけです😊
保護猫たちと暮らす
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楽しい美味しい純菜食で
健康と寄り添い

ロボット開発歴15年
心理カウンセラー歴21年の経験を活かし
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そしてYouTubeに挑戦中です🔰

引越し間近の少女の訴え

わたしは妖精に会えますか?

調和カウンセリングを受診された、
当時小学1年生だった女の子は、そう訴えました。

その女の子は、数週間後に引越しが迫っており、
転居に向けた具体的な不安を、
聞き取っていたときのことでした。

彼女にとって人生初の転校ですから、
不安も楽しみも交叉した、
複雑な心境を察することができます。

ところが、そんな彼女が、
一番知りたいことは、

どうして自分は、
妖精に会えないのか…という疑問でした。

雑木林で出会った少年と栗色のたてがみの馬

僕は、小学2年生のときに、
不思議な体験をしています。

学校帰りに、通学路脇の深い雑木林の中で、
大きな瞳の印象的な、
小柄な少年に出会いました。

当時の友達だったT君に似ていたので、
彼の弟だと勝手に思い込み、
僕は彼と一緒に遊びはじめたのです。

彼はランニングシャツを着て、
肌は良く焼け、

細い手足と小柄な身体が
ミスマッチな可愛さを醸し出していました。

そして無口で、
何もしゃべりませんでしたが、
僕も無口な子でしたので、
何も気になりませんでした。

遊んでいるなかで僕はなぜか、
「馬に乗りたいなあ」と口走りました。

確かに僕は馬が好きでしたが、のったことはおろか、
それまで見たこともなかったのに、

心の奥に仕舞い込んでいた何かを、
彼に見せたくなったようなのです。

すると無口だった彼が、
はじめて口を開きました。

いいよ、のろう。

次の瞬間、僕たちは歩く馬の上にいました。

目線が急に高くなり、
目の前に栗色の鬣(たてがみ)があらわれたのです。

それが子馬ではなく、立派な成馬だとわかったのは、

大きさもさることながら、
ゴツゴツした頼もしい背骨の感触が、
まさに大人の雰囲気だったからです。

その馬は、複雑に入り組んだ木立の間を、
器用に潜り抜けながら、
雑木林の最も深い部分まで僕たちを連れてゆきました。

雲の上にいるような幸せな時間が過ぎ、
気が付くと、雑木林を抜けた先の草むらで、
うつ伏せになって僕は眠っていました。

馬も、T君の弟も、見当たりませんでした。

見ず知らずの少年と、
馬に乗って遊んだこの記憶は、

少し大人になってから、
不思議なことだらけだったと気づきましたが、

そのまま僕の中で、
30年間、大切に仕舞い込むことになりました。

ガジュマルの精霊とその仲間たち

40歳の時、僕は沖縄に移住し、
牧志公設市場近くの居酒屋のお手伝いを始めたのですが、
そこの店主のオバアにこのことを話すと、

彼女は僕に「それはブナガヤだ」と教えてくれました。

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彼女のご主人は、すでに他界されていましたが、
山原(やんばる)の喜如嘉(きじょか)では有名な、
ブナガヤの専門家だったそうです。

ブナガヤは、ガジュマルの木の精霊といわれていますが、

僕が幼少期を過ごした埼玉の田舎町にも、
当時は同じ仲間が暮らしていたようです。

その後、ブナガヤに関する本を何冊か読みましたが、

T君の弟に見えたその少年が、
雑木林の精霊だったとすれば、
僕の記憶は矛盾しません。

土地開発や区画整理がすすみ、
その精霊と出会った雑木林は、
今はショッピングモールになっています。

近い将来、自分の雑木林が、
なくなることを知っていた彼は、
気の合う仲間と遊びたかったのでしょう。

妖精たちがその姿をみせるとき

どうして自分は、妖精に会えないのか…。

この疑問を、引越し間近の少女に投げかけられたとき、
僕は自分のこの体験が一瞬にして蘇りました。

そして淀みなく、
彼女への答えが口から出てきました。

妖精は必ずいるんだけど、
いつも目に見える存在ではなくて、

聞こえるだけの存在だったり、
香りだけの存在だったり、
手に触れて感じることだけのできる存在だったりと、

色々な方法で君の前にあらわれるんだ。

だから、いつも五感を澄まして、
植物や動物と接してごらん。

自分を受け容れてもらえることが、
大切にしてもらえることがわかると、

妖精たちは必ず挨拶にくるよ。

それはまるで、大人になったT君の弟が、
僕の身体をつかって、
女の子にアドバイスしたようでした。