【毎日が奇蹟】床屋の語源/髪を切るという意味をまったく感じない「床」に秘めた謎/マッサージや耳掃除をしてくれる街のリラクゼーション施設だった

毎日が奇蹟

沖縄在住の光雨ゆうすけです😊
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髪を切る意味を見出せない言葉

僕は二カ月に一度くらいの頻度で床屋に行きます。

二カ月に一度なので、
年金受給日と合致することに気付き、
そのタイミングで床屋に行くことにしていました。

ところが、

前回の受給日前後に、
右足の治療に費用がかさんでしまい、
床屋に行きそびれたのです。

そこで今日(10月21日)
床屋に行こうと決心し、
朝から色々と準備をしていました。

そのとき、ふと、
床屋の言葉の意味に矛盾を感じたのです。

床屋という文字に、
髪を切るイメージが浮かばなかったからです。

そこで色々と調べました。

その起源は江戸時代

まず、もっとも引っかかる「床」の文字です。

これは「床の間」や「座敷」などと同じで、
場所を意味していたようです。

江戸時代以前、
美容室や理髪店のような店構えではなくて、
髪結いや髪剃りをするための畳を敷いた座敷(=床)で、
客を迎えていたようです。

そのため「髪を整えることをする」という意味を背負い、
床屋と呼ばれるようになったようです。

つまり「床屋」の床は、
「理容をする座敷」ということなんですね。

江戸時代の「床屋」は、
髪を剃る・結うだけじゃなく、

肩たたきや耳掃除、マッサージなんかもしてくれる、
街のリラクゼーション屋みたいな存在だったようです。

床屋という文字には、
昔の生活文化の名残が詰まっているんですね。

言葉の変遷にみる時代や背景

江戸時代

当時は「髪結い」が中心でした。

男性は月代(さかやき)を剃り、
ちょんまげを整える。

女性は結髪(けっぱつ)といって、
複雑な髪型を結う。

店は畳を敷いた小さな座敷=で行うから、
「髪結い床」「髪結い処」「床屋」と呼ばれるようになりました。

床屋さんは町の情報通でもあり、
「うわさ話の発信地」でもあったようです。

江戸では「三日行かぬと浦島太郎」とまでいわれたとか。

明治時代

明治維新で西洋文化が入ってくると、
ちょんまげ文化が終わり、
短髪が流行しました。

「髪を結う」ではなく、
「髪を切る」時代になり、

「散髪」という言葉が登場しました。

「散髪」は「髪を散らす=短くする」の意味だそうです。

このころに「散髪屋」「理髪店」という呼び名が広まり、
「理髪」は中国語の影響で、
「理=整える」という意味です。

大正時代~昭和初期

西洋風の「理髪店」という言葉が、
行政や公文書でつかわれ始めました。

でも、庶民のあいだでは親しみを込めて、
「床屋」が圧倒的に多い。

そのため店の看板も、
「理髪店」と「床屋」が入り混じる時代でした。

ちなみに、あの、
赤・白・青のクルクル回るサインポールは、
この頃に登場したようです。

赤は動脈、青は静脈、
白は包帯を意味していて、
ヨーロッパの理髪師=外科医由来の名残りだとか。

昭和後期から平成

1960年代以降、
「理容」と「美容」が法律で区別されました。

理容は主に男性向けで、顔そりOK。

美容は主に女性向けで、顔そりNGでした。

公的には「理容店」「理容室」が正しい呼称なのですが、
庶民のあいだでは、依然として「床屋」が根強かったようです。

そして現在

若い世代では「バーバー」「サロン」といった、
カタカナ系が主流になりました。

ただ、昔ながらの床屋さんも、
「昭和レトロ」や「癒やしの場」として見直されています。

とくに椅子の座り心地や、
顔そりの時間が贅沢だと、

人気は再燃しているようです。

床屋の粋

こうして見ると、
「床屋」という言葉は、

ただの古い呼び名ではなく、
江戸の情緒や人との触れ合いを残す、
粋な言葉なんですね。

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