フラワーレメディの深いお話し④

フラワーレメディの深いお話し④

ひかりあめの暢弘です。
当サイトへのご訪問、感謝します。

12の基本タイプに加え、心の癖を改善させる、
7種の新しいレメディを完成させたエドワード・バッチは、

この療法利用者のための冊子も、
三度刷新する必要があったようです。

レメディを服用するには
コップ一杯の水を用意し、

その中に、薬局で入手した小瓶から、
必要なハーブを3から4滴加え、
良く掻き回して下さい。

古くなったら捨て、
また新たに作り直して下さい。

しばらくの間、保存させたい場合は、
ティースプーン2杯の
ブランデーを加えて下さい。

読んでみるとわかりますが、今回の説明の中には、
調合ボトルのための薬剤瓶の記述はありません。

日本語訳だけを読むと、
コップでの服用を勧めているようにも見えますが、

原文を併読すると、
「コップを使う」というよりは、

調合用のサイズとして
a cupful を明示しているのがわかります。

であるとすれば、
このサイズは8オンスにあたり、

それは、初期の冊子で説明した内容と同じ量です。

また、この冊子における、これらの記述の後には、
一回の服用に関して a teaspoonful という単語を
見つけることができます。

調合サイズの8オンスに対して、
一回の服用が a teaspoonful の意味する1/6オンスなら、

全体が約2週間分のエッセンスである
という計算になります。

この点も、初期の冊子と同じですが、
最初の版では、調合ボトルという発想はありませんでしたから、

同じ意味合いであるとはいえません。

また、第2版までは書かれていなかった、
保存のための記述が、ついに登場しましたが、

全量に対するブランデーの添加量が少ないのは、
緯度の高い英国ならではといえるでしょう。

僕の住む沖縄では、
こんな微量なブランデーでは、
エッセンスは、すぐに腐敗してしまいます。

また、この第3版における処方説明の中では、
子供の場合、成人の場合のような、

使用制限とも読み取れる、
そんな表記が別に書かれています。

子供の場合、服用には卵さじ一杯分、
成人の場合は茶さじ一杯分を、
一回の服用分として処方して下さい。

まるで、一般の薬剤と同じように、
大人と子供で、一回量の指示が異なっていますね。

ちなみに、卵さじとは、
ゆで卵を食べるのに便利な、
柄が短く、先端の少し尖った形をした、
茶さじより小柄なスプーンのようです。

ですがこの表記は、この第3版のみの特徴であり、
最終版では見当たりません。

さらには、重症の場合、慢性的問題の場合、
また、意識を失っている場合などについても
具体的な処方例が示されており、

臨床数の増加とともに、エドワード・バッチ自身も
試行錯誤していたことがわかります。

極めて絶望的な場合には、
15分ごとに処方をすると良いでしょう。

重症の場合は1時間ごと、
長く患っている病気については、
1日中、2~3時間ごとに処方して下さい。

いずれも、興味深い表記ばかりです。

セカンド・ナインティーンの発見に至る前の、
いわば、全レメディ開発の丁度折り返し地点にいた彼の、
興奮を感じるのは僕だけでしょうか。

この冊子の出版された翌年は、
彼にとって最も過酷な一年となりました。

彼の作り出した
新しい自然療法のアウトラインが、

明確になればなるほど、
英国医師会との衝突も激しくなり、

さらには、自らの健康状態の
悪化についても察していた彼は、

最後のシリーズの完成に費やせる時間が、
殆ど残っていないことを知っていたからです。

第五話(最終話)へと続く…。

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この記事の書き手

齋藤 暢弘(さいとう のぶひろ)
調和療法のひかりあめ代表。自律神経専門ナチュロパス。国際特許技術を開発したロボットエンジニアだったが、不思議な縁に導かれ沖縄に辿り着く。移住後、自らのパニック障害克服を通じ、自然療法を極めると決意。薬に一切頼らぬ、安全な七つの代替自然療法を融合させた独自の調和療法で、完治と快癒を常に目指す風変わりな治療家。※もっと詳しく

齋藤暢弘

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