調和セラピー光雨のゆうすけです。
自律神経調和のカギは、
自分を大好きになること。
この投稿が、
あなたがあなたを大好きになるための、
ヒントとなりますように。
新型コロナの急激な感染拡大を受けて、
世間の除菌意識はピークに達しているでしょう。
今日の投稿は、そんな今だからこその、
警告でもあります。
戦後最大のアレルギー「花粉症」の登場とその背景
調べていて気付いたのですが、
日本で最初に花粉症患者が現れたのは、1963年のことで、
それ以降、年々増加の一途をたどっています。
また、機を同じくして激減したものがありました。
それは、結核や寄生虫の感染者です。
そして、まさに、
この時期に誕生したのが僕の世代です。
特に寄生虫に関しては、
1960年には10%に、
その5年後には5%を切ったという記録が残っています。
小学生時代、かなり頻繁に寄生虫検査をした記憶があり、
寄生反応のあった子供は、虫下しを飲まされました。
初期の虫下しは、不味(まず)いものでした。
そして、こんな時期に花粉症が現れ、
こうした感染症が減少するのと反比例する形で、
鼻炎、皮膚炎、気管支喘息などのアレルギー性疾患が、
特に1960年代後半から増加しました。
自慢にはなりませんが、
僕も上記の全症状を持っていました。
これは、一般の家庭において、
過剰な清潔さを求める意識が広がりはじめた時期でもあり、
新聞や週刊誌を愛読していた僕の母親も、
消毒用アルコールや逆性石鹸希釈液を浸したコットンを持ち歩き、
家族の衛生管理に、
異常なまでに目を光らせていました。
つまり、僕たちのような菌に弱い世代は、
衛生的過ぎる環境によって生み出されたのです。
ですが当時は、そんなことに誰も気付かず、
僕が体調を崩すような気配があれば、
母親は、さらにムキになって、
家中を掃除して歩いていました。
最も苦しかったのは喘息の発作でした。
僕に「アレルギー性気管支喘息」という病名が付く以前は、
気道の弛緩用吸入スプレーもありませんでしたので、
しかも、夜になると発作が始まるため、
夜明けまで一睡もできずに苦しんだ、
生々しい記憶がたくさんあります。
今は、食習慣の改善と水シャワーで、
僕自身はこれらのアレルギー疾患を克服できていますが、
過剰な除菌は免疫性リスクを伴うということを、
僕たちはしっかりと知らねばなりません。
生まれたての赤ちゃんの腸内に悪玉菌は存在しない
ここ数年の遺伝子研究の進展によって、
一人の人間の腸内細胞の組成パターンは、
生後一年で決まることが判ったそうです。
つまり赤ちゃんは、
生後の一年間を費やし母親と接する中で、
母親の持つ菌を体内に取り込み、
腸内環境をつくりあげるのです。
いいかえるならこの一年が、その子の生涯に渡る免疫力を、
高めるかどうかを握る期間となるのです。
実際、お母さんの胎内は無菌状態ですので、
生まれたての赤ちゃんに悪玉菌は存在しません。
乳幼児の腸内にはビフィズス菌などの善玉菌が殆どで、
大腸菌などの悪玉菌は、ほんの少しです。
その後、赤ちゃんは自分の周りにいる菌や、
母親の皮膚にいる常住菌などと接触し、
最終的には、母親の腸内細菌パターンと似ることになります。
実際、赤ちゃんは、
見たものを何でも舐めたり、口に入れたりします。
初めて子育てをする母親は、気が気ではないので、
赤ちゃんの周りを中心に、家中をせっせと磨くわけですが、
その際に、市販の除菌グッズを多用する母親も多いでしょう。
ですが、この時期の赤ちゃんは、
ほどよく放っておくほうが、
その子の将来の健康のためになるようです。
ちなみに、アトピー性皮膚炎を罹患(りかん)した乳幼児の便を調べると、
その40%の赤ちゃんの便に大腸菌が一匹もいなかったそうです。
生活環境の過剰な除菌は、
こんな結果を生むこともあるんですね。
また、この時期を過ぎてからは、
毎日の生活習慣によって、
組成パターンの枠内で腸内細菌を増やすことが必要になりますが、
大人になってからも、手遅れではありませんので、
手や顔、身体を洗い過ぎないようにし、
腸内の善玉菌が優勢な状態を保ちつつ、
日和見菌を含む腸内細菌の総量を増やすことが、
健康維持には大切なようです。
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