自分への褒美の背景/潜在的なストレスによって汚染される無意識/挑戦の繰り返しを楽しむことこそ人生

自芯の学び舎

調和セラピー光雨のゆうすけです。

自律神経調和のカギは、
自分を大好きになること。

この投稿が、
あなたがあなたを大好きになるための、
ヒントとなりますように。

産業革命の見せたつかのまの明るい未来

ご存知のとおり、
18世紀半ばから19世紀にかけて、

石炭利用によるエネルギー革命や、
それにともなう社会構造の変革が起こりました。

いわゆる産業革命です。

蒸気機関がそのころに発明されたわけですが、
当時のアナリストたちは、
ある予測を立てました。

それまで人間や家畜の力で行っていた作業を、
動力を持つ機械が行う時代がやってきた。

人間が肉体的な労働力を提供する時間は、
それまでの数パーセントまでに圧縮され、
われわれはクリエイティブな時間を楽しめるだろう。

未来への希望に、
胸を躍らせていたことがわかります。

この予測は単なる希望的観測などではなく、

当時の科学者や経済学者も参加して、
まじめに討議された内容だったのですが、

その後100年以上経った今も、
僕たちの労働時間は減ってはいません。

なぜでなのでしょう。

便利さの洗脳がつくりだした新たなニーズ

それは世界が、
新たなニーズをつくりだしてしまったからです。

それはまるで僕たち一般庶民が、
クリエイティブな時間を楽しめぬよう、
新しい筋書を整えてしまったかのようでした。

わかりやすい例がコンビニエンス・ストア(コンビニ)です。

その名のとおり、
確かに便利なサービスなのかもしれませんが、

本当に必要なものなかという質問に対して、
素直に認められない人も、
多いのではないでしょうか。

これだけ歴史が浅いにも関わらず、
コンビニ文化は世界中に定着しています。

マスコミによる便利さの洗脳によって、
少量多品種生産をよしとする風潮が、
あたりまえとなってしまったのです。

その結果、

僕たちは時間に追われる日々を送ることになり、
その反動で消費に熱心な人々も増えました。

クリエイティブとは縁遠い世界観のひとつが、
こうしてできあがったのです。

がんばる必要が他人のためになったとき

最近は小さな子供たちまでもが、
自分への褒美(ほうび)といいながら、
がんばっている自分のための消費を正当化させています。

この「がんばる」という単語は、
僕たちは両親や教師から、
さんざん浴びせられて育ちました。

そのため「がんばる」ことはあたりまえとなり、
縦社会の中で従順に労働力を提供するように育ち、

そのストレスを忘れるために、
自分への褒美が必要となってしまったのです。

自身の夢の実現のために、
「がんばる」ことはストレスにはなりません。

これは「がんばる」のではなくて、
「夢中になる」といいかえるべきでしょう。

ですが、

自分ではない誰かのために、
組織のために「がんばる」となると、
途端に潜在的なストレスとなり無意識を汚染することになります。

そのため、

そうしたストレスを発散させるために、
特別な消費が必要となり、

それを「自分への褒美」と、
見立てねばならなくなったのです。

問題はそれによって、
僕たちの無意識が卑屈(ひくつ)になってしまったことです。

ですが僕たちは、
ひとりの例外もなく素晴らしい存在であり、

誰もが自分の魂の欲する生き方に、
素直であるべきであり、

そんな生き方が身についていれば、
自分への褒美も、
不自然な消費も必要ありません。

誰かのためにがんばる必要などなく、
人生とは自分を中心とした挑戦の繰り返しであって、

結果ではなくそのプロセスを、
五感をつうじて楽しむためのものではないでしょうか。

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この記事の書き手

ゆうすけ

自律神経の調和と自己肯定感アップを、全力でサポートするナチュロパス(自然療法家)。シンガーソングライタ、エッセイストとしても活動。世界特許の安全装置を開発したロボットエンジニアだったが、右目の故障から37歳でリタイアし、41歳の冬に沖縄へと移住。自らのパニック障害克服を通じて自然由来の代替セラピーを極めると決意し、その先進国イギリスとオーストラリアへの3回の留学を含む、多岐に渡る学びと臨床から生まれた心身に優しい独自の「調和セラピー」によって、利用者の自律神経系諸問題を根底から解決し、自己肯定感を最大限まで高めることをミッションとする。2009年の初著出版後、エコロジカルな生活に目覚め、ヴィーガン(純菜食者)となる。1959年、東京都品川区出生。料理と掃除、猫とのひとときを愛する、典型的な乙女座気質。

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