40時間の停電/社会との縁があっけなく切れる瞬間/書斎の扇風機を愛しい存在にさせた台風6号体験

調和セラピー光雨の「ゆうすけ」です。

自律神経調和のカギは、
自分を大好きになること。

この投稿が、
あなたがあなたを大好きになるための、
ヒントとなりますように。

前代未聞の長時間停電生活

今回の台風6号では、
多くの沖縄県民が様々な経験をされたことでしょう。

僕たち家族は、
とんでもなく長時間の、
停電生活をおくることになりました。

40時間です。

この記事を書いている時点(8月4日正午過ぎ)では、
台風6号は、沖縄本島を東から西に横断して通過し、

風はまだ強いものの、
外出できなくもない状態まで天気はよくなりました。

ですが予報によると、

台風は進路を反転し、
再度沖縄本島に接近するらしく、
被害はさらに多くなりそうです。

わが家で起こった過去に例のない、
40時間の停電で体験したことを、
忘備録のつもりで綴ります。

台風の多い沖縄

ご存知のとおりここ沖縄は、
台風と縁の深いお土地柄です。

しかも彼ら(台風たち)は、
発生直後で勢力は大きく、
ゆっくりと動くことも特徴的。

人生最後の移住先として、
そんな沖縄を選びましたので、
住む場所を決める際も、
海岸から遠い高台にフォーカスし、

強風にへこたれない半地下構造の家を建てました。

懐中電灯やロウソクも常備し、
風呂場の浴槽で非常用の水を確保したりもします。

ですが今回のように40時間にも及んだことはなく、
長くても数時間程度のことでしたので、

案の定、想定外の問題も多発しました。

インターネットが途絶える

光回線のインターネットを利用しているわが家では、
自宅内では有線やWifiで端末を世界に繋いでいます。

ですから停電すれば、
まずそのシステムは一瞬にして使えなくなり、
電話もしかりです。

そのためスマートフォンが、
世界と繋がるための最後の切り札となります。

これまでの停電経験では、
この切り札が微力ながらも安心材料だったのですが、

停電20時間を経過したころ、
スマートフォンのインターネットが不安定になりはじめました。

悪天候も長時間続けば、
キャリアの基地局にも被害はでるでしょうし、

悪天候の中でキャリアの電波を拾うこと自体、
スマートフォンにとっても簡単な作業ではないはずです。

いつもなら表示されている、
キャリアの電波状態表示も消えてしまい、

そして30時間後にはバッテリーも切れ、
ついに社会と繋がるすべはなくなりました。

普段は使わないラジオをひっぱりだしたのですが、
残念ながら壊れていました。

意識せずとも繋がってきた社会ですが、
こんなにあっけなく縁が切れるとは正直驚きました。

半地下構造の家の湿度は異常

前述のとおり、
わが家は半地下構造です。

急こう配の農地を削って擁壁をつくり、
その土地に隠れるような構造で家を建てました。

ですから強風の直撃が少なく、
台風の暴風に負けない頼もしい存在です。

ですがその半地下構造が災いし、
停電10時間を超えたころから、
室内は信じられない高湿度になりました。

家屋の半分が土の中なのですから当然です。

普段から除湿器の稼働率は高いのですが、
停電中ですから除湿器は使えません。

家の床は水田を歩いているようで、
布団で寝ることが気持ち悪い状態にまでなりました。

照明がない/空調がない

停電中ですから、
家の設備としての照明は使えません。

ろうそくと懐中電灯だけが頼りです。

ですが普段の家事を、
そんなチープな照明でやりくりすることは、
とんでもないストレスになります。

片手に懐中電灯をもって、
もう一方の手で作業するのですから、
効率をのぞめるはずもないからです。

ベジキッチン撮影用に準備した、
LED補助ライト(ダイソー製)も大活躍しました。

また空調はおろか、
扇風機さえ動きませんので、
身体から汗のひくことはありませんでした。

そんな状態が40時間続いたのですから、
悪性の眩暈(めまい)さえ感じました。

天井がぐるぐる回る感覚です。

僕の書斎には、
もともとエアコンはなく、
真夏でも扇風機だけで仕事をしているのですが、

電源を断たれたその扇風機が微動(びどう)だにせず、
ただただ佇(たたず)んでいる様子は、

まるで大切な友人を失ったような気分でした。

猫たちの機嫌はさまざま

僕の自宅内では、
3匹の猫(すべて女の子)が暮らしています。

ロフトで暮らす最長老(19歳)のチアは、
普段から雨音に慣れているせいか、

台風のけたたましい風雨の音にも平然としており、
食欲もいつもどおりだったのですが、

家中を自由に動き回る10歳のポコは、
※ベジキッチンに登場する子です
台風の轟音に興奮して室内の壁をよじ登り、

登ったら登ったで、
怖くて降りて来られなくなるという行為を繰り返しました。

交感神経の超優位な状態が続いたのです。

いきおい食欲も落ち、
嘔吐もしました。

そんなポコとは対照的に、
僕と一緒に旧店舗で暮らす2歳のナナコは、
とにもかくにも上機嫌でした。

台風の音に驚きはするものの、
僕が彼女のすぐ近くに長時間いたことが、
何よりも安心できたようで、

顔色はよく、
食欲が落ちることもありませんでした。

人間たち(僕と次女)は異常に高い湿度にイライラしていましたが、
猫たちには湿度ストレスはないようでした。

猫は人間と異なり体表に汗腺がありませんので、
高湿度でも平気なのでしょう。

停電復旧直後からの半日

そして昨日の23時58分、
40時間停電の幕が下りました。

今日を迎える2分前のことでした。

僕はただちに除湿器とエアコンをフル稼働させ、
湿度対策をはじめました。

そしてスマートフォンを充電しはじめると、
送受信できなかったメッセージが、
洪水のように表示されはじめました。

Wifiも稼働しはじめ、
電話も開通したことで、
世界とも繋がりはじめたのです。

娘は喜び勇んで入浴を楽しみはじめました。

冷気を逃がさぬようドアを開けなかった冷蔵庫は、
庫内の結露はほとんどありませんでしたが、

食べられなくなった食材は、
いくつかありました。

そのあと午前9時前、
食材を求めて買い物に出かけると、

高台にあるマンションの駐車場で、
軽ワンボックスカー3台が横転し、

街路樹もほとんどが倒れており、
機能していない信号機もたくさんありました。

たしかに、わが家の被害も甚大でした。

かつてない大がかりな雨漏りと、
想像を絶する不快な高湿度、
そして空腹と不眠に悩みましたが、

自家用車も無傷でしたし、
通いの3匹の猫たち(こちらもすべて女の子)も無事でした。

そして前回の回収日には、
悪天候のため回収されなかった可燃ごみも、
今日は無事に処理されました。

今、こうして忘備録を綴りながら、
書斎の扇風機の風を楽しんでいます。

DCモーターによる静音仕様のため、
ポッドキャスト収録中でも使える、
なかなかの優れものと以前から認識していましたが、

今回の台風で、
いっそう愛しい存在になりました。笑

追記/帰って来た台風6号【8月6日】

一昨日投稿した本記事の冒頭で予告したとおり、

台風6号は進路を反転し、
沖縄本島を再度直撃しました。

昨日5日の朝4時に、また停電したときは、
さすがにあきれたのですが、
30分足らずで復旧し、
猫たちと喜びを分かち合いました。

雨も風も前回の直撃時と変わらず激しく、
猫たちは三者三様の反応をし、

僕は副業があったので、
停電があったことを記したメモを、
同居している次女に託して仕事に出かけました。

副業は正午までだったのですが、
職場からの帰宅時の風雨が一番激しかったです。

ずぶ濡れにはなったものの、
なんとか無事に家にたどり着き、

電気のある幸せな生活の中でシャワーを浴び、
愛しい扇風機の風を楽しみました。

それにしても、
同じ台風に2回も翻弄(ほんろう)されるとは、
自然現象とはいえ皮肉です。笑

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この記事の書き手

ゆうすけ

調和セラピー光雨代表。自律神経専門セラピスト。国際特許技術を開発したロボットエンジニアだったが、右目の故障から37歳でリタイアし、不思議な縁に導かれて沖縄に辿り着く。移住後、自らのパニック障害克服を通じ、自然由来の代替セラピーを極めると決意。薬に一切頼らぬ、安全な7つの代替ナチュラルセラピーを統合させた、独自の「調和セラピー」を提供する。

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