沖縄在住の光雨ゆうすけです😊
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フラワーレメディと患者の接点
前回の投稿で、調合ボトルのことを、
ドース(服用)ボトル、あるいは
トリートメントボトルと呼ぶと紹介しましたが、
フラワーレメディの
エッセンス摂取に関する2つ目の謎は、
この調合ボトルについてです。
昨今では、3週間分のエッセンスを、
調合ボトルに作成して利用する方法が主流です。
光雨の標準調合ボトルは、
10年ほど前から6週間仕様となっていますが、
これはフラワーレメディの効果を、
現実的に感じていただくための、僕の臨床に準じた内容です。
フラワーレメディに関わる様々な団体が、
色々なサイズのボトルを用意していますが、
最も一般的なつかわれかたは、
30mlの遮光ガラス製スポイト付きボトルに、
3週間分のエッセンスを調合し、
一回4から6滴を、
1日4回以上摂取するようにすすめています。
光雨で使用する調合ボトルも、
遮光ガラス製ですが、
標準サイズとなる6週間仕様が20ml、
ワイドサイズの9週間仕様が30mlですので、
フラワーレメディに携わる他者の例と比較すると、
かなり小さなボトルだとわかります。
これは、亜熱帯の沖縄でも、
調合エッセンスの保存性を高めるための工夫であり、
こちらに関する詳細は、
拙著「本気で☆フラワーレメディ」に委ね、
今日の投稿では省略させていただきますが、
こうした、
フラワーレメディの調合ボトルについて、
文献を探っていくと面白い事実がわかります。
12種類のレメディの完成した1932年には、
今の形ではありませんでした。
エドワードの遺した文献を科学的に考察してみる
引用する文献は、
彼がフラワーレメディの使用方法を伝えるために作った、
最初の冊子「トゥエルブ・ヒーラーズ」です。
この本は、1932年秋に執筆され、
翌年の年明けに出版されました。
こうして作ったレメディ1滴を、
水の入った8オンスの薬剤瓶に入れるだけで、
瓶の水に薬効を持たせることができます。
この薬剤瓶からティースプーンで、
必要なだけ服用して構いません。
オンスというサイズは、
英国独特の単位で、
重さを表す場合なら2種類、
容量を表すオンスも2種類存在しますが、
エドワード・バッチの記述をみるかぎりでは、
重さの単位である常用オンスのようですから、
8オンスの薬剤瓶とは、
226.796g仕様となります。
比重1の水であれば、同量の容積ですので、
つまり、当時の調合ボトルは約220㏄入る容器であり、
近年、フラワーレメディにおいて平均的に使用されるボトルと比べると、
7.5倍以上にも及ぶ、
かなり大きなものだったことがわかります。
また、薬剤瓶ですので、
ある程度の密閉性は期待できたはずですが、
携帯するには厳しいサイズだったでしょう。
ところで、
この原文だけをみるとわかりませんが、
この時点では「調合ボトル」という発想は、
ありませんでした。
近年では、
製薬したレメディを、
まず、保存用濃度に希釈しますが、
これは、市販される濃度であり、
母液を数百倍に希釈したものです。
この濃度を「ストック」と称します。
その後、ここから2滴ずつ調合したエッセンスを、
携帯できるようにしたものが「調合ボトル」ですが、
当時の冊子で紹介している服用スタイルは、
このストックレベルのエッセンスだったようなのです。
つまり、この引用文に示された、
「こうして作ったレメディ1滴」とは、
製薬したてのマザーティンクチャ(母液)を指します。
ですから、
かなりエネルギー強度(ポテンシィ)の、
高い1滴だったのです。
ちなみに、
自らを本家と名乗るネルソン社のストック濃度は、
母液を10万倍に希釈しており、
これは昨今の調合ボトル並みのポテンシィです。
ですからこれを、
ストックのつもりで調合してしまうと、
かなり濃度が薄くなることを意味しますので、
注意が必要といえるでしょう。
彼の書いたこの冊子は、
誕生したレメディの種類が増えるに連れ、
いいかえるなら、
フラワーレメディの進化に合わせて、
エドワード・バッチ自身の手で、
この後3度改訂されましたが、
さっそく同年の秋、4種の新レメディが追加され、
新たな版が登場します。
すると、こちらの冊子には、
ついに調合ボトルが登場するのです。
第3話へと続く…。