口はわざわいの元/言葉だけで誰かに何かを伝えようとしてもメッセージの一割さえ伝わらない/僕たちは自分の思い描くとおりに判断し行動しよう

調和セラピー/フラワーレメディ

調和セラピー光雨のゆうすけです。

自律神経調和のカギは、
自分を大好きになること。

この投稿が、
あなたがあなたを大好きになるための、
ヒントとなりますように。

誰かに何かを伝えることの難しさ

7年前に他界した僕の父は、
町工場の経営者であり、
とても優しい人でしたが、

とにかく気が短かったため、
誰かに何かを伝えようとする度に、
それが上手く行かず、

その結果、伝えたい相手に対して、

父の言葉を聴き手が受け容れないと早合点し、
相手を批判することの多い人でした。

そんな父の様子を、
子供の頃からみていた僕は、

誰かに何かを伝えることの難しさを、
痛感せざるを得ませんでした。

たどりついた結論として、

自分が携えている意志や思惑を、
表現という形で誰かに完全に伝えることは、
不可能だと知りました。

もちろん伝えようとする本人は、
伝えるつもりでアウトプットしますし、

聴く側も聴くつもりで、
インプットしようとするでしょう。

ところが伝えようとする情報は、
基本的に主観的な見解ですから、

仮に伝える側の言語力が完璧であったとしても、
そのメッセージの主旨を、
相手に100%届けることなどできないのです。

伝わる情報は全体のわずか一割

例えばあなたが、
宇宙人に出会ったとします。

そしてその姿を、
鮮明に目に焼き付けたとしましょう。

興奮状態のままでは、
間違いを生みやすいですので、
冷静になってから、
その姿を誰かに伝えるとします。

ところが、あなたのとらえた宇宙人のイメージとは
違うものが誰かに伝わってしまいます。

主観は数値化できませんので、
科学的評価は難しいのですが、

どんなに上手く伝えられたとしても、
それは全情報の50%前後が限界
といわれています。
※科学的に立証されています

つまり、言語力の完璧な状態で、
適切な単語を駆使したメッセージであっても、

あなたの伝えたい情報は、
その半分しか相手には届きません。

しかもそれは、
最良の手段を講じた伝達が、
成立した場合の話しです。

ビジュアルな情報を併用して、
正しい言葉で説明した場合の、
最良の伝達効率が50%前後なのです。

それだけ僕たちは、
情報化できない曖昧な部分を、
主観の中に育んでいる
のです。

こうした現実を知る人は少ないため、
僕の父がそうだったように、

多くの人が言葉だけで、
相手を説得しようとします。

しかし人間が情報を獲得しようとする場合、
まず、視覚情報がその8割を締めます。

つまり言葉だけとなる、
聴覚情報だけによる説明では、

せいぜいその2割しか相手に届きません。

最善のビジュアルを併用し、
完璧な言語力を総動員しても、
主観情報の5割(0.5)しか相手には届かないのに加え、

それを言葉だけで説明しようものなら、
その中のさらに2割(0.2)しか相手には伝わりません。

つまり、完璧な伝達を試みた場合でさえ、
あなたの主観全体のたった1割(0.5 × 0.2 = 0.1)しか、
言葉だけでは相手に伝わらないのです。

口はわざわいの元

昔から「口はわざわいの元」といわれます。

実際、口論から大喧嘩に発展することは
珍しくありません。

誰も自分のことをわかってくれないと、
嘆く人は多いものですが、

でも、こうした伝達効率の事実を知れば、
自分の抱える主観を、

誰かに届けることの大変さが理解できるはずです。

つまり、
誰かに自分を理解してもらう、
そんな必要なんてないのです。

誰かに理解してもらうためではなく、
自らの足元をしっかりみつめ、

あなたの思い描く通りに判断し、
そして行動すべきであり、

そうして最善を尽くした結果を、
現世にのこすことが僕たちそれぞれのミッションです。

これは、親の子供に対する、
干渉についてもいえます。

子供のためにと思った、
愛に満ちた(…と親は思っている)助言であっても、

この伝達のメカニズムが存在する以上、
あなたの言葉のほとんどは、
わが子には届きません。

まして感情的なフィルタが双方に加われば、
全体の1割どころか、
その半分を伝えることさえ怪しいでしょう。

例え、あなたの言葉を聴いたわが子が、
首を縦に振ったとしても、

それはあなたの主観を、
理解したサインではないのです。

自分を信じ、
思い通りに生きること、

そして誰も干渉しないこと、

この2つこそが、
コミュニケーションという道具を持つ、

人間に課せられた、
基本ルールなのではないでしょうか。

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この記事の書き手

ゆうすけ

自律神経の調和と自己肯定感アップを、全力でサポートするナチュロパス(ナチュラルセラピーの専門家)。シンガーソングライタ、エッセイストとしても活動。世界特許の安全装置を開発したロボットエンジニアだったが、右目の故障から37歳でリタイアし、41歳の冬に沖縄へと移住。自らのパニック障害克服を通じて自然由来の代替セラピーを極めると決意し、その先進国イギリスとオーストラリアへの3回の留学を含む、多岐に渡る学びと臨床から生まれた心身に優しい独自の「調和セラピー」によって、利用者の自律神経系諸問題を根底から解決し、自己肯定感を最大限まで高めることをミッションとする。2009年の初著出版後、エコロジカルな生活に目覚め、ヴィーガン(純菜食者)となる。東京都出身。料理と掃除、猫とのひとときを愛する、典型的な乙女座気質。

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