家庭の味を決めるものって、何だと思いますか。
出汁の割合や塩加減、定番の漬物、味噌汁の具材などなど、味や香り以外にも、盛り付け方や器など、多くの要素から家庭の味が決まります。
そしてそれらに共通する、家庭の味を決める根っことなるもの、それが菜箸。
一日の料理を終えた菜箸を、優しく洗って、夜の間に乾燥させ、翌朝、油で磨く習慣をはじめてみてはいかがでしょう。
つかう油は、アマニやエゴマの油がおすすめ。
時が経つにつれ、菜箸の風合いは頼もしくさえなります。
揚げ物調理につかってしまうと、菜箸は痛みますから、そちらは専用に揚げ物用の竹箸などを用意すれば、菜箸が痛むことはありません。
嫁ぐ娘に、嫁入り道具のひとつとして、その家庭で綺麗に使い込まれた菜箸を手渡すのも、素敵なコトだと思いませんか。


