多忙と夢中/精神と肉体のバランスを教えるふたつの似て非なるモードのどちらを選ぶか

多忙と夢中

ひかりあめの暢弘です。
当サイトへのご訪問、感謝します。

寸暇を惜しんで活動する生活の明と暗


この地球上で暮らす僕たち生命には、
24時間という一日が平等に与えられています。

そんな大切な時間を、どう過ごすかが
今日のテーマです。

いつも多忙な人って、いますよね。

忙しい!時間がない!を
連発しながら前傾姿勢で生きる人たちです。

そして何かに、
夢中になっている人もいます。

その度合いは様々ですが、
寝食を忘れて無我夢中な人もいたりします。

このふたりは、
どちらも寸暇を惜しんで活動しますが、
彼らには大きな差があります。

「忙」という漢字は、
心を亡くすと書きます。

自らの外側で起こる刺激を感覚的に処理し、
物質的な世界に翻弄(ほんろう)され、
われを失った状態が「忙」です。

僕たちは、肉体を携えた、
精神であるはずですが、

「忙」の状態は、心を亡くした、
精神不在の肉体と変わりありません。

彼らは、ふとした瞬間にわれに返ったとき、
ある程度目標を達成していると、
はじめて安堵することができますが、

それ以外の瞬間では、
心ここにあらずの状態で奮闘しています。

そして、ついには、
その忙しさをいいわけにして、

心と向き合うコトを、
拒否しはじめる場合さえあります。

自律神経にフォーカスしても、
四六時中緊張や不安を伴う彼らは、

当然のように交感神経が優位な状態が続くため、
既往症を持つ場合は悪化したり、
別の問題を併発することも珍しくありません。

一方「夢中」とは、
精神優位の素晴らしい状態です。

自らの内に湧き起こるものに対して
純粋に向き合い、

意識が、その実現に向けて、
全身全霊で取り組んでいる状態です。

これは、意識をつかさどる霊性が、
主導権をにぎっている状態ですから、

肉体と精神が、理想的に調和しています。

ですから、多忙の人と違って、
夢中の人は、疲れを知りません。

自律神経の状態も、
集中するための緊張はあっても、
喜びや満足感も得やすいため、

交感神経と副交感神経の調和した、
まさに理想的な状態です。

好きなことを仕事として選ぶリスク


今を去る約40年前、僕は高校3年生でした。

担任の教師が、職員室に僕を呼び出し、
僕に尋ねました。

 将来、おまえは何になりたいんだ。

それに対し、僕はこう応えました。

 楽譜は読めないけれど、
 唄うことが大好きだから、
 歌手になりたいです。

すると彼は、
僕に忠告したのです。

 大好きなことなら仕事にするな。

そのときは、彼の発言の意味がわかりませんでしたが、
これこそが、肉体と精神の葛藤に対する
答えのひとつです。

大好きなことには、
無我夢中で取り組めます。

しかし、それが仕事になった途端、
つまり、ギャランティが発生したり、
不本意な期限が生じたりすれば、

大好きだったはずのことが、
自分の首を絞めはじめるのです。

このときに陥る状態が、
「夢中」の世界から「忙」への転落です。

特に若いころは、
この違いがはっきりしないため、
体験し、傷付いて、多くを学ぶのでしょう。

社会に出て40年近く経った今、
幾つかの仕事やプロジェクト、そして何回かの挫折を経験し、

長続きできる仕事とは、
夢中になれるものかどうかを、僕は知っています。

そして、もうひとつ確かなことは、
それは最早、好きとか嫌いとかいう、
主観の世界ではないという事実です。

雇用関係の存在しない、
自営業という生き方を選び、

安定とは無縁ではあるものの、
自分のペースを優先できる、
こうした仕事との関わり方は、

夢中の状態を維持するには、
どうやら好都合のようです。

これからも、心を亡くさぬよう、
意識の高い日々を過ごしたいものです。

そして、真の健康とは、
こうしたバランスが、

自然と成り立つ状態なのでしょうね。


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この記事の書き手

齋藤 暢弘(さいとう のぶひろ)
調和セラピーひかりあめ代表。自律神経専門セラピスト。国際特許技術を開発したロボットエンジニアだったが、不思議な縁に導かれ沖縄に辿り着く。移住後、自らのパニック障害克服を通じ、自然由来の代替セラピーを極めると決意。薬に一切頼らぬ、安全な7つの代替ナチュラルセラピーを統合させた独自の調和セラピーを提供する。※もっと詳しく

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