ベジキッチンひかりあめ recipe 015/夏をのりきる絶品モズク酢/沖縄定番の解凍モズクの食感を決める洗い作業のおもしろさ

ベジキッチンひかりあめ

光雨ゆうすけです。

自律神経調和のカギは、
自分を大好きになること。

この投稿が、
あなたがあなたを大好きになるための、
ヒントとなりますように。

モズクのとりもつ縁

2004年春に発売された、
季刊誌「おきなわいちば」の中の1ページです。

2000年12月に次女とふたりで沖縄へと移住し、

その直後から、
わが家の定番となった料理素材が、
今回ピックアップしたモズクでした。

モズク養殖の盛んなここ沖縄では、
解凍もののモズクが一年を通じて入手できます。

加えてうれしいことに、
とても手頃な価格で。

これをていねいに洗って、
いつでも食べられるよう冷蔵庫に用意し、

モズクと一緒に、
ポン酢(味ぽん)の大瓶と浄水も、
キンキンに冷やしていました。

学校から帰ると、
いの一番にモズク酢を食べたがるほどの、
お気に入りだった当時小学生の次女は、

ポン酢を冷水で割って、
その中に用意してあるモズクを入れ、
幸せそうにほおばっていました。

あるご縁から、

当時のエピソードを、
食育の観点からコラムにしてほしいとのオファーを、
おきなわいちばの編集部から頂戴し、

書き下ろしたエッセイが記念すべき連載第1回となり、
その後10年間も連載させていただく幸運に恵まれました。

また、当時は「ゆうすけ」という名前で、
シンガーソングライタとしても活動しており、

僕の楽曲が同年4月に、
ヘリオス酒造のテレビCMでご採用いただき、
プロフィールページに楽曲あり

ひかりあめをはじめたのも、
その年の10月でした。

僕にとってのこの2004年は、
モズクのとりもつ縁に導かれていた気がします。

もちろん現在でも、

モズクは大切な定番食材として、
わが家の食卓をいろどっています。

そして今回ご紹介するレシピも、
ベジキッチンらしい簡単でシンプルな内容であり、

沖縄で暮らして22年目の結論ともいえる、
究極のモズク酢です。

ていねいにやさしく洗うことが最大のポイント

天然のモズクとことなり、
養殖モズクは扱いやすいメリットがあります。

天然ものの味は素晴らしいですが、
育った環境の影響でその洗い作業は骨がおれます。

その点、養殖モズクは付着物的な汚れはほとんどなく、
簡単に洗いを仕上げられるのですが、

メッシュザルにモズクを入れ、
流水でいきなり洗いはじめてしまうと、

モズクの表面が傷つき、
特徴的ななめらかさも失われます。

スーパーマーケットの海産物売場をのぞくと、
すでに洗ってあるモズクもありますが、

自分で洗うことで最良の結果をえられますので、
ぜひチャレンジしてください。

今回の動画をみていただければわかりますが、
水をはったボウルにモズクを入れると、
浮力がはたらいてモズクはほぐしやすくなり、

モズクの間に水が入り込むことで、
洗いやすくもなります。

指先に集中して洗っていると、
洗いが重なるたびに、
手触りがふんわりとするのがわかります。

22年間もやっていることですが、
このおもしろさは形容しがたい感覚です。

甘い三杯酢の苦手なわが家のたどりついた味付け

モズク酢にかぎらず、
和食の小鉢料理には三杯酢が多用されます。

僕はあの甘さが気持ちわるく、
モズクは大好きなのですが、
市販されている味付けモズクは食べられません。

移住当初は、
ポン酢(味ぽん)を冷水で割っていたと、
冒頭で説明していますが、

最近ではさらにシンプルに酢醤油を使います。
酢と醤油の割合は同量です。

モズク100グラムに対して、
重量で18グラムの酢醤油をからませ、
そこへすり胡麻をどっさりあえる食べ方が、
この5年ほどで定着した結論です。

詳細は動画でご確認くださいね。

ちなみに動画内では、
オクラの塩漬けをトッピングしていますが、
※漬込んで5日目のもの

そちらの仕込み方は、
レシピ2「50度重曹洗いとキュウリの漬物」を参考にしてください。

そちらの動画でご紹介している50度重曹洗いは、
オクラでも活かすことができ、

キュウリの場合と漬込む際の塩分量もまったく同じです。

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この記事の書き手

光雨ゆうすけ

沖縄本島を拠点とする日本最南端のナチュロパス(ナチュラルセラピーの専門家)。調和セラピー光雨主宰として2004年より21年間務めた。現在は、シンガーソングライタ、エッセイスト、簡単ヴィーガン料理家として活動中。1959年、東京都品川区出身。料理と掃除、猫たちとのひとときを愛する、典型的な乙女座気質。

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