【あしたの知恵】無洗米の魔法/古米さえ美味しくさせる日本独自の無洗米精米法の数々/ちょっとしたコツとその背景を理解して充実した白米主食生活を楽しもう

あしたの知恵

沖縄在住の光雨ゆうすけです😊
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研がずに炊ける不思議

スーパーマーケットのお米売場に出向けば、
あたりまえのように無洗米が販売されています。

研がずに炊けるという技術は日本特有で、
環境保護やタイムパフォーマンスの観点から、
世界でも注目されているといいます。

普通の白米は精米したあとでも、
表面に粘着性の強い肌ヌカが薄く残っています。

これを水をつかって、
お米同士をこすり合わせて落とす作業が米研ぎです。

無洗米は、この肌ヌカを取り除く工程を、
すでに工場で済ませてあるため、
袋から出して研がずに炊くコトができるのですが、

いったいどうやって、
肌ヌカを除去するのでしょうか。

ヌカ式精米法

ヌカ自体の強い粘着力を利用し、
お米同士を衝突させ、
て肌ヌカを金属壁に付着させて剥ぎ取ります。

金属製の筒にお米を入れ、
高速で回転させてお米同士を優しくぶつけ合います。

お米の表面にある肌ヌカは、
ガムのように強い粘着性があるため、
金属壁やお米同士の接触によって、

ヌカがヌカを引っ張るカタチで、
ペリペリと自然に剥がれ落ちます。

タピオカ式精米法

お米にわずかな水を加えて肌ヌカを柔らかくし、
熱したタピオカ澱粉の粒に、
吸着させて肌ヌカを取り除きます。

肌ヌカだけがタピオカにピタッと吸着して取り除かれ、
お米自体を削り取ることはありません。

ブラシ式/水洗い式精米法

水をつかわず、
特殊なブラシやロールをつかって、
お米の表面を優しく磨き上げる方法がブラシ式です。

反対に、

一瞬だけ素早く水洗いして肌ヌカを落とし、
お米が水分を吸う直前に、
超高速で乾燥させる方法が水洗い式です。

古米も美味しくなる無洗米

秋に収穫されたばかりの新米は、
無洗米としてたくさん流通しています。

新米ならではの瑞々しい香りとツヤを、
そのまま楽しめますよね。

一方で古米も無洗米として精米されるのですが、
僕はこちらに注目しています。

前年までに収穫された古米は、
経年劣化で表面の肌ヌカが酸化しています。

古米臭(ヌカ臭さ)の原因がそれなんですが、
無洗米精米で肌ヌカを除去するコトで古米臭は消え、
美味しく食べられるようになるんです。

ベースとなるお米は古米ですから、
価格も新米より当然廉価です。

お財布👛にやさしく、
食べて美味しい古米無洗米は、
年金受給者にはありがたい存在なんです🥰

無洗米炊飯のコツ

研ぎ方

無洗米に限らず、
現代のお米の研ぎ方のコツは、
こちらのコラム⬇️でご紹介しています。

現代のお米を研ぐ🍙
ドラマや映画のなかで、お米を研ぐシーンを見かけますよね。水切りした釜の中で、手のひらでギュッギュと力強く押す、あの研ぎ方です。腰を入れてギュッギュと力強く動かし、きっとお米としっかり向き合っている様子を伝える演出なのでしょう。ですが、実際に…

水の量は少し多めに

一般的な白米の炊飯と比較して、
加水量を10~15%増やす必要があります。

その理由はふたつあります。

お米の量が多い

一般的な白米は、
前述のとおり表面に肌ヌカがついていますが、

無洗米はその肌ヌカが綺麗に除去されているため、
一粒一粒がわずかにスリムです。

そのため、計量カップで一杯を量ると、
正味のお米の量が3〜5%ほど多くなるため、
炊飯に必要な水も多めになるんです。

研ぐ工程における吸水がない

一般的な白米は、
炊く前に水で研ぐステップの段階で、
すでに一割ほどの水をお米が吸い込んでいます。

無洗米は研ぐ工程がないため、
事前に吸うはずだった水分を、
炊飯時に足しておく必要があります。

水を入れて白く濁っても気にしない

水を注いだときに白く濁ることがありますが、
これはヌカではなくお米の澱粉質が溶け出たものなのです。

そのまま炊いて問題ありません。

吸水時間は長めに

研ぐプロセスがないため、
お米の芯まで水を吸わせる時間を、
いつもより長め(1.5~2倍)にしましょう。

ちょっと変わった海外の無洗米

主にアメリカなどで販売されている、
ビタミン添加米がそれです。

海外の無洗米には、
精米で失われたビタミンや鉄分を、
コーティングしたお米
が多く存在します。

つまり、これを水で洗ってしまうと、
栄養分が流れ出てしまうため、

洗わないでください!という意味での無洗米です。

お米は日本の誇る世界の主食

今回は無洗米に特化したお話しをお届けしました。

稲作をとおして独自の文化を確立した日本ですから、
無洗米に限らず精米や流通にこだわる理由もうなずけます。

なにせ日本の国旗は、
日の丸弁当みたいですものね😊

世界において、
お米を主食としているヒトの割合は、
世界人口の約半数にものぼります。

小麦、トウモロコシと並ぶ世界三大穀物のひとつですが、
主食としての人口比率(食べている人の多さ)では、
お米は世界第1位の穀物です。

生産量の約9割がアジアに集中しており、
人口の多い中国やインド、
東南アジアの国々が支えているため、
これほど高い割合を占めているのでしょう。

東アジア(日本・韓国・中国南部など)では、
粘り気のあるジャポニカ米を主に食べます。

中国では北方は麺やマントウなどの小麦ですが、
南方はお米と主食が分かれています。

東南アジア(タイ・ベトナム・インドネシアなど)では、
パラパラしたインディカ米が主流です。

ジャスミン米などの香り米が好まれ、
ナシゴレンやチャーハン、
炒め物と合わせる文化が発達しています。

まさに世界の胃袋をお米が支えているんですね😊