リンパを知る③【最終話】

リンパを知る③

ひかりあめの暢弘です。
当サイトへのご訪問、感謝します。

人間という生き物は、
通常は言葉でコミュニケーションを行いますが、

人間以外の動物、そして植物、
広義では自然界全体におけるコミュニケーションは、

当たり前のことですが、もっぱら非言語です。

自然界が何をいっているのか、
わかるわけがないと思えば、確かにその通りですが、

実際には、僕たちも自然の一部である以上、
そうしたものとの非言語コミュニケーションを
常に行っていると考えられます。

特にファスティング(断食)をしていると、
自然界のそうした情報、

圧縮されたり、あるいは展開されたりした情報が、
光、色彩、香り、温度、湿度などに詰め込まれ、
五感を通して語り掛けてくるのが判ります。

肯定的なエネルギーが近付いて来ると、
勝手に脈拍が上がって、
ワクワクしたりするのですが、

これはなかなか楽しい経験です。

素直に、そして正直に、
受け容れる姿勢を大切にしたいと感じます。

実は、このワクワク感によって、
リンパの流れを改善させるための、
かなり良質な筋肉収縮が期待できるのです。

さて今日の、リンパのお話しの最終話では、
リンパの流れる速さに着目します。

体内には、血管を流れる血液と、
リンパ管を流れるリンパ液の2つの流れが存在し、

どちらも最終的には心臓に向かいますが、
性質や役割は全く異なります。

血液は、心臓から動脈に入り、
末端で毛細血管に至ると、
今度は静脈から心臓へと戻っていきます。

主な役割は身体に必要な酸素や栄養素を細胞に届け、
各部で生じた老廃物や二酸化炭素を運び出すなどで、

「往路」の動脈も、「帰路」の静脈も、
心臓のポンプ機能によって全身を循環しています。

一方、リンパの働きは、
沁み出した組織液中にあるタンパク質などの栄養素を、

リンパ管で回収し、
最終的には静脈に合流させることです。

またリンパは、老廃物や異物の侵入を防ぐ働きをしています。

リンパ管は血管とは異なり、
常に循環しているのではなく、

心臓に向かう「帰路」だけの一方通行だという点も、
連載の第一話で説明した通りです。

血液が心臓によるポンプ機能で血管中を流れるのに対し、
リンパ系には、心臓のようなポンプ機能がありません。

代りに、リンパ管自体に、
自発的に収縮するポンプ機能があって、

この作用によって、リンパ液に流れが生じます。

但し、心臓のように強力なポンプ機能は持たず、
また、リンパ管に流れ込むリンパ液自体も少ないため、

リンパは血液と異なり、
ゆっくりと流れることになります。

睡眠中はリンパ管の自発的収縮だけでも良いのですが、

起きて活動しているとき、
いいかえるなら、交感神経が優位な状態では、

リンパ管の周囲にある筋肉が、
重要なポンプ機能の役割をすることになります。

ふくらはぎ等の「むくみ」は、

リンパ管に回収されるはずだった組織液が、
回収されずに残っている状態といえます。

立ちっぱなしで、足がむくんだ、…という話しを良く耳にしますが、

それはつまり、筋肉の収縮が無かったために、
リンパ液が滞ることになったことを意味するのです。

こうした「むくみ」を解消させるには、
方法は2つしかありません。

一つは、身体を動かして筋肉を収縮させること、
もう一つは、リンパ管に外部から刺激を与えて、

滞っていたリンパ液をの流れを改善させることです。

リンパ液の流れが改善されると、
それはすなわち、体内のデトックスが改善されることであり、

結果として栄養素が細胞に行き渡り、
臓器の働きが改善されるなど、自ずと代謝も改善されます。

僕は、事あるごとにウォーキングの励行を呼び掛けますが、
これは脊椎を弛緩させて、
脳脊髄液の流れを良くするだけでなく、

リンパの流れも促進させるため、
むくみが解消されるだけでなく、
身体の弱った部位の修復にも効果があるのです。

さらには、そんな理想的なウォーキングが習慣化されれば、
連載の第二話でご紹介した、
深いリンパに対する良質な刺激にもなります。

リンパマッサージは確かに気持ち良いですが、
残念ながら、その効果は一時的なことでしかなく、

本質的なリンパの改善を目指すのであれば、
脊椎の弛緩と、筋肉収縮を自動的に刺激する
ウォーキング以上の習慣はありません。

野良の犬や猫たちが、
その美しい背中のラインを披露しながら、
わが道を歩く姿は、

最高の健康法を僕たちに教えてくれているのでしょう。

長い連載にお付き合い下さり、
ありがとうございました。


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この記事の書き手

齋藤 暢弘(さいとう のぶひろ)
調和療法のひかりあめ代表。自律神経専門ナチュロパス。国際特許技術を開発したロボットエンジニアだったが、不思議な縁に導かれ沖縄に辿り着く。移住後、自らのパニック障害克服を通じ、自然療法を極めると決意。薬に一切頼らぬ、安全な七つの代替自然療法を融合させた独自の調和療法で、完治と快癒を常に目指す風変わりな治療家。※もっと詳しく

齋藤暢弘

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