去った土曜日の明け方、通いの猫たちのなかの一匹が、誤って僕の自宅に入ってしまいました。
変化を嫌う猫ですから、いつも外で暮らしていた彼女が、家という閉鎖空間に入ったことで混乱し、興奮して走り回りはじめたのです。
こうなってしまうと、一刻も早く彼女を捕まえて、外に放してやらねばなりません。
僕は左右の手のひらで、均等に力を加えて捕まえ、ロフトに逃げ込んだ彼女を連れ出したのですが、その間に両腕を噛まれたり、ひっかかれたりで、大小十か所以上のケガをしてしまいました。
傷口をよく洗って、消毒もしっかりしたのですが、傷の中の一つからバイキンが入り込んだようで、今も左の人差し指が腫れています。
その日の朝は冷え込んだので、長袖シャツを着ていたのが、せめてもの救いでした。
家の外に開放された彼女は、何食わぬ顔ですごし、仲間たちと遊んでいます。
彼女の気持ちの切り替えがはやいのは、なによりです😊
変化を嫌うということは、いいかえれば日常を愛してるってことですもんね。


