僕はロボットエンジニアから自然療法家に転身しましたが、僕の手掛けた第一号ロボットは、それはそれは大きな装置でした。
例えるなら、25メートルプール2枚分以上です。
その正体は、高野豆腐の製造装置。
豆腐を圧縮して冷凍し、低温熟成させたものが高野豆腐ですが、そのプロセスを成功させるカギは、いかに豆腐を同じ厚さにそろえるか。
ロボット化する前と後では、その精度が2桁以上向上したため、クライアントさんは大喜びでした。
それから45年が経ち、僕は今沖縄に暮らして25年目を迎えていますが、高野豆腐好きは変わりません。
圧縮したことで豆腐のタンパク質が結合し、低温熟成の中でレジスタント・タンパクに生まれかわり、一般的な豆腐の2倍近いタンパク源になるそうです。
ヴィーガンにはありがたい食材です。


