沖縄在住の光雨ゆうすけです😊
保護猫たちと暮らす😺
穏やかな日々を楽しんでいます🌈
ロボット開発歴15年🤖
心理カウンセラー歴21年の経験を活かし💐
節約年金生活を存分に楽しむ主夫目線で🎵
ブログやコラム✒️をお届けしています🎯
メールマガジンも毎週月曜朝に配信中です📫
22年前の出会い
僕が自営のカウンセリングルームを開設したのは、
今から22年前の2004年10月でした。
場所は、那覇市公設市場内の3坪の貸店舗。
開店直後だったコトもあり、
エアコン設備のための融資を銀行に断られたため、
空調は扇風機だけでスタートしました。
そのとき古物商で偶然みつけたのが、
このレトロな振り子時計⬇️でした。

翌年には公設市場を卒業し、
沖縄本島中部の北中城村の古民家に移り、
2010年には、
その古民家近くの農地を購入し、
住宅を建てるための農地転用申請をして、
現在の細長い木造平屋住宅に落ち着きました。
一昨年、年金受給者となったコトをきっかけに、
21年間つづけたカウンセラーから引退し、
今にいたるのですが、
その振り子時計は今日も元気に、
時を刻んでいます。
ご覧のとおり、
文字盤はアラビア数字で、
ゼンマイをまわす穴がふたつあり、
12時の真下に王冠の絵と CROWN FAN の文字。
また、画像ではわかりにくいのですが、
6時の真上に 30 DAY と書かれています。
最近、なんとなく気になって、
これらの情報を頼りに、
この時計のルーツを調べてみました。
メーカーは堀田時計店
愛知県にある堀田時計店が、
そのメーカーでした。
明治30年(1897年)に創業した、
老舗の時計卸商でありメーカーです。
アメリカのアンソニア社の機械をベースにした、
組立時計の販売から始まり、
戦前から戦後にかけて、
自社ブランドの時計を数多く世に送り出したそうです。
CROWN FANのエピソード
このブランド名には、
アンティーク時計ファンの間で有名な誕生秘話があります。
もともと、堀田時計店は、
自社ブランドとして CROWN という名前で振り子時計を売り出し、
これが市場で大ヒットしました。
ところが、国内最大手の時計メーカー精工舎(現セイコー)から、
商標が重複するとクレームがついたため、
堀田時計店は自社のトレードマークであった、
扇(Fan)のマークと組み合わせて、
CROWN FAN というブランド名へと変更したそうです。
30 DAY の意味するモノ
文字板に書かれた 30 DAY という文字は、
ゼンマイをフルに巻けば、
30日間動き続けるという、
当時の最新技術を誇る仕様を意味しています。
昭和30年代、それまで主流だった、
8日巻き(毎週ゼンマイを巻く必要があるもの)に代わって、
この30日巻きの振り子時計が、
家庭の主流となりました。
今でも、この時計が正確に動いているのは、
当時の日本の職人が優秀であった証拠であり、
また、几帳面な僕がこの時計を大切に扱い、
よい環境(水平/垂直の正確さ)を保ちつづけていたからのようです。
振り子は重力に大きな影響を受けるのですから、
水平さや垂直さは、
この時計の長寿に欠かせないモノだったようです。
王冠の紋章
結論からいうと、この時計は、
ブランド名が CROWN から CROWN FAN へと切り替わった直後の、
昭和30年代前半に作られた、
過渡期のモデルでした。
僕が昭和34年生まれですから、
まさに同い年なんです。
時計の歴史を整理すると、
マークと名前は以下のように変化したそうです。
- 最初期/昭和20年代… 名前は CROWN /文字板には王冠のマークが描かれた
- 過渡期/昭和30年代… セイコーからクレームで CROWN FAN に変更/しかし王冠はそのまま描かれた
- 後期/昭和30年代後期… 名前が定着し/マークも正式に扇型へと統一された
堀田時計店がブランドの危機を乗り越えようとした、
エネルギーに満ちた時代の生き証人だったようです。
文字盤に描かれた王冠は、
成功や信頼、そして訪れる人の尊厳を守る象徴でもあります。
のちに統一された扇のマークより、
この王冠の方が、
僕のカウンセリングルームには、
しっくりきたのかもしれません。
そしてだからこそ、
この時計と出会い、
ともに時を刻んだのでしょう。


