沖縄在住の光雨ゆうすけです😊
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動物性食品に多いB12
ビタミンB12は、
僕のようなヴィーガンにとって、
その摂取は重要な課題となります。
それは主に、
動物性食品に含まれるからです。
そもそもビタミンB12とは、
ヒトの身体に対して、
どんな働きをするのでしょうか。
赤血球をつくる
ビタミンB12は、
赤血球を正常に生成するために必要な、
葉酸と協力して働き、
巨赤芽球性貧血を予防します。
神経系の機能を維持する
神経細胞のミエリン鞘の形成や修復を助け、
神経の信号伝達を正常に保つことで、
神経系の機能を維持します。
DNAを合成する
全細胞の遺伝物質である、
DNAの合成を助けることで、
細胞の正常な機能や発達をサポートします。
アミノ酸/脂肪酸の代謝
ビタミンB12は、
アミノ酸や脂肪酸の代謝に関与し、
エネルギー産生や細胞の機能維持を助けます。
睡眠リズムをつくる
ビタミンB12は、
体内時計の調整に役立ち、
睡眠リズムを整える役割も担います。
B12は生命線
上述のように、
身体機能を維持し保護するためには、
ビタミンB12は必須です。
それが動物性食品に多く含まれるために、
ヴィーガンがB12欠乏症になりやすくなるのです。
ちなみに、
推奨される摂取量は、
一日あたり2.4マイクログラムであり、
授乳中のお母さんは、
さらに3割増しの量が必要となります。
B12の多い食材で、
ヴィーガンが口にできるものは限定され、
焼き海苔、味付け海苔、青のりなどの海苔のみで、
もっとも含有量の多い焼き海苔でも、
一日に全形2枚弱が必要です。
海苔ばかり食べるわけにもいきませんので、
そうなるとB12強化食品や、
サプリメントで補うことになります。
市場に出回るB12強化食品/サプリメントたち
B12強化食品
B12強化植物性ミルクとして、 豆乳、
アーモンドミルク、オーツミルクが市販されています。
B12強化シリアル
一部のシリアルにはビタミンB12が添加されています。
ニュートリショナルイースト
サトウキビの糖蜜などで培養された酵母で、
チーズのような風味があり、
ビタミンB12で強化されているものがあります。
サラダやパスタ、スープなどに振りかけてつかえます。
B12強化ヨーグルト
ビタミンB12が添加された、
豆乳ヨーグルトも選択肢の一つです。
B12強化海苔
一部の海苔には、
製造過程でビタミンB12が添加されています。
B12強化かいわれ大根
栽培時にビタミンB12を添加した、
かいわれ大根も販売されています。
ビタミンB12サプリメント
B12を摂取するためのサプリメント成分は以下のものです。
メチルコバラミン/Methylcobalamin
天然に存在する活性型のビタミンB12で、
吸収率がよいといわれています。
シアノコバラミン/Cyanocobalamin
合成型のビタミンB12ですが、
体内でメチルコバラミンやアデノシルコバラミンといった、
活性型に変換されます。
比較的安価で安定性が高いのが特徴です。
アデノシルコバラミン/Adenosylcobalamin
もう一つの活性型のビタミンB12です。
ヒドロキソコバラミン/Hydroxocobalamin
体内で活性型に変換されるビタミンB12で、
注射剤として用いられることが多く、
サプリメントにも利用されます。
海外メーカー主流のヴィーガン向けB12サプリメント
- Naturelo
- DEVA Vegan Vitamins
- PlantFusion
- Garden of Life
- NOW Foods
- Solgar
- MaryRuth’s
- Vegetology
- Myprotein (Myvegan)
- DR.VEGAN
- MegaFood
ご覧のように、
日本の製薬メーカーはヴィーガン対応に消極的です。
考えられる理由は以下のとおりです。
市場規模と需要
日本におけるヴィーガン人口は、
欧米諸国に比べるとかなり少数であり、
そのためヴィーガン対応の製品を製造・販売しても、
市場規模が小さく、
利益が見込めないと判断されます。
消費者の意識と理解
日本ではヴィーガンというライフスタイルや、
そのニーズに対する一般的な認知度が、
高いとはいえません。
また、ヴィーガンに対して、
ストイックすぎる、
食事の選択肢が少ないといった、
マイナス・イメージを持っている消費者も、
相当数いるでしょう。
製造・開発コスト
ヴィーガン対応の原料は、
一般的な原料と比べて、
調達コストが高く、
安定的な供給も難しくなります。
また、動物性原料と植物性原料を、
完全に分離した製造ラインを確保するには、
それなりの設備投資が必要となり、
さらには、ヴィーガン製品としての、
品質を保証するための基準設定や、
管理体制の構築にコストがかかります。
既存製品との兼ね合い
すでに多くの製品を製造・販売しているメーカーにとって、
既存の製品ラインナップを大きく変更したり、
ヴィーガン対応に切り替えたりすることは、
リスクをともないます。
また、ヴィーガン製品は、
少量生産になりがちで、
コストメリットが活かせません。
法規制や表示
ヴィーガン対応製品であっても、
特定のアレルゲンを含む場合は表示が必要ですが、
ヴィーガン製品に関する、
明確な法的基準や認証制度が整備されていないため、
メーカー側がどのように対応すべきか、
迷うこともあるでしょう。
企業文化や保守的な姿勢
新しい分野への参入にはリスクがともなうため、
慎重な姿勢のメーカーもあるはずです。
また、既存の製品で成功している場合、
新分野に取り組む動機も希薄になるでしょう。
海外のヴィーガン事情
インドは、ベジタリアン人口が非常に多く、
ヴィーガン人口も比較的多いとされています。
宗教的な理由が大きいです。
イスラエルも、ベジタリアン人口の割合が高いです。
おとなりの台湾も、
伝統的な食文化(素食/スーシー)の影響で、
ベジタリアン人口が多く、
ヴィーガン人口も増加傾向にあります。
イギリスは、ヴィーガン発祥の地ともいわれ、
ヴィーガン人口の割合が比較的高く、
近年も急速に増加しています。
また、スーパーやレストランにおける、
ヴィーガン製品やメニューの選択肢が豊富であり、
ヴィーガン認証製品も多く、
Veganuaryなどの活動も活発です。
Veganuary …毎年1月をヴィーガン月間として、ヴィーガン食を試すことを奨励するキャンペーンです。イギリス発祥で、世界中で人気をはくしています。
また、ドイツやオーストラリア、アメリカも、
ヴィーガン・フレンドリーな都市が多く、
ヴィーガン・レストランやショップも充実しています。
僕は個人的な経験として、
上記ではイスラエル以外は訪問していますが、
台湾のスーシーと呼ばれる素食文化は、
まったく知りませんでした。
まとめ
地球規模のヴィーガンのお話しになりましたが、
参考になりましたでしょうか。
僕は日本人として、
伝統的に馴染みのない食文化を日常に取り込み、
足りない部分はサプリメントで補うという、
一般的な印象としては、
不便な生活を送っているのかもしれません。
ですが、自分がヴィーガンであると、
正式に告知できたことで、
動物性食品を口にせずにいられるのですから、
動物を愛するモノとしては、
自分らしくいられるワケですので、
こうしたことを不便とは思わず、
そういうものだと受け容れていますし、
そのせいで、
何らかの大きな問題が人生に起こったとしても、
自分の責任ですので一向に構いません。
むしろ、そんな問題と、
遭遇してみたいものです😊