老い・後編/老いてみてわかる~老い~の特徴/五感・五体・記憶の~老い~との関係

調和セラピー/フラワーレメディ

調和セラピー光雨のゆうすけです。

自律神経調和のカギは、
自分を大好きになること。

この投稿が、
あなたがあなたを大好きになるための、
ヒントとなりますように。

先週の予告のとおり、
今回は~老い~の特徴について、

65歳を迎えた~老い~まっさかりの僕が、
プレゼンテーションいたします。

最後までお付き合いください。

~老い~の織りなす「明」と「暗」

わが家の家猫の長女チアは今年で19歳。
人間でいえば90歳越えの長老です。

彼女はこの半年ほどで、
すっかり怒りっぽくなって、

彼女の身体に触れようものなら、
もう大暴れし、
昨日も僕は左中指の先を、
深く傷つけられました。

五感も鈍っているせいか、
そばにいる僕に気付けないようで、
予期せぬできごとに、
その都度パニックになるのでしょう。

食欲は旺盛ですので、
朝晩の食事を機嫌よくする様子は、
彼女の「生」を感じてうれしくなります。

こうして~老い~は、
生活の「明」と「暗」のコントラストを、
強くするようです。

そして、もちろんそれは、
人間も同じです。

五感

人間なら90歳越えの長老チアの、
彼女の五感が鈍っているようだと前述しましたが、

僕の場合、
五感については、
若い頃と変わらない印象をうけます。

静かな場所で、
おだやかな暮らしをしているせいか、

五感がストレスでやられるリスクも、
きっと少ないのでしょう。

同世代の知人の中には、
仕事のストレスで過食になり、
そこに味覚障害も加わって、

仕事に満足できず、
毎日の食も楽しめず、

この先どうしたらよいのかわからないと、
なげいていました。

確かに僕も会社員時代の最後は、
まだ30代と若かったのですが、

管理職という重荷に苦しみ、
食べられない日々の続いたことがありました。

当時の僕は滋賀県の湖南市に住んでおり、
ストレスに押しつぶされそうになると、
旧東海道を4時間かけて京都まで歩きました。

その道中の自然に触れて、
心身のバランスをとりもどすためです。

旧街道沿いの街並みは風情もあって、
金物屋や漬物屋をのぞくことも楽しみでした。

人間に限らず、
動物はストレスがたまると、
他者との距離感がわからなくなるもの。

そうしたお気に入りの空間に数時間滞在し、
世界における自身の立ち位置を確認することが、
僕にとってのストレスケアだったのでしょう。

チアは五感が鈍って、
そばにいる僕に気付けなくなりましたが、

人間も猫も、
加齢という自身の受け入れ難いストレスが、
大きな障壁となるようです。

そして、かなしいかな、
そうしたストレスの解消方法は、

僕がそうだったように、
どうやら千差万別なのです。

五体

前述の五感と比べ、
五体は歳とともに確実に機能が落ちます。

思考は判断を終えているのですが、
身体がそれに追従しなくなるのです。

僕は去った6月末の脳症の後遺症で、
いまだに足がもつれますが、

この回復を~老い~が邪魔していると、
日々痛感しています。

ただこれまで、
とにかくよい姿勢にこころがけ、
毎日じゅうぶんなウォーキングをしていましたので、

自律神経の本体ともいえる脊椎(背骨)は、
健康な状態なのですが、

物理的な手足をコントロールするための、
タイムラグが日々大きくなっており、

以前は自慢のできたフットワークの軽さは、
今では見る影もありません。😢

記憶

さて、最後に言及したいことが、
記憶についてです。

世間一般の~老い~に対する印象のトップは、
だんぜん「物忘れ」ではないでしょうか。

同じような世間一般の~老い~に対する印象として、

ついさっきのことを覚えていないが、
昔のことはよく覚えている、

…のような記憶がらみのちぐはぐさがあげられます。

ところで読者のあなたは、
脳という臓器の記憶の仕組みをご存知でしょうか。

五感から取り入れられた情報を、
脳はすべて記憶したりしません。

自動車を運転しているとき、
見聞きする情報のすべてを記憶していたら、
脳はパンクしてしまいます。

つまり、
脳は情報の記憶の是非をコントロールするのです。

そしてその、
コントロールをつかさどるのが刺激です。

これまで知らなかった、
体験したことがなかった何かに出会うと、
その刺激がトリガーとなって記憶するのです。

つまり若い世代は人生経験が浅いため、
知らないことも、
体験していることも少ないはず。

ですから彼らは、
日常的に刺激が多いため、
記憶を頻繁にすることになります。

ところが、
~老い~を重ねた人々、

たとえば僕のように、
波乱万丈の人間であればなおさら、

様々な体験がありつつ、
問題をのりこえるために学びもしますから、
知識は蓄積(ちくせき)することになり、

刺激を感じにくくなってしまうのです。

つまり記憶できないのではなく、
記憶する刺激に出会えない
ことが、
~老い~における「物忘れ」の正体であって、

老いた脳が、
機能していないわけではありません。

もちろん、

なんらかの病気で、
脳が萎縮することもありますが、

これは~老い~との直接的な因果関係はなく、
若者にも起こります。

おそらく脳は、
その人の年齢ではなく生き様と連動して、
機能を活性化させたり、
休眠させたりする
のです。


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この記事の書き手

ゆうすけ

自律神経の調和と自己肯定感アップを、全力でサポートするナチュロパス(ナチュラルセラピーの専門家)。シンガーソングライタ、エッセイストとしても活動。世界特許の安全装置を開発したロボットエンジニアだったが、右目の故障から37歳でリタイアし、41歳の冬に沖縄へと移住。自らのパニック障害克服を通じて自然由来の代替セラピーを極めると決意し、その先進国イギリスとオーストラリアへの3回の留学を含む、多岐に渡る学びと臨床から生まれた心身に優しい独自の「調和セラピー」によって、利用者の自律神経系諸問題を根底から解決し、自己肯定感を最大限まで高めることをミッションとする。2009年の初著出版後、エコロジカルな生活に目覚め、ヴィーガン(純菜食者)となる。東京都出身。料理と掃除、猫とのひとときを愛する、典型的な乙女座気質。

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