四十肩/五十肩

笑ってますか?
唄ってますか?
ゆうすけです。

高校1年生の時の僕のクラスの担任は、
古文を教えるM先生でした。

40代後半の、小柄な男性です。

授業はもちろん、
生徒たちとの接し方も厳しく、
まさに古き良き先生の代表格の様な方でした。

彼は授業が終ると、
黒板に書いた文字を辛そうに消した後、

右腕を肩の高さで回しながら、
眉間にシワを寄せていたので、

興味を持った僕は、
その仕草の根拠を彼に尋ねたのです。

 腕が上がらないのさ。
 四十肩っていうんだ。
 年を取ると、みんながなる病気だよ。

彼の説明によると、
前方からは右腕を旋回でき、
それなりに、高く腕を挙げるコトもできるのに、

側方からは、殆ど挙げられないと言う、
15歳でピチピチの身体の僕たちには
到底理解不能な症状に、

日々、彼は悩まれていたようです。

加齢とは恐ろしいものだという印象が、
僕の脳裏に焼き付いたのは、
言うまでもありません。

さて、それから38年が経過し、
その間にロボットのエンジニアや歌手を経験し、
自然療法家として落ち着いた僕でしたが、

自らの乾癬治療を通じて知り得た
エドガー・ケイシーの言葉をヒントに、
先週からオステオパシィを学び始めました。

人間を生活習慣が骨格の変形を招きますが、

その結果、慢性化してしまった様々な身体問題を、
この手技は解決してくれます。

四十肩や五十肩は、まさにその好例です。

日々の姿勢の悪さや運動不足が、
肩甲骨や鎖骨を癒合させてしまい、

動きが制限され、
痛みを伴うようにまでなった状態がこの症状であり、

M先生も例外ではありませんでした。

この手技で、
こうした肩の問題を解決するためには、

腰椎の4番、5番と、胸椎の1番、2番、6番、
頚椎の4番から7番と、肋骨の1番、2番の調整を行います。

これらを正常に動くようにすることで、
この症状は改善しますが、

実際に行うことは、
各部位の動きの鈍い方向を探し出し、

その反対方向に、数グラム程度のベクトル性の刺激を与え、
正しく機能するように調整して行きます。

施術をしていると、リンパの流れが改善され、
手を通じて脈動が伝わって来るのですが、
生命の息吹を感じる、それはそれは、素敵な瞬間です。

数グラムの力ですから、腕力は不要ですが、
骨格の微細なズレを検知したり、
こうした施術中の脈動を感じたりするために、

掌全体が生体センサーとして機能するよう、
その感度に磨きをかけねばなりません。

楽器の演奏や、
サトルエナジィ・アセスメントにも通じる手技ですので、
僕には向いているようです。

数十分ほどの施術ですが、
これによって、まず痛みが改善され、
腕の動作は本来の状態に戻ります。

しかし、その後も、
患者さんが同じ姿勢を続け、運動が不足すれば、
再び問題が起こります。

多くの社会人が、運動が足りていない点、

そして、座っている時間が長いにも関わらず、
その姿勢に対して無頓着な点が、

こうした問題を引き寄せるのです。

筋肉は形状を記憶する組織ですから、
背骨を丸めて腹部に脂肪を寄せ集めると、

お腹の周囲の筋肉が、
その状態を保持させるように形状記憶をはじめます。

ですから、ダイエットを気にする前に、
まず、姿勢を気にするべきです。

壁に背中をくっつけて、
自分の姿勢がどれだけ曲がっているかを、
知るコトからはじめましょう。

脊椎の問題は、集中力を低下させ、
自律神経の問題にも直結します。

薬を飲む前に、姿勢を正しましょう。

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