精霊ペポ


8年前の夏、

東アフリカのケニアから来沖された、
スワレ・マテラ長老の講演会に参加しました。

インド洋に面したミリデインという村で、
沢山の家族と暮らす、
ドゥルマの民のお一人です。

彼は、ムガンガ(夢予知者)という力を神様に授かり、
カヤンバという打楽器を使って、

霊障や病気に苦しむ人々を
癒す仕事をされています。

方法や道具は異なるものの、
誰かを癒すという仕事に共通する何かを、
共有することのできた素晴らしい講演でした。

ちなみに、その地方では、
50歳を越えると長老と呼ばれるそうですので、

僕も、こと年齢に関してだけは、
すでに、長老の域に踏み込んでいるようです。

この講演を紹介して頂いた方からは、
マテラ長老は、かなりのご高齢なので、

今回の来日が最後の機会になるだろうと
伺っていましたが、

2時間の講演の間、彼は一度も着座せず、
身振り手振りを織り交ぜた、
エネルギッシュなトークをされました。

おそらく、8年経った今も、
元気で活躍されていることでしょう。

そんなドゥルマの人々ですが、

太鼓と踊りと祈りを組み合わせた先祖供養を、
日々の暮らしに盛り込んだ、
独特な文化を有しており、

夜、その地で写真を撮ろうものなら、
ペポと呼ばれる沢山の精霊や先祖霊たちが、
被写体の中でシャボン玉のように映り込みます。

講演の中でも、その写真を何点か拝見しましたが、
それは、綺麗な乳白色の球状のもので、

大きさは、コブシ大ほどから、
人の顔ぐらいまでと様々です。

人の目には映らないので、
カメラのレンズフレアのような仕組みで、
フィルムに焼き込まれているのかもしれませんが、

その球状のペポたちは、
例外なく、バランスの良い真円を成しているのが、
僕には特徴的に見えました。

フラワーレメディの世界でも、
花の全体像の均衡の程度が、
エネルギーの持ち味を左右します。

きっと、ミリディン村のペポたちは、
日々の供養に満足しているからこそ、

綺麗で調和の取れた球状を
保ち続けているのでしょうね。

例えば、5~6人の子供たちを
被写体に写真を撮れば、
100個前後の大小様々なペポが映り込みます。

人の数より、圧倒的にペポの方が多いのです。

僕たち人間のように、
物理的な身体を宿った魂は、
実は、物凄く稀少な存在だということは、

頭では理解していたつもりでした。

しかし、こうして、
写真として目の当たりにすると、

僕たちは、多くのペポを代表して、
自由に動く身体を手に入れている有難さが解ります。

この現世に、
生きた証を遺せるということは、

身体を持つ奇蹟を許されたモノだけに、
託された力なのですから、

不平不満を言ったり、
確信や自信が無いと言って、
前進を躊躇している場合ではありません。

身体を使って前進し、
失敗は学びに変えて、

限られた人生を謳歌したいものです。

講演の後、僕はそのカヤンバを、
購入させて頂きました。

興味のある方は、
ひかりあめで演奏をしてみて下さい。

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