遺伝とは種

結論から言うなら、
遺伝は恐れるに足りません。

自分の家系に頻発する、
特徴的な病気や症状を、

遺伝ととらえて諦める人々を
僕は何度と無く診て来ました。

薄毛や多汗にはじまり、
糖尿病や脳卒中、果てはガンまで、

遺伝だから仕方がないと
罹病した人だけでなく、

医師までもが、
そんな運命論的な結論を提示します。

確かに遺伝的要素は
あるかもしれませんが、
この解釈は大筋から間違っています。

もっとも判りやすく例えてみましょう。
遺伝とは種でしかありません

千年以上前の種が、
遺跡等から出土することは、
珍しくありませんが、

そういった太古の種も、
土の中で滋養と太陽光に恵まれると、

歴史を越えて、しっかり発芽します。

種は、種だけでは、
何も起こりませんが、

土と滋養と陽光を授かると、
植物として発芽するのです。

遺伝も同じように、家族や家系の中で、
文字通り、伝え遺されますが、

例えば脳卒中を引き起こす遺伝子が継承されても、
その遺伝子を育む環境がなければ、

あなたという身体で、
発芽することはありません。

つまり、種は遺伝子であり、
土は身体、滋養は食、陽光は生活環境なのです。

いくら種である遺伝子が、
あなたの身体に伝え遺されたとしても、

あなたの食生活と生活環境が
遺伝子の発芽条件に合致しなければ、

病気も、症状も、
決して現れることはありません。

つまり家族や家系は、
同じモノを食べ、同じ場所に住むため、

遺伝子の発芽しやすい条件が、
揃ってしまうだけのことなのです。

人間にとって相応しい食事を摂り、
人間らしい生活環境を手に入れれば、

いかなる悪性の遺伝子も発芽することは出来ず、

そればかりか、
その家族や家系に伝わる、
良い面が継承されることになるでしょう。

どうせなら、良い遺伝子を、
しっかりと発芽させようではありせんか。

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