腸内宇宙と食物繊維

僕たちの腸内には、
判っているだけで、1000兆個の腸内細菌があって、
その種類は3万種に及ぶそうです。

多種多様な菌が、想像を遥かに超える複雑な世界を作り出しており、

それは、腸内宇宙ファンタジィとも言える、
素晴らしい世界なのですが、

これらを、善玉菌、悪玉菌、そして日和見菌の3つに分類し、

悪玉菌を完全に悪者扱いし、
それらを排除すべきと論じる専門家も少なくありません。

しかし、健康な身体にも、
悪玉菌の一種であるフィルミクテス門菌が、
相当数存在するのですから、

これらの悪玉菌たちにも、
腸内に存在する本来の理由があるはずです。

一番判りやすいのが、そのバランスでしょう。

たとえば、ストレス性の偏食が重なったりすれば、
腸内環境のバランスは大きく崩れ、

いわゆる悪玉菌が増殖し過ぎて、
大きな問題を起こすキッカケになるだけなのです。

悪玉菌の代表格と言えば、大腸菌ですが、
この大腸菌でさえ、身体にとって大切な仕事をしています。

 ええっ?!
 大腸菌が?!
 まさかぁ?!

そんなリアクション、されたのでは?

大腸菌は、腸内に病原体が入って来ると、
いち早く、これを退治しようと働いてくれますし、

食物繊維を分解するプロセスで、
ビタミン類を合成する働きも担っています。

ただし、こうした悪玉菌たちが、
本来の良い行動(?)をするためには、

彼等の活動の栄養源となる食物繊維が、
充分に提供されているときに限られます。

つまり、食物繊維の豊富な腸内では、

悪玉菌は悪さをせず、
腸内で優位になるコトも無いのです。

ところが、肉や魚や乳製品、揚げ物、加工食品、
インスタント食品、精白食品ばかり食べていると、
悪玉菌が過剰に増殖してしまい、

腐敗物質やガスを大量に作り出し、
活性酸素を発生させ、一転して病因を作り出しはじめます。

ご存じの通り、その食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類がありますが、
双方とも腸内環境の改善に役立ちます。

水溶性食物繊維は、ワカメなどの海藻類、
インゲンや小豆、大豆などの豆類の他、

エシャロット、ニンニク、ゴボウ、キャベツ、
アボガド、梅干しなどに多く含まれ、

納豆、メカブ、モロヘイヤ、オクラ、山芋などの、
ネバネバ食材にも多く含まれます。

また、不溶性食物繊維は、
水溶性で紹介した豆類とネバネバ食材の他に、

シソ、パセリ、ニラなどの香味野菜、
キクラゲ、椎茸、シメジなどのキノコ類、
干瓢、切干大根などの乾物にも多く含まれ、

腸内のカスや、細菌の死骸を絡め取り、
排便量を増やして浄化力を高めてくれます。

豆類やネバネバ食材は、
2種類の食物繊維を有していますので、

毎日、積極的に食べたいところですね。

僕たちの遠い祖先となる原初生命は、腸だけで構成され、
その腸から、各種の臓器が派生し、今に至っています。

大切な腸を良い状態に保てば、
良質の血液が作られ、

良質の血液が、体内組織を作り出すのですから、

腸内環境の改善が、万病予防に繋がるのは、
もはや当然と言えそうですね。

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ふたつの反応

同じ事実を目の前にしても、
人はそれぞれの反応をするモノです。

そして多くの場合、彼らの過去の経験が、
その瞬間の反応を決定付けます。

僕は、日々のカウンセリングの中で、

その人独特の反応が、
独自の生き辛さを演出してしまっている話しを、
例を挙げて説明するようにしていますが、

先日まさに、その好例とも言える風景に出会いました。

早朝のウォーキングが日課の僕ですが、
午前中に時間を作れなかったその日の僕は、
夕方の街並みを歩いていました。

丁度、小学生の下校時間でした。

小学校から降りる坂の途中で、
派手に分解してしまったビニル傘を前に、

肩を落とし、膝を抱えて地面に座り込んだ、
絶望しかけた表情の少年と、

そんな彼とは対照的に、
嬉々として傘をいじり回す少年がいました。

その日は、午後から突風が吹いていたので、

強い風の煽りを受けたその傘は、
無残にも壊れてしまったのでしょうが、

あまりにも、このふたりの表情が違い過ぎるのです。

興味の湧いた僕は、ウォーキングを一時中止し、
一体何があったのか、彼等に問い掛けるコトにしました。

絶望している少年は、半泣き状態で、こう言いました。

 風で傘が壊れちゃったんだけど、
 絶対、僕が振り回したせいで、傘が壊れたコトにされるんだ。
 母さんは、信用しないに決まってる!

体格のしっかりした男の子でしたので、
その風体とセリフのギャップが、いっそう複雑な雰囲気を醸し出していました。

一方、嬉々として傘をいじる少年は…、

 おじさん、知ってた?
 傘の骨って、すっげぇ、カッコいい!
 こんなところに、こんなにちっちゃな仕掛けが、
 いっぱいあるんだぜ。

こちらの少年は、痩せ型でメガネをしています。

そして、傘の骨一本一本を、中央で繋ぐヒンジ部に、
目をキラキラと輝かせているのです。

壊れてしまった傘という現実を前に、
あまりにもポジティブな少年と、ネガティブな少年のいるその風景は、

どこか、この社会を象徴するように見えました。

僕は、その傘の修理を手伝い、
不格好ながら開閉が出来るまで修復してから、
彼等に言いました。

 ふたりとも、イイ経験をしたね。

すると、

 もう、やだよ!
 こんな不格好な傘じゃ、
 家に持って帰れないよ。
 母さんに、絶対怒られるよ。

…と、相変わらず悲観的な大柄の少年と、

 おじさん、天才じゃん!
 なんで、そんなコトできるの?
 魔法?

…と、引き続き喜び続ける痩せ型の少年が、
そこにいたのです。

もし貴方なら、どちらの子供の反応をしそうですか?
ちなみに、僕は選択肢ではありません(笑)

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アンモニア疲労

現代医学や栄養学の現場では、
好き嫌いなく、何でも食べよ!…のような、
曖昧なアドバイスをされる機会が増えるモノです。

僕たちの身体は、自ら食べたモノで出来ているのですから、
そうした背景を無視した指導で健康になれるとは、
少なくとも僕は思えません。

食べ物で健康増進をはかったり、
病気を治そうとするところから、

自然食品や健康食品という考え方が生まれたワケですが、

それは、栄養生理学によって、
食べ物と体細胞が有機的に連続していることが、
はっきりと認められたからだと言われています。

しかし現代栄養学は、そうした事実と正面から向き合わず、
様々な矛盾を抱え込んでいるように感じるのは、
おそらく僕だけではないでしょう。

好き嫌いなく、何でも食べる姿勢を良しとする、
そんな論理によって導き出された食事法は、

場合によっては、健康状態の悪化や、
病気を招くだけの処方箋にもなりかねません。

3年前の4月2日、僕の地元の北中城村に、
ヘリポート付きの大型医療施設がデビューしました。

そして、その施設の中には、

沖縄を代表するファストフードの、
エーアンドダビュリューが出店しています。

また、南部を代表する豊見城中央病院には、
スターバックスが入っていたりと、

ココに限らず、医療施設の中に、
本来縁の無さそうなジャンクフードを、
販売する店舗が入る例が珍しくないのは、

病気を治したいのか、それとも病気になりたいのか、

良く判らない姿勢が、
浮き彫りになっている気がしてなりません。

つまり、日本を代表する現代医療の施設が、
こうした矛盾と同居しているのですから、

僕たちの何気ない日常は、相当意識しない限り、
健康から遠ざかる生活にならざるを得なくなるのは、

想像に容易いのではないでしょうか。

そんな中で、現代人の間には、
慢性的な複合疲労に悩む人は、後を絶たないのですが、

かつては、ビジネスマン専用だった疲労回復用の栄養ドリンクが、
昨今ではエネルギー飲料とネーミングされ、

主婦層や塾帰りの子供たちまでが、
愛飲するようになってしまいました。

これらのドリンク剤には、吸収されやすいブドウ糖と、
覚醒作用のあるカフェイン、そして微量のアルコールが含まれ、

一時的に疲労が軽減するような錯覚をもたらすように、
メーカー各社は、しのぎを削っています。

疲れを癒す王道は、副交感神経優位の身体作りであり、
良質な休息に他ならないはずなのですが、

マスコミに植え付けられた、そうした価値観に左右され、
シンプルな王道から遠ざかっているのです。

人類は、本質的に穀菜食の食性を持ちますが、
とりわけ日本人は、その傾向が強かったにも関わらず、

戦後の急速な動物性食品を摂取する文化へのシフトで、

身体の処理能力を遥かに越えるアミノ酸が体内に入り込み、
慢性的なアンモニア疲労を抱えるようになりました。

アンモニアは、アミノ酸が分解されて出来る中間物質で、
極めて高い毒性を有しています。

身体に入った毒は、肝臓で解毒され、
尿素となって腎臓で濾過され、体外に排出されますが、

肝臓や腎臓で処理し切れぬ量を越えたアンモニアは、
血中にダブつくことになります。

その結果、多くの現代人は、
肝臓と腎臓が疲弊し、働きが鈍くなり、

血液はタンパク質過剰になって循環不良を起こし、
アンモニア毒は全身に行き渡ってしまっているのです。

消化に要するエネルギーも、
動物性食は、植物性食の少なくとも2倍以上が必要で、

動物性食が多くなればなるほど、
消化器系の疲労が重なる上塗り現象を引き起こし、

また、体内のアミノ酸過剰は、
アレルギー体質を温存させるには好都合なのです。

つい先日出会った医療者の男性は、
肉体疲労を悪者にする典型的なタイプでした。

しかし実際には、肉体を適度に疲労させるコトで、
身体は鍛えられ、回復力も高まるという事実を彼は知りません。

そんな背景があるからなのか、
現代人は身体を使うコトが少なくなり、

肉体で消費するべきエネルギーが使われず、
モヤモヤとした精神的疲労の原因にもなっており、

その一例が皮肉にも不眠や寝不足となるのですから、
悪循環は留まるコトがありません。

栄養過剰の招くアンモニア疲労は、
こうして多くの問題を引き寄せますので、
好き嫌いなく、何でも食べる!という幻想から早々に卒業し、

身体に必要なモノを少量摂取し、
脊椎を弛緩できる軽い運動が日常に組み込まれる、

そんな潔い生き方を、選ぶべきなのではないでしょうか。

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パンケーキ症候群

今日の表題となる「パンケーキ症候群」は、
日本人の僕たちには、聞き慣れない響きかもしれません。

第一印象では、小麦の持つグルテン系疾患のように聞こえますが、
実際は、そうではありません。

この問題は、1993年のアメリカで最初に発見され、

翌々年には、この日本でも熊本大学が報告して以来、
その発生件数は、年々増加の一途を辿っているようです。

それは、

調理後に残ったパンケーキの粉を、
常温保存するコトによって、

袋の中にダニが侵入して、
そこを巣として異常繁殖してしまい、

そうした粉末を使った料理を食べて、
強いアレルギー反応を起こすコトを、
パンケーキ症候群と呼ぶのですが、

日本では、その90%以上が、
パンケーキではなく、
お好み焼きの粉で起こっているのです。

現代人が、アレルギー反応を起こす、
主要アレルゲンのダントツトップがダニで、

その後に、ハウスダスト、スギ花粉、
大豆、牛乳、卵…と続くのですが、

実はこの、ダニのダントツトップぶりは半端ではなく、
2位のハウスダストの2倍以上に及びます。

小麦アレルギーは、それから比べると、
かなりの少数派のため、

グルテンに、何の反応もしないはずの人が、
パンケーキやお好み焼きを食べて、

ダニアレルギーに悶絶するコトになるのですから、
食品の保管には、細心の注意を払いたいモノです。

密封容器や輪ゴム等で縛って保管しても、
ダニたちは難なく、その中に入って行けますので、

やはり、しっかり冷蔵保管をし、
早めに消費するよう心掛けるべきでしょう。

この他にも、

贈答用のヨーグルトに卵黄が入っていたり、
蒲鉾に乳製品が練り込まれていたりと、

市販の食品には、思わぬ落とし穴も多く、

また、例え原材料に含まれていなくても、
同じ製造ラインで流れていたアレルゲン物質に、

全く関係の無い食品経由で、
問題を起こす場合も少なくないようです。

僕自身も、かつてはカビやハウスダストに過剰反応し、
気管支喘息を発症する体質でしたが、

10年前から始めた純菜食や減食、
そして、水シャワーの励行のおかげで、

アレルギー性の喘息とは、完全に決別できています。

今では率先して、家に発生したカビの拭き掃除もしますが、
喘鳴ひとつなく、いたって健康です。

ダニが大量に繁殖した粉類を、
調理して食べるのコトは危険極まりないとしても、

そうした目に見えぬ存在に、
目を光らせて疲弊するのか、

自身の体質を改善して、気にせずに暮らし続けるか、

当たり前のコトなのですが、
選ぶのは、もちろん僕たちなんですよね。

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童心と正直さ

3年前の2月下旬、あるクライアントさんと遣り取りをさせて頂く中で、

僕の中で消化できていない過去の出来事と、
向き合うチャンスに恵まれました。

その思い出は、ふたつありました。

僕にチャンスを下さった方は、
一方の事件の当事者に、容姿が酷似されており、

すると、今度はその数日後に、
もう一方の事件を思い出させる「モノ」と出会ったのです。

自己啓発関係の本も多読し、
また日々のカウンセラーとしての仕事も通じて、
多くの皆さんの「過去」と向き合っていますので、

自分の過去についても、
その全てを受け容れて来たつもりでしたが、

そのクライアントさんとの対話の中で、
明らかに、このふたつの事件が消化出来ていないと判り、

その日から、内観を重ねる日々が、
約2週間必要になりました。

その、ふたつの過去は、このブログで、
公けに出来る内容ではありませんので、詳細は綴りませんが、

僕にとって、「なぜか、消化出来ない!」と、感じていたのは、

その思い出の表面的な感情面ではなく、
それらの事件にあった、共通した背景を、
受け容れられなかったという事実が、

その2週間で判ったのです。

他者の人生と自分の人生が交錯して、
そこで共有するコトになった経験が受け容れられなければ、

僕がそうだったように、
多くの人が苦しむモノです。

と同時に、この半世紀で学んだ僕は、

そうした「過去」の出来事に対する反応が、
「今」の自分の反応であるコトを理解していますので、

自分の波動が高まれば、
反応も自ずと変わるという真理に沿って、

過去と対峙するコトが出来るようになっていました。

ですから、これらふたつの事件だけが、
消化できずに在り続けたのは、

事件そのものにフォーカスしていたため、
解決出来ずに、僕の中で燻っていたのです。

ホロスコープで言うところの56歳からの土星期とは、
人生の総決算でもありますので、

まさに、僕の消化できなかった過去を一掃するチャンスが、
そのとき、巡って来たという事実に、驚かずにはいられません。

そして、その背景を受け容れるためには、
僕は自分に正直になる必要がありました。

そのときも、そして今でも、
言いたいコトは、必ず言う人間ですし、
これ以上に、自身に正直な僕を想像できませんが(笑)

童心に帰るくらい、徹底して自分に正直にならなければ、
受け容られないコトが世界には在って、

そうした葛藤を通じて、自分は自分であるというコトを、
どうやら僕たちは学ぶようです。

もし貴方も、少々面倒な過去を背負っていらっしゃるのなら、
徹底して、ご自身に正直になってみて下さい。

かなり、楽になるはずです(笑)

この投稿を書き終えた直後、
何となく手に取ったカードでリーディングしてみたところ、

そのときのチャンスが、偶然ではないコトを証明する、
面白い内容が記されていました。

 固定観念や、恐れの詰まった箱から、
 飛び出す時がやって来ました。

 あなたは、もう一度、
 純粋で無垢なハートを持った、
 幼子として生まれるのです。

 子供の頃の記憶を辿ってみましょう。
 はじめて綿菓子を買って、一口食べた時の気持ちは?

 夢中で砂場で遊んだ時の感覚は?

 その時、あなたは本当のあなたでした。
 純粋に自分の気持ちを感じていました。

 他者の目に映る自分を想像したり、
 予測して恐れたりしませんでした。

 自分の本質を知ることは、
 宇宙を知ることです。

 目に見える花から、
 目に見えない香りを感じるように、
 自分のエネルギーを感じてみましょう。

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猫背

突然ですが、あなたは猫背でしょうか。

もちろん、画像のような猫の猫背ではなく、
人間の猫背のお話しです。

ある調査によると、日本人の7割は猫背だそうですので、
猫背でない方が、珍しいようです。

欧米や、同じアジア圏でも、
日本人に突出して猫背が多いのは、

謙虚な言動を良しとする、
そんな国民性に関係があると言われています。

ある実験によると、
猫背の状態では、ポジティブな考えは生まれず、

姿勢の良い状態では、
ネガティブな考えが出来ないとか。

やはり、正しい姿勢には、
自然則に沿った、
何かしらの恩恵があるのでしょう。

背骨と自律神経には、密接な関係がありますので、
その実験結果には、調和療法の観点でも納得できます。

ちなみに、謙虚とは無縁の僕は、猫背ではありませんが(笑)

それでも、歩いている自分の姿勢が、
商店の窓に映ったときなどに、

カッコイイとは言えないなあ…と、
かつては、いつも思っていました。

僕の場合は、猫背ではなく、
歩くときは常に、前傾姿勢だったのです。

様々なモノに追い立てられた半世紀が、
この姿勢を築き上げたのだろうと、当時は諦めていたのですが、

たった一つのコトを意識しただけで、
すっかり治ってしまいました。

ちなみに当時は、ウォーキングしている僕に、
声を掛ける人は皆無でした。

おそらく、その前傾姿勢の醸し出す、
焦りを伴う雰囲気に、通り過ぎる人々は威嚇されたのでしょう。

本人は焦ってなくても、身体に染みついた歩き方が、
僕をそんな人間に見せていたのです。

ですが最近は、子供たちから声を掛けられます。

本当に驚いています。

何を意識したのか…、それは大腰筋です。

僕たちは、自分の脚は、
股から始まっていると思っています。

ですが、人体の構造で言うなら、
胸椎の下端、みぞおちの直下から、
腰に向けて大きなインナーマッスルがあって、

それが、脚の働きと大きく関係しているのです。

ですから、脚は股からではなく、
みぞおちの直下から始まっていると意識するだけで、

歩く姿勢も変わってしまうのです。

ちなみに、猫背を治す場合についてですが、
そのためには、猫背でない自分を知る必要があります。

つまり、猫背ではない自分の「身体感覚」を知るコトが、
猫背克服のための王道なのです。

実は、人間の身体は、絶対に猫背になれない姿勢があって、
それは、膝立ちをしたときです。

膝立ちをすると、骨盤と背骨が、
大腿骨に支えられ、それに乗った状態になります。

そのおかげで、無理な力を掛けずとも、
正しい姿勢になれるのです。

ですから、膝立ちをして、
背骨の感覚を掴んだら、そのまま立ち上がり、

立った状態で、膝立ちしていたときの背骨を、
意識すれば良いのです。

また、座ったときの姿勢については、
座面が固いと、感覚的に判りやすいのですが、

こちらは、坐骨を意識するだけです。

椅子の座面に、
坐骨をまっすぐに立てるようにすると、

先端の繋がった三角形の二辺が作られ、上半身は安定します。

坐骨は、前側が細く、
背中に近付くにつれて太くなっていますので、

左右に揺れることもなく、
安定した状態で背骨を支えてくれるのです。

同じ要領で、床の上に直接座るときも、
坐骨を意識すると、楽に座れます。

本格的に瞑想をしたいときなんかに、便利ですよね。

姿勢とは、単なるカタチではありません。

その人の醸し出す雰囲気の殆どは、
姿勢が演出しているのです。

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風邪を楽しむ

風邪というのは不思議なモノで、
時間に追われている人は発症し難い…とまで言われます。

風邪をひいている暇がない…などと、
彼らは冗談交じりに話したりしますが、

実はこれには、立派な根拠があります。

時間に追われると活動量が増えるため、
自ずと代謝が高まり、

それに応えるようにして体温も高まり、
白血球の力が強くなる…というメカニズムが、僕たちには存在するからです。

白血球のマクロファージの段階で、
ウイルスが処理されている状態こそが、このときなのですが、

そうした忙しさが一段落すると、
ホッとしたときに風邪をひくコトが多くなるのは、

前述した反対の状態が体内で起こり、
ウイルスに対して無防備になってしまうから。

もちろん、この時に、免疫力が落ちているコトが、
風邪を発症させる、大きなキッカケとなります。

免疫力が落ちると、
帯状発疹やヘルペスが出たりして、
僕たちを驚かせますが、

実際には、ウイルスと免疫力が闘ったあとは、
免疫力が高まるように出来ています。

つまり、風邪をひいた後は、
リンパ球が増えて、免疫力が高まりますので、

風邪をひいてしまった時は、
しっかりひいた方が良いくらいなのです。

ですから、風邪のひきはじめの数日は、
安易に熱を下げる薬などを飲むべきではなく、

むしろ、熱が逃げないように布団をかぶって温かくし、
汗を掻くくらいまで身体を温めることで、
免疫力は上手く回復してくれます。

市販の総合感冒薬も、病院処方の炎症止めも、
これらの消炎鎮痛剤は、
炎症を起こす要因を阻害するので、

腫れがひいたり、熱が下がったり、痛みが取れたりして、
身体は楽になるのですが、

傷付いた粘膜を修復する反応も止まってしまいますので、
逆に風邪を長引かせる結果にもなりかねません。

臨床試験でも、薬を飲まなかった人は、
平均2.5日で治っているのに対し、

風邪のひきはじめに薬を飲んだ人は、
5日から一週間まで延びたという結果もあります。

特に子供の場合、様々なウイルスと向き合いながら、
大人レベルの免疫力を獲得しようとしますので、

風邪は予防せずに、自然体で過ごすべきなのかもしれません。

そんな意味でも、免疫力を適度に高めるためには、
生き方の見直しが最優先なのですが、

風邪に対しても、免疫獲得のチャンスと捉え、
何でも薬で解決しないように心掛け、

可能なら、風邪を楽しむくらいの余裕が欲しいモノですね。

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10000年前からの適応力

僕たちは、便利で、清潔で、
そして、快適な文化を手に入れていますが、

1996年、世界中の有志の医学者、遺伝学者、
そして生態学者が集まり、

研究や論議を重ねた結果、興味深い事実に辿り着きました。

それは、

僕たちの身体を構成する、60兆個の細胞の特性は、
10000年前から変わっていない…というコトでした。

途方も無い過去のような気もしますが、

地球上に生命が誕生したと言われる、
38億年という時間軸と比べれば、

瞬く間の時間、ほんの一瞬とも言える時間です。

つまり、こんなに短い時間では、
生命細胞に変化を起こすコトは不可能だったのです。

身体のバランスや顔の形は変わっても、
細胞レベルは、10000年前のままなのです。

そして、ここからが重要なのですが、

この事実を逆算するなら、僕たちの細胞のひとつひとつは、
10000年前の環境を快適としたはずであり、

大自然の中で、自然と一体になって暮らしていた当時の環境が、
僕たちの細胞を、最も活性化させるのではないかと、考えられないでしょうか。

それはおそらく、原野を裸同然の姿で、
走り回っていた頃のコトでしょう。

多種多様な生命と共存する環境で、

つまり、現代の文化とは全く違う、便利とは無縁で、
決して清潔とは言えない環境を、彼らは快適としていたのです。

しかし人類は、僅か10000年の間に、
彼らの愛した原野を、文明社会に変えてしまいました。

身の周りにいる、目には見えない小さな生命を悪者扱いし、
排除するコトに躍起になっているのです。

10000年前には、全ての脊椎動物の腸には、
回虫やギョウチュウもいたでしょうが、

人類やペットは、それらを追い出してしまいました。

抗菌除菌スプレーを愛用し、
皮膚の健康を守る常住菌を全滅させ、

アレルギー反応から身体を守り、
免疫力を向上させる腸内細菌たちも、

塩素を含む殺菌作用の高い水道水や、
抗菌作用のある保存料や添加物たっぷりの食品で、

壊滅状態にしてしまったのです。

こうして僕たちは、身の周りを生物との共生関係を、
一方的に遮断してしまったのです。

現代の生活は、僕たちの気付かないところで、
細胞たちにストレスを与え、
免疫機能を誤動作させるようになりました。

アレルギー症状を訴える日本人は、
今は2人に1人という、甚大の数に登っており、

かつては、聞いたことも無かった、
自己免疫疾患も、当たり前のように存在しています。

これは、10000年前からの適応力からの、
大切な、そして深刻なメッセージなのかもしれません。

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身体と知性

僕たちは、「知性」という言葉を耳にすると、
すぐに「脳」や「頭脳」を、連想してしまいますが、

それは、頭の中にあるものだけを言いません。

細胞以下のレベルでも、細胞や組織のレベルでも、
あるいは中枢神経のレベルでも、

知性は、その姿を表しています

酸素、遺伝子、感覚器官、抗体、ホルモン、神経細胞など、
これらも全て、知性の表れです。

話しが少し逸れますが、こんな話しをご存じではないでしょうか。

それは特に、手術を必要とする患者さんに言える、
とても大切な事実なのですが、

患者さん側の執刀医に対する信頼が無いと、
その手術は必ず失敗するそうです。

通常、手術の際は、麻酔によって眠らされていますから、

一般的に言われる、「脳」や「頭脳」と関わる「知性」は、
シャットダウンされているいる状態ですよね。

ところが、患者さんの身体には、
何等かのインテリジェンス(知性)が発動して、

執刀医に対する不信感を、
身体全体が表現をし始めると言います。

潰瘍は、緊張を伴う、
心配性の人に出やすいとか、

大腸炎は、強迫観念や妄想に、
取りつかれた人を苦しめるとか、

病気では無く事故でさえ、
習慣的に災難を招きやすい、

例えば、ぼんやりした人が起こしやすいとか、

こうした、詳しく記録された症例については、
幾らでも論じるコトが出来ますが、

いずれの場合においても、一つの基本的な真実が浮かび上がります。

それは、全ての病や症状は、
「知性」の働きが混乱した結果として生まれるというコトです。

そして、その「知性」こそ、前述した、
身体に表れる、あらゆるレベルの知性なのです。

知性の表れとしての身体の働きについて、
その所在を明らかに出来ても、

身体のあらゆるレベルに存在する知性そのものは、
どこにあるのか、その実態を突き止めるコトは出来ません。

それは、僕たちの中に、そして大自然の中に、
あまねく存在しているのでしょう。

僕たちが、「脳」や「頭脳」で働くモノを、
「知性」として捉えて来たことは、

あまりにも軽率なコトだったのかもしれないのです。

病気のプロセスが、
そうした、あらゆるレベルの知性の表れであるように、

健康のプロセスもまた、
それらを起点とするコトは、言うまでもありません。

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眠りの科学

睡眠は、全ての生命にとって自然なコトであり、
絶対に必要であるにも関わらず、謎も多いモノです。

今世紀に入って、
睡眠に関する基本的事実が研究され始めましたが、

まだ明らかにされていない部分も、多々残されています。

ある調査結果によると、
睡眠時間に関する、男女の差は無いとされています。

60%の人が、6~8時間眠り、
36%の人が、8時間以上を必要とし、

その中で、わずか4パーセントの人は、
6時間以下の睡眠で足りるとしています。

睡眠を、全く取らずにいられる人はいませんし、
意識的に自然な睡眠時間を変えられる人もいません。

また、この調査とは別に、
数千名の被験者を対象とした調査では、

一晩眠った後の57%の人々が、
回復して元気に目覚めた事実が確認されましたが、

逆に言えば、そうでない人も、随分多かったと言うコトです。

その、そうでもない人々の中を、
さらに探って行くと、

いわゆる不眠症で悩む人々が、その中に含まれており、
ここに来て男女の差は、歴然となりました。

少なくとも、一晩中眠れなかった経験のある女性は、
男性の2倍以上を示したのです。

実際、睡眠薬の処方実績でも、
女性の利用者が2倍以上を示しています。

生理学者たちは、人間を含む哺乳動物には、
大きく分けて2つの睡眠があるコトを発見しました。

一つは、急速な眼球運動が伴うレム睡眠であり、
もう一つは、脳波の動きの鈍いノンレム睡眠です。

実際には、この2つの睡眠の中間的な状態が多々あり、

この間に、浅い眠りや深い眠り、
意識のある眠りや、半分だけ意識のある眠りなど、

多様な状態が確認されています。

この中で、レム睡眠は、
夢を見る眠りの段階ですので、
多くの研究の対象となり、一般の人々も関心を寄せました。

人間が睡眠によって休息し、元気を回復するのは、
このレム睡眠から来ると、
最近では結論付けられています。

そして、もちろん、これは3次元科学的なお話しです。

また、別の実験を含んだ調査では、
鳥類、爬虫類、魚類にも、レム睡眠が確認されています。

貴方は、この事実を、どう考えますか?

眠りというプロセスを、多次元で捉えると、
とても判りやすくなります。

僕たちの「魂」は、多次元の存在です。

そのため、この3次元身体(=肉体)と関わり続けるコトは、
そう簡単ではありません。

そんな中、「心」という領域は、「魂」と「肉体」の間にあって、

どちらにも影響される時空にあるため、
さらに複雑な問題を抱えてしまいがちになります。

本来、僕たちの魂は、
3次元世界で成すべきコトがあって、身体を受肉したのですが、

3次元身体は、環境などの柵(しがらみ)に振り回され、
魂からのメッセージに、忠実ではいられません。

そのため魂は、一日に一度、
物理的な身体を離れて、多次元に帰り、
英気を養う必要があります。

それが、睡眠です。

鳥、蛇、魚たちまでもが、
同じような睡眠サイクルを持つという事実は、

彼らも、この3次元の地球で、
3次元の肉体を持つ体験をしながら、
魂を成長させようとする存在であって、

そこには、宇宙規模の意志を感じずにいられません。

そして、そうなって来ると、
不眠症や、睡眠剤で眠りを得るという状態が、

いかに不自然か、理解出来るのではないでしょうか。

眠れない…、そんな時は、生き方を見つめ直すチャンスであり、

その背景にある真の意味を、
多次元的に探る必要が、あるのかもしれませんね。

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