感覚の差

今日は、感覚のお話しです。

僕たちは五感を通じて、
この世界の様々な波動を受け取っています。

自然界の創造した一大傑作もあれば、
人間の拵えた不自然なモノまで様々ですが、

それらをひっくるめたモノが、
今、この瞬間の世界の波動です。

そして、面白いのは、

同じ色を見ても、同じ音を聞いても、
反応や味わい方は、
千差万別だというコトです。

 そんなコトはない。
 赤は赤だろう!

あなたは、そう思うかもしれません。

しかし、色分解データで完全に再現した赤でさえ、
人によっては、本来の赤に、
見えないコトが多々あります。

この例えが、少々解り難いとしても、
味覚や臭覚の個人差なら、
多くの人々が経験しています。

自分は美味しいと思うのに、
他人は不味いと感じたり、

自分にとっては芳しいのに、
パートナーにとっては、
不快な香りだったりします。

ですから、感覚器官の違いだけで、

味覚や臭覚と同じような差異が、
見え方、聞こえ方、感触にも必ず存在し、

科学的に検証できない第六感に至っては、
劇的とも言える違いがあるのです。

ですから、五感の差について、
云々言う意味は無いとしても、

あながち極論とは言えません。

その人にとって、必要な情報を、
必要な分だけ受信できれば、それで良いのです。

生命体はそれぞれ、
固有の周波数で振動していますから、

受信する側の得手不得手があっても
何ら不思議ではなく、

それに準じた生き方を、すれば良いだけのコトです。

そして、この差は、
コミュニケーションの中においても、
興味深い現象を見せます。

もちろん、言葉の解釈上の問題は、
大きな差となりますが、

それ以外にも、
発する側の波動と、受け取る側の波動の差で、

聴き取る内容が、
劇的に変わってしまうコトも少なくありません。

良かれと思って言ったコトが、
相手に伝わらないというメカニズムが、
まさにコレです。

こうして、人間同士でも、
感覚の差はあるのですから、

動物を越えたコミュニケーションは、
さらに興味深いモノになります。

愛猫のチアさんは、
透き通る、円らな瞳で僕を見つめますが、

あんなにピュアな目をもってしても、
猫の色覚では、
赤と緑が判別できません。

ところが、人間が躓くような、
光のごく僅かな場所でも、

彼らはしっかりと、
白黒識別できる視覚を持っています。

深夜1時半ごろ、熟睡している僕を、
真っ暗な寝室で見つけ出し、

耳元で「ニャー」と囁いて、
僕だけを起こす(笑)その高度なテクニックは、

もはや、芸術の域に達しています。

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自然療法と賢く向き合う

フラワーレメディに限らず、
何らかの自然療法に関心を持ち、

試してみたい…と思ったら、

インターネットで情報を得るや否や、
矢も盾もたまらず、

いきなり問合せに走る方も、
多いのではないでしょうか。

しかし、フラワーレメディのように、

特に西洋医学との補完や代替を目的として
検討されているのであれば、

最初の一歩を漠然と踏み出す前に、

その療法と、今後、賢く向き合うためにも、
事前にチェックしておくべきコトが幾つかあります。

こうした準備をせず、いきなり施術を受けても、

セラピストの質問に応えられなかったり、
返事が曖昧になったり、
無駄なおしゃべりで要点がズレてしまっても、

そういった問診の流れが、
最善の治療に繋がるはずがありません。

その場で整理するのは難しい内容でも、
事前に向き合っておけば、
難無く取り組めるモノだったりします。

思い出せば良いのですし、
万が一覚えていないのなら、

自分でまとめた資料を、探せば済むのですから。

では、どんな内容を、
挙げておけば良いのでしょうか。

簡単に言うなら、
その療法を使ってみたい理由を整理し、

さらには、

自分の症状や状態、そして近況を、
把握できる限りメモして下さい。

使ってみたい理由については、例えば、

西洋医学に不信感があるからとか、
主治医の言動が納得できないなどの感情論ではなく、

不信感や疑念を感じる
原因となる部分をチェックします。

そして、症状や状態、近況については、
例えば「痛み」があるのなら、

いつ頃から始まった「痛み」なのか、
そしてその頃、どんなストレスを抱えていたのか、

「痛み」に苛まれる時間帯や、
タイミングなどに関する規則性は無いか、

服用薬が既にあるなら、
お薬手帳や処方箋を用意するか、

薬のパッケージに記載された情報をメモに書き出し、

それらをどんな形で、
服用、あるいは頓服しているかを、
明確にしておきましょう。

また、アレルギーの有無や最近の食欲、
運動量は充分か、

入眠具合や中途覚醒についても、
チェックしておきましょう。

さらには、受診前一週間分程度の、
バイタルデータ(血圧、脈拍数、体温など)が準備できていれば最高です。

これらを携えて、自然療法家を訪ねるコトが、
賢く向き合うための、最初の一歩です。

そして、その一歩と同じくらい、
大切な二歩目が、施術受診後に待っています。

自然療法家は、あなたに対して、
きっと、何らかの処方をするはずですが、

それらと並行して、
生活習慣の改善に関するアドバイスをするでしょう。

何らかのエクササイズかもしれませんし、
アファメーションかもしれません。

自然療法をうまく利用する人々は、
こうしたアドバイスをしっかりメモし、

そして、可能な限り実践します。

こうした積み重ねを経て、
自然との真の調和を身体が学び、

内なるチカラに対する、確信となるのでしょう。

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呼吸の神秘

ご存じのとおり呼吸とは、生命にとって大切な生理機能です。

消化活動や心臓の鼓動、
血液循環、ホルモン分泌等も同じく生理機能ですが、

今回の話題となる呼吸とは、一線を画します。

しかもそれは、かなり大きな差です。

全ての生理機能は、
意識せずに働きますが、

呼吸以外の生理機能は、
意識して働かすコトができないのです。

深呼吸や息を止めるなどの活動は、
呼吸活動にだけ許された、

意識下で行われる行為であって、
これは、かなり神秘的な事実と言えるのではないでしょうか。

また、生命は呼吸によって、
宇宙エネルギーを体内に取り込みます。

大袈裟に聴こえるかもしれませんが、
まさにそうなのです。

食物や水を取り込む消化機能も、
生命維持には欠かせませんが、

食物が無くても、
何週間かは生きられるのに対して、

呼吸無しでは、
すぐに絶命してしまいます。

これらの特徴を知れば知る程、
生命にとって、いかに呼吸が大切かが解りますよね。

僕が、フラワーレメディと出会うことになったのは、
自らが患ったパニック障害がキッカケでした。

この心身症は、発作時に過呼吸を伴う特徴があって、
そうなると患者は、正常な呼吸が出来なくなります。

パニック発作時のこの状態は、
少々極端な例とも言えますが、

生命は、強いストレスを感じると、
呼吸を止めてしまう傾向があるのです。

赤ちゃんや幼児は、
ストレスを感じると、素直に大泣きしますが、

彼らはこのとき、
このような形で積極的に呼吸し、

生命を維持する術を知っています。

一方、ある程度成長した人間は、
ストレスを感じると、黙って堪えるようになりますが、

このときの呼吸状態は、
決して褒められたモノではありません。

ストレスを感じた直後は、なぜか呼吸を止め、
呼吸を再開した後も、それは非常に浅くなるのです。

これは、無酸素運動時に必要なモノと同じ類の、

ストレスに対抗するための反力や瞬発力を、
身体が準備するために起こる反応の一種なのですが、

この状態が長く続けば、体内は呼吸不足、
つまり酸素欠乏状態に陥ってしまいます。

ですが、欠乏するモノは、酸素だけではないのです。

呼吸は気道を経由して、
肺を空気で満たすだけではなく、

体表となる皮膚においても、
呼吸は常に起こっており、

それは、空気中の酸素を取り込み、
二酸化炭素を吐き出すという、良く知られたメカニズム以外にも、

宇宙のフリーエネルギーである空(くう)や光を、

体内に取り込んで波動調整し、
その一部になろうとする行為でもあるのです。

意識しても、しなくても呼吸が可能なら、

良い呼吸を、意識して行う回数を、
僕たちは、増やすべきなのではないのでしょうか。

呼吸が宇宙と繋がるための最高のツールだとするなら、

交感神経ばかり優位な生き方では、
その本質を見失いかねないようです。

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レメディ摂取方法の背景/最終回【全5回】

今日は、4回に渡って連載した、
フラワーレメディ摂取方法の背景に関する、
最終回をお届けします。

肉体に宿った魂は、
物理的な世界で活躍するための場を与えられます。

魂だけの存在であれば、
時空の束縛を一切受けることなく、
自由を謳歌できますが、

意識として考えることしかできず、
何も体験できません。

ですから、地球上に転生した魂たちは、
現実の世界に生きた証を刻もうとし、

それが成功すると、達成感に包まれ、
幸せな気持ちになります。

しかし、肉体を持ってしまった以上、
それを維持する必要が生じ、
本能との葛藤も余儀なくされます。

その葛藤が感情です。

もちろん、それらが好転していれば、
葛藤はありません。

魂も心も、そして身体も、
幸福な波動に包まれますが、

多くの場合、空回りしていたり、
悪循環さえすることもあるため、

ネガティブな感情を、頻繁に携えてしまいます。

エドワード・バッチの愛したフラワーレメディにとって、
最後の課題は、この負の感情を癒すことでした。

彼が、この療法の開発終盤の僅か半年で、
そうした感情を癒す
19種ものレメディを世に出しましたが、

病魔に侵されていた彼の身体的、かつ精神的負担は、
並大抵では無かったはずです。

驚異的な精神力で、その試練を越え、
完全なフルセットのレメディを
完成させたエドワード・バッチは、

彼の50歳を迎える、1936年の9月に、
彼にとって最後の冊子を出版しました。

彼の大衆に対する最終的なアドバイスは、
以下のように記されていました。

 調合する時は、
 水でほぼ一杯にした薬用の小瓶の中に、
 ストックボトルから2滴を加えて下さい。

 暫く保存する必要のある場合は、
 保存料として少量の
 ブランデーを加えると良いでしょう。

 この薬用瓶を患者の服用に使います。
 ここから数滴を少量の水、牛乳、
 その他手近な飲み物に入れるだけです。

 緊急の場合には、患者の状態が改善するまで、
 数分ごとに与えて構いません。

 重い症状の場合は、約30分ごとに、
 また長期に渡る症状には、2~3時間ごと、
 あるいは患者の必要に応じて、
 頻度を変えることもできます。

 意識を失っている場合には、
 唇を頻繁にしめらせて与えて下さい。

 痛みやこわばり、炎症など、
 体に局所的な症状のある場合は、
 服用に加え、外用薬として使うと良いでしょう。

 水の入ったボウルに、
 薬用瓶から数滴を入れ、布を浸します。
 この布で患部を覆って下さい。
 必要に応じて、この布を時々湿らせて下さい。

 また、レメディを数滴入れた
 水に患部を浸したり、
 スポンジに含ませて
 当てるのも効果的な場合があります。

ストックボトルから2滴ずつを加えるという、
今に伝承される作法は、
この時に確立されたようです。

保存のためのブランデーの記述についても、
ブランデーと水の割合については、
調合する者に任せています。

これも、今のやり方と同じです。

この最後の冊子になって、
薬用瓶のサイズの記述がなされていませんが、

これまでの流れを汲んで、
それが、4オンスの標準薬用瓶であると考えるコトも可能ですが、

「そこから数滴を」などの記述が、
数箇所加わっているため、

これまでのティースプーンを使用した服用方法とは
異なるスタイルであると想像でき、

彼のレメディのストックボトルを販売していた
ホメオパシィ薬局で入手できた、

何らかのスポイト付き調合瓶を、
意味していたとも考えられます。

そうであれば、これらの記述が、
今の服用スタイルを決定したと言っても、
過言では無さそうです。

服用回数の頻度に関しては、
多ければ多いほど効果を出しやすい点についても、
彼の言葉の通りであると解りますが、

一日3~4回という回数は、最も少ない服用回数として、
最初の冊子で紹介されている程度であり、

今に伝わる、1日4回以上の摂取は、
外せない要件であることが解ります。

今回の連載の初日に掲げた謎を、再度確認しましょう。

・なぜ6~7種類なのか
・調合ボトルは、最初から存在したのか
・一回に摂取する量は、どのようにして決まったのか
・一日の摂取回数は、どにようにして決まったのか

エドワード・バッチの後継者たちによる数多くの臨床が、
本療法のこうした特徴的要素を完成させたのですが、

今回、ご紹介した彼の遺稿の中にも、
沢山のヒントを見出すコトができました。

ひかりあめの標準ボトルが、
6週間サイズに切り替わったように、
これからも、この療法は成長するのでしょう。

安全でシンプルな自然療法だからこそ、
変化を柔軟に受け入れられる、

そんな懐の深さが、あるのでしょうね。

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レメディ摂取方法の背景/その4【全5回】

12の基本タイプに加え、心の癖を改善させる、
7種の新しいレメディを完成させたエドワード・バッチは、

この療法利用者のための冊子も、
3度刷新する必要があったようです。

 レメディを服用するには
 コップ一杯の水を用意し、

 その中に、薬局で入手した小瓶から、
 必要なハーブを3から4滴加え、
 良く掻き回して下さい。

 古くなったら捨て、
 また新たに作り直して下さい。

 しばらくの間、保存させたい場合は、
 ティースプーン2杯の
 ブランデーを加えて下さい。

読んでみると解りますが、今回の説明の中には、
調合ボトルのための薬剤瓶の記述はありません。

日本語訳だけを読むと、
コップでの服用を勧めているようにも見えますが、

原文を併読すると、
「コップを使う」というよりは、

調合用のサイズとして
a cupful を明示しているのが解ります。

であるとすれば、
このサイズは8オンスにあたり、

それは、初期の冊子で説明したのと、
同じ量であることを意味します。

この冊子における、これらの記述の後には、

一回の服用に関して a teaspoonful という単語を
見つけることができます。

調合サイズの8オンスに対して、
一回の服用が a teaspoonful の意味する1/6オンスなら、

全体が約2週間分のエッセンスである
という計算になります。

この点も、初期の冊子と同じですが、
最初の版では、調合ボトルという発想はありませんでしたから、

同じ意味合いであるとは言えません。

また、第2版までは書かれていなかった、
保存のための記述が、ついに登場しましたが、

全量に対するブランデーの添加量が少ないのは、
緯度の高い英国ならではと言えるでしょう。

僕の住む沖縄では、
こんな微量なブランデーでは、
エッセンスは、すぐに腐敗してしまいます。

また、この第3版における処方説明の中では、
子供の場合、成人の場合のような、

使用制限とも読み取れる、
そんな表記が別に書かれています。

 子供の場合、服用には卵さじ一杯分、
 成人の場合は茶さじ一杯分を、
 一回の服用分として処方して下さい。

まるで、一般の薬剤と同じように、
大人と子供で、一回量の指示が異なっていますね。

ちなみに、卵さじとは、
ゆで卵を食べるのに便利な、
柄が短く、先端の少し尖った形をした、
茶さじより小柄なスプーンのようです。

ですがこの表記は、この第3版のみの特徴であり、
最終版では見当たりません。

さらには、重症の場合、慢性的問題の場合、
また、意識を失っている場合などについても
具体的な処方例が示されており、

臨床数の増加とともに、エドワード・バッチ自身も
試行錯誤していたことが解ります。

 極めて絶望的な場合には、
 15分ごとに処方をすると良いでしょう。

 重症の場合は1時間ごと、
 長く患っている病気については、
 1日中、2~3時間ごとに処方して下さい。

いずれも、興味深い表記ばかりです。

セカンド・ナインティーンの発見に至る前の、
いわば、全レメディ開発の丁度折り返し地点にいた彼の、
興奮を感じるのは僕だけでしょうか。

この冊子の出版された翌年は、
彼にとって最も過酷な一年となりました。

彼の作り出した
新しい自然療法のアウトラインが、

明確になればなるほど、
英国医師会との衝突も激しくなり、

さらには、自らの健康状態の
悪化についても察していた彼は、

最後のシリーズの完成に費やせる時間が、
殆ど残っていないコトを知っていたからです。

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レメディ摂取方法の背景/その3【全5回】

エドワード・バッチが、
その半年で用意したレメディは、

セブン・ヘルパーズと呼ばれる、
新シリーズ全7種のうちの、半分となる4種類でした。

この新しいレメディ・セットは、
心の癖に関する問題を解決する植物たちです。

人間の基本となる、12の心的パターンを見つけ出すためには、
心の癖を取り除かねばならないコトに
彼は気付いたのです。

セブン・ヘルパーズの登場は、
フラワーレメディの進歩にとって画期的でしたが、

この僅か半年の臨床を経て、
エッセンスを自分専用に調合して持ち歩くコトが、

ついに、本療法治療スタイルのスタンダードとなりました。

1933年の秋に出版された新しい冊子には、
以下のように記述されています。

 服用分の調合について

 患者が服用を必要とする場合は、
 通常の4オンスの薬剤瓶に
 必要なストック・ボトルから4滴を入れ、
 水で満たして良く振って下さい。

 これを必要に応じ、
 ティースプーン1杯を1回の服用分として、
 患者に与えて下さい。

 また、薬局で入手できるのはストック仕様ですから、
 服用に際しては、ここで説明するように、
 薬剤瓶を使って調合して下さい。

いかがでしょうか。

調合ボトルに関する記述が、
完全になされているのが解りますね。

ボトルのサイズも、
半年前のボトルの半分となる、
4オンス(約110ml)にまで、コンパクトになりました。

また、一般的なティースプーンは3cc前後ですので、
この調合ボトルは、
約10日分の処方だったことが解ります。

但し、原語の文章内にある「a teaspoonful」が、
計量サイズを意味するのであれば、

これは、1/6オンスにあたるので、
4オンスは24回分となり、6日分の処方です。

また、この時点では、
調合希釈液にブランデーを使う記述がありませんので、

保存の観点で言っても、
また、英国という環境を考慮しても、
打倒な日数設定だったと言えます。

さらに、この記述の中で特徴的なのは、
特定の薬局で、ストックボトルを購入できる点を
名言しているコトです。

実際、この冊子の巻末には、
レメディを購入できる薬局が、住所付きで2件紹介されています。

エドワード・バッチの「せっかちさ」は折り紙つきでしたが、

たった半年の間に、
薬局での販売体制を整えた彼の機動力は、
見習わねばなりません。

しかも、新しい4つのレメディは、

それまで滞在していた、
イングランド東部のクローマーだけでなく、

ロンドンの東に位置する
バッキンガムシャー州のマーロウや、
初代3薬を見つけたウェールズで発見しており、

交通手段もままならぬ当時での、
彼の行動範囲の広さには驚かされます。

そして、さらにその半年後には、
セブンヘルパーズの全てが揃い、
新しい冊子が、再版されることになります。

この新しい本における、
レメディの服用方法に関する記述は、
さらに具体的になりました。

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レメディ摂取方法の背景/その2【全5回】

前回の投稿で、調合ボトルのことを、

ドース(服用)ボトルとか、
トリートメント(治療)ボトルとか呼ぶ、

…と紹介しましたが、

フラワーレメディの
エッセンス摂取に関する2つ目の謎は、
この調合ボトルについてです。

昨今では、3週間分のエッセンスを、
調合ボトルに作成して利用する方法が主流です。

ひかりあめの標準調合ボトルは、
数年前から6週間仕様となっていますが、

これは本療法の効果を、
現実的に感じて頂くための、僕の臨床に準じた内容です。

この療法に関わる様々な団体が、
色々なサイズのボトルを用意していますが、

最も多い使われ方は、
30mlの遮光ガラス製スポイト付きボトルに、
3週間分をブレンドし、

一回4~6滴を、
一日4回以上摂取するように勧めています。

ひかりあめで使用する調合ボトルも、
遮光ガラス製ですが、

標準サイズとなる6週間仕様が20ml、
ワイドサイズの9週間仕様が30mlですので、

世間一般の例から比べると、
かなり小さなボトルだと判ります。

これは、亜熱帯の沖縄でも、
エッセンスの保存性を高めるための工夫であり、

こちらに関する詳細は、拙著「本気で☆フラワーレメディ」に委ね、
今日の投稿では省略させて頂きますが、

こうした、フラワーレメディの調合ボトルについて、
文献を探っていくと、面白い事実が解ります。

12種のレメディが完成した1932年には、
今の形では、ありませんでした。

引用する文献は、
彼が本療法の使用方法を伝えるために作った
最初の冊子「トゥエルブ・ヒーラーズ」です。

この本は、1932年秋に執筆され、
翌年の年明けに出版されました。

 こうして作ったレメディ1滴を、
 水の入った8オンスの薬剤瓶に入れるだけで、
 瓶の水に薬効を持たせることができます。

 この薬剤瓶から、
 ティースプーンで必要なだけ服用して構いません。

オンスというサイズは、英国独特の単位で、

重さを表す場合なら2種類、
容量を表すオンスも2種類存在しますが、

エドワード・バッチの記述を見る限りでは、
重さの単位である常用オンスのようですから、

8オンスの薬剤びんとは、
226.796g仕様となります。

比重1の水であれば、同量の容積ですので、
つまり、当時の調合ボトルは約227㏄入る容器であり、

近年、一般的に使用されるモノと比べると、
757%にも及ぶ、かなり大きなボトルだったことが解ります。

また、薬剤瓶ですので、
ある程度の密閉性は期待できたはずですが、
持ち歩くには厳しいサイズだったでしょう。

ところで、

この原文だけを見ると解りませんが、
この時点では、調合ボトルという発想が、
まだ、ありませんでした。

近年では、製薬したレメディを、
まず、保存用濃度に希釈しますが、

これが、市販される状態であり、
母液を240~400倍に希釈したモノです。

この濃度を、ストックボトルと称します。

その後、ここから2滴ずつを調合し、
ブレンドされたレメディを
携帯できるようにしたモノが調合ボトルですが、

当時の冊子で紹介している服用スタイルは、
実は、このストック段階のエッセンスだったようなのです。

つまり、この英文に示された
「こうして作ったレメディ1滴」とは、
製薬し立てのマザーティンクチャを指します。

ですから、かなり
エネルギー強度の高い1滴だったのです。

ちなみに、本家と名乗るネルソン社のストック濃度は、
10万倍に希釈しており、
これは、昨今の調合ボトル並みのポテンシィです。

つまり、これをストックのつもりで調合してしまうと、
かなり濃度が薄くなることを意味しますので、
注意が必要と言えるでしょう。

彼の書いたこの冊子は、誕生したレメディの種類増加に合わせ、
言い替えるなら、フラワーレメディの進化に合わせて、

エドワード・バッチ自身の手で、
この後3度改訂されましたが、

同年秋、4種の新レメディが追加され、
新たな版が登場します。

すると、こちらの冊子には、
遂に調合ボトルが登場するのです。

この続きは、次回の投稿でお話ししますね。

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レメディ摂取方法の背景/その1【全5回】

フラワーレメディを利用する際、
自分専用の調合ボトルを用意し、

自身にとって相応しいレメディを
6種から7種選んで調合し、
そのボトルからエッセンスを数滴摂取します。

調合ボトルのことを、
ドース(服用)ボトルとか、
トリートメント(治療)ボトルとか呼びますが、

現在に伝わる手法では、
遮光ガラス製のスポイト付きボトルを用い、

このボトルを常温保存可能な希釈液で満たし、
その中に各レメディのストックボトルから、
それぞれ2滴ずつ入れ、

一回数滴を、一日4回以上服用します。

この一連の流れの中で、
幾つか気になる点があります。

それは、

①なぜ6~7種類なのか
②調合ボトルは、最初から存在したのか
③一回に摂取する量は、どのようにして決まったのか
④1日の摂取回数は、どにようにして決まったのか

本療法開発者であるエドワード・バッチは、
この自助システム完成後まもなく他界しています。

そのため、

フラワーレメディの利用方法を整合させたのは、
数多くの臨床を経験した、
僕を含む彼の後継者たちです。

そうは言うものの、基本となる情報は、
エドワード本人が発信源であるはずであり、

彼の遺した文献や書簡の中に、
それらのヒントは見出せます。

それでは、前述の4つの謎について、
リストの順に向き合ってみましょう。

レメディを6種から7種まで
選ぶことができるという根拠は、
どこから来ているのでしょうか。

そして、どうして6種から7種という、
中途半端な設定なのでしょう。

それは、1933年に発刊された、
会報誌「ヒール・ザイセルフ」の2月号に
見つけ出すことができます。

エドワードは、その前年に、
シリーズの基礎となる
12種類のレメディを完成させました。

フラワーレメディによる治療を
本格的に始める準備の整った彼は、
この療法を新聞広告に打つという暴挙に出ます。

広く告知する目的で行った、
彼のこの行為は、

医師による広告を禁じていた英国医師会から、
当然のようにクレームを投じられましたが、

西洋医学に対する興味を失っていた彼にとっては、
人々に本療法を知らせることこそが大切であり、

将来、医師免許が剥奪されても、
構わない覚悟が、既にできていたようです。

彼のこうした言動によって、
その療法の存在を確かめようとした大衆から、
エドワードは沢山の問合せを受けることになり、

そうした対応のひとつとして、
独自の会報誌を発刊することになりました。

この時の文章は、次のように始まっています。

 過去5年に渡って研究してきた12種のレメディは、
 病気の治療に素晴らしい効果を証明し続けています。

 ホメオパシィの治療さえうまくいかなかった、
 いわゆる不治の病でも、
 非常に多くの患者が健康を取り戻しました。

 私は、医療を専門としない人も、
 皆がレメディを使えるくらい、
 簡単な処方となるよう努めています。

太陽法の確立した1930年には、
エドワードは、彼に名声をもたらせた、
独自のノソード療法も止めており、
ホメオパシィとも決別した状態でした。

西洋医学でもなく、ホメオパシィとも異なる、
新しい発想のシンプルで安全な療法が、

大自然を背景に誕生したことを、
彼は宣言しているように見えます。

そして、この会報誌では、
彼の発見した12種類のレメディを紹介した後に、
問題となる文章が記されています。

 患者が回復するに従い、症状の変化に応じて、
 レメディを変えることが度々必要になります。

 場合によっては、半ダースほどの
 異なったハーブが必要になることもあります。

エドワードの用意した基本レメディ数である12は、
一年の月の数や、黄道12宮とも関係し、
イエス・キリストの使途の数とも同じですが、

12という数は、言い替えるなら1ダースです。

つまり、彼がこの時点で用意していた
1ダースのレメディセットの

その半数となる6種前後は、
一度に処方しても良いと、彼は言っているのです。

こうなると、次に疑問となるモノは、
レメディの最大処方数ですが、

これに関しても、6種前後という目安はあるものの、
彼自身も、その臨床の中で、
例外的なケースを遺しています。

エドワードの遺した処方メモの中で、
Miss Breedonには、9種のレメディを、

そして、Miss Mountfordへの処方にも、
別の9種のレメディが記されています。

このうち前者には、
レスキュー・コンビネーションが含まれますが、
後者は、そうではありません。

波動療法である以上、
多過ぎるレメディが雑音化してしまう点については、

自著「本気で☆フラワーレメディ」で説明しましたが、

このように、必要に応じて
自由度の高い処方を検討しても良いようです。

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レスキューレメディの真の姿

フラワーレメディの世界には、

緊急用として利用できる
特別なコンビネーションがあります。

レスキューレメディと言いますが、
これは、エドワード・バッチ自身の付けた呼称です。

このコンビネーション・レメディに纏わる、
難破船の話しは有名です。

1933年、レメディ開発期の中盤、
エドワード・バッチは、クローマーに滞在していました。

クローマーは、イングランド東部にある、
北側が海に面した街です。

あるとき、嵐の中、
難破船に5時間もしがみついていた男が、
救命ボートで助けられましたが、

彼は既に精神が錯乱しており、
口からは泡を吹き、凍死寸前の状態でした。

エドワード・バッチは、
滞在先に運ばれてきたその患者の口に

何度も何度も、
この緊急用コンビネーション・レメディを含ませました。

すると患者は正気を取り戻し、
タバコを1本吸いたいと言ったそうです。

その後、彼は病院に運ばれ、
数日後には完全に回復し、

緊急処置としてのレスキューレメディの底力を、
こうして、後世に伝えることになりました。

彼が気に入って持ち歩いていた、
そのコンビネーションレメディには、

当時、3つのレメディが含まれていました。

写真は、その中のひとつ、クレマチス・ヴィタルバです。

セカンド・ナインティーンが開発され、
全38種のレメディが揃った後、
現在の5種のレメディ混合薬として定着しました。

彼は、全レメディの揃った翌年には、
50歳の寿命をまっとうしているため、

レスキューレメディに関する、応用臨床を確立したのは、
エドワード・バッチ自身ではなく、彼の後継者たちでした。

そうした背景があってか、
フラワーレメディを教える者も、そして学ぶ者も、

このコンビネーションレメディについて、
特別の価値を付け足している傾向があります。

それは、万能薬的な捉え方ですが、
実際には、決してそうではありません。

レスキューレメディに含まれる
5つの植物以上の効果が発動することは在り得ないからです。

確かに素晴らしいコンビネーションですが、
僕たちは、その真の姿を理解すべきです。

フラワーレメディを施術する側が、
この原則を無視してレスキューレメディを扱う、

もしくは、このコンビネーションを
「万能」と信じて扱うと、

施術される側に過度な期待をさせ、
上手く行かなかった場合には、
彼らを失望させるコトになります。

こうしたコトは、療法として、あってはなりませんし、

また、癒されるはずのチャンスを、
彼らから奪うかもしれません。

また、このコンビネーションレメディの特徴として、
5種類のレメディが含まれているにも関わらず、
1種類として数えるコトができます。

フラワーレメディの世界では、
同時に6種類前後のレメディを調合して、
良いコトになっていますが、

このコンビネーションが1と数えられるため、
調合の自由度は、かなり高くなります。

しかし、もしこのコンビネーションが、
万能、かつ完全なら、

その中に含まれる5つのレメディを、
単独で利用する意義を失うはずですし、

エドワード・バッチ自身も、これを1つと数えて良いとは、
どの文献にも記しておらず、

また、レスキューレメディを、
ひとつのレメディとして紹介したコトは一度もありません。

つまり、レスキューレメディは、
39番目のレメディなどではなく、
コンビネーションのひとつでしかないのです。

誤解しないで下さいね。

僕は、レスキューレメディの存在を、
否定しているのではありません。

現代に伝えられるレスキューレメディの姿は、
後継者たちが臨床の中で見出した事であり、

開発者の思惑とは別次元のモノですから、
そこを抑えた上で活用しなければ、
このコンビネーションの真価は発揮できません。

また、レスキューレメディを、
他のレメディと調合する際に、
2対1の強度に調整することに起因し、

レスキューレメディを単独で扱う場合にも、
他のレメディが一回2滴で良いところを、

このレメディだけは、
一回4滴服用せねばならないと、
信じている人も少なくありません。

確かに、他のレメディと組み合わせる場合、
2対1の割合で調合することは大切ですが、

それは、植物界の調和を、
調合ボトル内で再現するための手法であって、

レスキューレメディを単独で利用するなら、
他のレメディと同じ使い方で構いません。

ひかりあめでは、自分専用の
レスキューレメディの携帯を提案しています。

エドワード・バッチの発案した5種に限定することなく、

自分に必要なレメディのコンビネーションを知り、
それを常備するコトを、お勧めしているのです。

こうすることで、彼の提案した緊急性が、
万人向けから個人向けに絞られ、

一層の効果を上げることができるでしょう。

もちろん、同じ人であっても、時期や局面によって、
必要なコンビネーションは変わるはずです。

利用者の性格を基本に、
調合する特徴を持つフラワーレメディは、

こうした向き合い方が、
本来あるべき姿なのではないでしょうか。

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感情という幻

パニック障害に苦しんだ16年前、
僕には、ある気付きがありました。

まだ、フラワーレメディに出会う前でしたし、
波動の世界やスピリチュアリティについて、

特に学んでいなかった当時でしたが、

自分は、身体が震える程、
怖い想いをしているのに、

どうして世間の人々は、
平気なのだろうという疑問が、

僕に、その気付きを届けたのです。

それは、怖がっているのは、
広い世界の中で「僕だけ」だ!という事実でした。

誰にも、見えず、聞こえず、感じないのに、
自分にだけ見え、聞こえ、感じるコトを、

幻、幻聴、幻覚と言いますよね。

ですから、不安も、恐怖も、苛立ちも、ありとあらゆる感情は、
自分が作り出し、自分で演出している幻、と言っても過言では無いのです。

そして、それが、何回目の発作の時だったか、
詳しく覚えていませんが、

苦しめば、苦しむだけ、
症状が長引くコトに気付いた僕は、

発作が起こっても、
そしてそれが、例え苦しくても、

自分自身が動じないように、
感情を無視し、考えるコトを止めてみたのです。

これによって、

週に数回あった発作も、
短時間で落ち着くようになりました。

その後、フラワーレメディに出会い、

発作を起こすキッカケを、
徐々に消し去るコトに成功し、

ついに、パニック障害を克服することができたのです。

この療法は、何かをきっかけに癖になっている、
思い込みを和らげたり、

環境に対して、
敏感過ぎる部分を解したりします。

例えばアスペンは、

他の植物が反応しないような、
微細な風にも揺れる葉を持ちます。

そうした繊細さを備えながらも、
彼らは自然と調和して生きているのです。

当時の僕のように、
アスペンの象徴する心的傾向のある人々は、

反応した自分の抑制が効かなくなり、
自分で自分の調和を乱してしまいがちですが、

アスペンを利用するコトによって、
そうした部分を単なる特徴と捉え、

自然な平静さを呼び覚ますのでしょう。

生身の人間として、不安定な部分も携えながら、
感情が幻であるという事実を知り、

フラワーレメディの持つ、
生態性の調和も理解できれば、

人生で遭遇する多種多様な問題を、
成長へのチャンスとして、楽しめるのかもしれませんね。

その後、16年を迎えますが、
一度も発作は起こっていません。

当時怖がっていた、
発作が起きる前兆のような感覚も、

もうすっかり忘れました。

人間とは、忘れられる動物のようです(笑)

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