
今日は、4回に渡って連載した、
フラワーレメディ摂取方法の背景に関する、
最終回をお届けします。
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肉体に宿った魂は、
物理的な世界で活躍するための場を与えられます。
魂だけの存在であれば、
時空の束縛を一切受けることなく、
自由を謳歌できますが、
意識として考えることしかできず、
何も体験できません。
ですから、地球上に転生した魂たちは、
現実の世界に生きた証を刻もうとし、
それが成功すると、達成感に包まれ、
幸せな気持ちになります。
しかし、肉体を持ってしまった以上、
それを維持する必要が生じ、
本能との葛藤も余儀なくされます。
その葛藤が感情です。
もちろん、それらが好転していれば、
葛藤はありません。
魂も心も、そして身体も、
幸福な波動に包まれますが、
多くの場合、空回りしていたり、
悪循環さえすることもあるため、
ネガティブな感情を、頻繁に携えてしまいます。
エドワード・バッチの愛したフラワーレメディにとって、
最後の課題は、この負の感情を癒すことでした。
彼が、この療法の開発終盤の僅か半年で、
そうした感情を癒す
19種ものレメディを世に出しましたが、
病魔に侵されていた彼の身体的、かつ精神的負担は、
並大抵では無かったはずです。
驚異的な精神力で、その試練を越え、
完全なフルセットのレメディを
完成させたエドワード・バッチは、
彼の50歳を迎える、1936年の9月に、
彼にとって最後の冊子を出版しました。
彼の大衆に対する最終的なアドバイスは、
以下のように記されていました。
調合する時は、
水でほぼ一杯にした薬用の小瓶の中に、
ストックボトルから2滴を加えて下さい。
暫く保存する必要のある場合は、
保存料として少量の
ブランデーを加えると良いでしょう。
この薬用瓶を患者の服用に使います。
ここから数滴を少量の水、牛乳、
その他手近な飲み物に入れるだけです。
緊急の場合には、患者の状態が改善するまで、
数分ごとに与えて構いません。
重い症状の場合は、約30分ごとに、
また長期に渡る症状には、2~3時間ごと、
あるいは患者の必要に応じて、
頻度を変えることもできます。
意識を失っている場合には、
唇を頻繁にしめらせて与えて下さい。
痛みやこわばり、炎症など、
体に局所的な症状のある場合は、
服用に加え、外用薬として使うと良いでしょう。
水の入ったボウルに、
薬用瓶から数滴を入れ、布を浸します。
この布で患部を覆って下さい。
必要に応じて、この布を時々湿らせて下さい。
また、レメディを数滴入れた
水に患部を浸したり、
スポンジに含ませて
当てるのも効果的な場合があります。
ストックボトルから2滴ずつを加えるという、
今に伝承される作法は、
この時に確立されたようです。
保存のためのブランデーの記述についても、
ブランデーと水の割合については、
調合する者に任せています。
これも、今のやり方と同じです。
この最後の冊子になって、
薬用瓶のサイズの記述がなされていませんが、
これまでの流れを汲んで、
それが、4オンスの標準薬用瓶であると考えるコトも可能ですが、
「そこから数滴を」などの記述が、
数箇所加わっているため、
これまでのティースプーンを使用した服用方法とは
異なるスタイルであると想像でき、
彼のレメディのストックボトルを販売していた
ホメオパシィ薬局で入手できた、
何らかのスポイト付き調合瓶を、
意味していたとも考えられます。
そうであれば、これらの記述が、
今の服用スタイルを決定したと言っても、
過言では無さそうです。
服用回数の頻度に関しては、
多ければ多いほど効果を出しやすい点についても、
彼の言葉の通りであると解りますが、
一日3~4回という回数は、最も少ない服用回数として、
最初の冊子で紹介されている程度であり、
今に伝わる、1日4回以上の摂取は、
外せない要件であることが解ります。
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今回の連載の初日に掲げた謎を、再度確認しましょう。
・なぜ6~7種類なのか
・調合ボトルは、最初から存在したのか
・一回に摂取する量は、どのようにして決まったのか
・一日の摂取回数は、どにようにして決まったのか
エドワード・バッチの後継者たちによる数多くの臨床が、
本療法のこうした特徴的要素を完成させたのですが、
今回、ご紹介した彼の遺稿の中にも、
沢山のヒントを見出すコトができました。
ひかりあめの標準ボトルが、
6週間サイズに切り替わったように、
これからも、この療法は成長するのでしょう。
安全でシンプルな自然療法だからこそ、
変化を柔軟に受け入れられる、
そんな懐の深さが、あるのでしょうね。
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