疲れの正体

僕たちにとって、あまりにも身近な、
「疲れ」に関する興味深い実験があります。

疲れている動物から採取した血液を、
充分に休養した動物に注射すると、
あらゆる疲労の徴候が現れたと言うモノです。

疲労の徴候とは、筋肉やその他の器官から、

血液中に放出された毒素の働きによって、
生じたものであるコトを、この実験は証明しました。

また、疲労によって、
人の代謝が変わってしまうコトも、
臨床によって裏付けられています。

疲れている人は、呼吸がはやく、
瞳孔は開き加減で、
血圧は高く、白血球が増えています。

これらの肉体的徴候は、
睡眠をとってしっかり休んだ人や、
瞑想によって寛ぎの中にいる人とは、

それこそ、まったく逆の状態です。

健康だった人に、疲労が蓄積するのはなぜなのか、
そんな問題について、幾つかの説があります。

例えば、強い否定的な感情を抱くコトで、
身体が弱ったような気になり、
精神的な混乱から、疲労困憊になるという説は、

強力な感情のもたらす、
気力喪失の説明にはなりますが、
感情の起伏とは無関係な疲労の説明にはなりません。

疲労とは、一種の警告であって、
その症状は自己防衛であるとする心理学的説もあり、

態度や活動が激し過ぎたり、
長く続き過ぎたりしたとき、

疲労症状を現すコトで、そうした問題の深さを、
当人に伝えているというモノです。

さらには、自身の内にある、
受け容れ難い姿勢や考えに注目して、
そこに疲労の原因を見出そうとする説もあります。

人間は、そうした考えを抑制し、
秘密にしようとするのですが、

そこにはかなりのエネルギー消費が強いられるため、
その力が底をついたときに、
肉体的徴候となって現れるというモノです。

この他にも、特に心理学者たちからは、
矛盾し合うような意見も、多数寄せられていますが、

転生の奇蹟を思い出せば、
疲労の正体は、シンプルに説明できます。

特に人間にとっての疲労とは、

はっきりとした生きる目的を、
持っていない、もしくは見失った時に抱えるモノです。

つまり、魂との約束を、
心が無視した状態の身体に起こるモノなのです。

数年前、あるビジネスマン風の男性が、
ひかりあめの店頭にフラッとあらわれ、
開口一番、こうおっしゃいました。

 毎日、毎日、
 疲れてしょうがないんだ。

 表の看板が気になって、入って来たんだけど、
 こんな僕に、何かイイ薬は無いですか?

当時のひかりあめの看板には、
店名や営業時間と一緒に、

 薬も、通院も、要らない暮らしへ。
 心身に優しい、調和自然療法のお店。

…と、書かれていました。

僕は、こう応えました。

 あなた、今の仕事、気に入ってないでしょう。
 好きな仕事じゃ、ありませんよね。

彼は、一瞬驚いた顔を見せましたが、
すぐに気を取り直し、こう返したのです。

 例えそうだとしても、それを我慢して、
 毎日取り組むのが、大人ってもんでしょう。

この遣り取りこそ、疲労の仕組みを教えてくれています。

そして、彼のそんな観念こそ、
一般社会においては、常識なのかもしれません。

気に入っていない仕事、好きでもない仕事を、
我慢して受け容れる姿勢が、立派な大人の証しだなんて、

社会が疲労し切っている証拠ではないでしょうか。

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信じる思考

思考の働きだけで、病気の経過は変わります。

有名なプラシーボ効果は、まさにそれで、
偽薬効果などとも呼ばれますが、

薬の効果に対する期待が、
実際に症状を軽減させたり、緩和させたりするモノです。

ちなみにプラシーボとは、
ラテン語で「わたしは喜ぶだろう」という意味。

最近の研究によると、
潰瘍の出血に苦しんでいるグループに対して、

潰瘍の治療に効果があって、
広く使われいる薬だと説明され、

与えられた薬を服用した患者は、
その70%以上が好転したのに対し、

全く同じ薬を、それは実験的なモノで、
効き目もはっきりしていないと説明された上で、

それを服用した患者には、
25%しか効き目を見せませんでした。

ちなみに、この実験で双方に与えられた薬は、
無害な色素を着色された糖分錠剤でした。

これまで、プラシーボ効果は、
多かれ少なかれ患者を騙すことによって、

あるいは、患者が自分自身を騙すことによって、
本当の治療に代わるモノとして考えられて来ました。

つまり医師側は、プラシーボの効果は認めてはいましたが、
興味深い心理作用としか、捉えていなかったのです。

しかし、最近では、

プラシーボが身体に自然治癒機能を引き起こすことが、
数多くの実験によって知られています。

将来的に良く考えてみれば、
プラシーボこそ、全てに勝る薬剤なのかもしれません。

言い替えるなら、

プラシーボとは、治療作用が起こるように、
心が自分自身に与える許可とも言えます。

最近では、癌を含む難しい器官疾患の治療に、
プラシーボを検討している研究者たちも、数多くいるようです。

自身の膠原病を克服した、
国際的ジャーナリストのノーマン・カズンズ氏は、
彼の著書の中で、その可能性を社会に喚起しました。

 プラシーボとは、薬というよりは、
 むしろ、プロセスだ。
 患者の内に住む、医者である。

プラシーボは、
神経伝達物質の放出を通じて働きます。

つまり、実際には、

プラシーボ自体が働いているのではなく、
患者の思考がプラシーボを働かせるのです。

先の潰瘍の研究においては、
この薬は間違い無く効く!という患者の信念ゆえに、
出血が止まったのであり、

信念が弱ければ、
それだけ治療効果も弱まるコトを、
間接的ではありますが証明したのです。

プラシーボ効果は、このように絶大で、
ある別の研究では、
吐き気を抑える薬だとしてプラシーボを与えたところ、

その吐き気は止んでしまったのですが、
実際には吐き気をもよおす薬でした。

信念が一定の方向付けをされるとき、
薬効が強められるどころか、

全く反対の薬効すら生じさせることを、
見せつけられたのです。

思考が、治癒的効力を持つには、
ある期間以上、その思いを疑うコトなく抱き続け、
心から信じなけれななりません。

というのは、治癒的思考パターンが、
神経伝達物質が脳の生理に良い影響を与えるからです。

思考パターンや、心の状態が、
これほど重要なのですから、

薬物療法よりも、心理的なリーダーシップの方が、
どれだけ弱者を助けるコトになるのか、

その結果を見る必要は、どうやら無さそうですね。

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健康な思考 vs 不健康な思考

今年の春に生まれた5匹の子猫たちは、
それぞれ立派に成長し、今はそのうちの2匹の女の子が、
わが家の庭を住処としています。

彼女たちの2匹の母親猫も、
朝の7時と午後3時の食事時には、
どこからともなく顔を出しますので、

家の中で暮らす3匹共々、
立派な体格の7匹の可愛い猫たち、

しかもなぜか、全員が女の子で、
その折り紙付きの食欲も実に見事。

3キロのドライフードを、一週間足らずで食べ切ります(笑)

特徴ある7匹の顔ぶれに癒され、
彼女たちと過ごす僕の毎日は楽しくて仕方ありません。

さて、そんな楽しさとは、もちろん幸福感の一つですが、

健康な人は、不健康な人より幸福ですし、
幸福な人は、不幸な人より健康なモノです。

つまり、幸福である!と言うコトは、
日常的に幸せな思いを抱いているワケなのですが、

そうした思いは、

脳の中で生化学的な変化を引き起こし、
やがて身体の生理に、有益な効果をもたらします。

一方、悲しみや憂鬱感はコレと異なり、
生理機能に有害な影響を及ぼします。

思考の働きを媒介する脳内物質は、
神経伝達物質と呼ばれ、

少なくとも30種類が、脳組織内に存在するコト、

そして、人それぞれの気質に応じて、
神経伝達物質の比率も異なるコトが科学的に確認されています。

さて、そんな思考なのですが、
それは意識のコントロール下にありますので、

脳の中で行われる生化学反応を、
科学的に分析することは難しくても、

思考を通じて、それをコントロールするコトは充分に可能です。

つまり、思考や考えとは、
脳の科学作用を促すコトでもあるのです。

この作用は、視床下部や脳下垂体など、
脳の様々な部位のホルモン分泌に影響を与え、

身体の離れたところにある器官にまで、
そのメッセージを運びます。

ネガティブな思考を、例に挙げてみましょう。

怒りや敵意は、心拍数を高め、
血圧を上昇させ、顔に血をのぼらせます。

不安もまた、手の震えや冷汗、胃痛とともに、
心拍数を高め、血圧を上昇させます。

怒りや敵意、不安という思考は、
体調にそのような変化を引き起こす化学変化を、
脳の中で生じさせるワケです。

つまり、激しく掻き乱された思いは、
脳における化学作用を歪めてしまうのです。

一方、愛や平和、安らぎ、
友情や寛容、親密感など、

幸福な思考のすべても中枢神経に働きかけ、

神経伝達物質やホルモンの流出を促し、
それぞれに相応した生理状態を生み出します。

こうした幸福な思考による生理機能の変化は、
神経伝達物質によって身体各所に伝えられ、

身体を健康な状態へと導くのです。

つまり、身体の免疫システムが、
ネガティブな感情によって弱められるのなら、

幸福でポジティブな思考や考えは、
同じ様な効果を逆方向に発動させるコトによって、

病気に対する抵抗力を、
増強させないワケがありません。

僕のように、猫の仕草や表情だけで幸せになれる人間は、
ある意味、相当に幸せなヤツであり、

その免疫力の高さも、かなりイケてるはずです(笑)

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長寿と脳

アンナ・モーガンは、1997年に102歳で亡くなりましたが、
彼女は医学史上、最も詳しく調べられた長寿者でした。

科学者たちが最も関心を寄せたのは、
脳の機能試験における彼女の成績でした。

注意力の維持に関するテストで、
当時101歳のアンナは、
瞬間的に見せられた7桁の数字を容易く書き写し、

5桁の数字を見せて、
それを反対の桁から再現するよう求められても、
苦も無くやってみせ、

単語のスペルを逆に綴ることも朝飯前でした。

また、見たモノを意味付けする、
視覚的位置弁別能力テストでは、

複雑な絵でさえも、上手く描いてみせ、
身体年齢より40歳若い人々と同じ成績を叩き出しました。

これだけでも、充分過ぎる成績なのですが、

彼女の認知能力は、
その試験を実施する側を圧倒したのです。

それは、記憶力と新たな学習能力を評価するために、
被験者に風変りな物語を聞かせ、
そのあとで、それを再現させるセッションでした。

セッションはビデオに記録され、
アンナが物語を完璧に再現した様子が、
今でも残っているそうです。

実験チームに参加した、ある神経生理学者は、
その様子を、以下のように語りました。

 アンナは、まったく躊躇うことなく、
 そして殆ど間違えずに、
 数分前に聞いた物語を、細部まで再現してみせた。

 自分は100回聞かされても、
 これほどまで詳しく再現できないけれど、

 それを彼女は、
 たった一回聞いただけで覚えてしまったんだ。

 最も難しいレベルのこの認知テストを、
 それを実施する側の僕より、
 彼女は良い成績を残した。

 彼女の人生に対する情熱と姿勢は、
 ハイスクールの若者並みだよ。

彼女の人生は、貢献と目的、
そして意義に満ちていたと言います。

歳をとっても、他人との関わりを持ち続け、
精神的な刺激を受け続けている人は、

その認知機能を、最後の最後まで、
機能させるコトを、アンナは証明したのです。

使わなければ失う…という言葉は、
筋力と同じように、脳の能力にも当てはまるのでしょう。

使わない頭は、動かさない手足と同じで、
力を失って行くのですから、

頭の健康を保つ鍵は、
目標を持ち、楽しみを持ち、笑顔を携え、

この世界で自分のすべきコトが、
あると知っているコトなのでしょうね。

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長寿と愛

ギリシャの古い諺(ことわざ)に、
シンプルで素敵な一文があります。

 愛する心は、いつも若々しい。

伝統的に、健康な文化に属する人々が、
幸せな生活を送りつつ、さらに長寿を楽しむためには、

質の高い人間関係が必須であることを知っています。

そうした社会は、互いが支え合い、
必要なら、いつでも助けようという心構えによって、

あらゆる困難を乗り越えて来ました。

ヴァルガバンバ、フンザ、アブハズのような、
人間関係の成熟した文化では、

当たり前のことですが、
そうした人間関係が、何よりも尊重されます。

豊かさは、人の持つ金品の量ではなく、
その人が維持している人間関係の質や量をはかるのです。

こうした文化に息衝く人々は、
多額の銀行預金や、
広い土地を持つ人を成功者と呼びません。

家庭や祖父母を含む大家族、地域社会において、

忠実で献身的な人々から成る、
大きく活発なネットワークを、
持つ人を成功者と呼ぶのです。

彼らの文化では、人と人との連帯感や、
互いの関わり合い方が重要と考えられ、
気前の良さや分かち合うことを評価します。

人が人を、どのように扱うかが、
何より重要なのでしょう。

アメリカ人医師のY・F・シュネローは、

フンザから帰国した後に、
その信じられないほど健康な人々について、
以下のように回想しています。

 フンザにおける経験で、とりわけ注目すべきは、
 住人の間に、確かな愛と結び付きがあることを、
 肌で感じずには、いられなかったことだ。

 彼らは労わり合い、ともに喜び、
 いたるところに仲の良い空気が流れていた。

 互いに向ける深い愛情と、助け合いの精神が、
 この社会の基礎となっている。

 フンザの人々が、
 他に類を見ない健康を手にしているのは、

 こうした愛に溢れる背景があるからだと、
 そう、わたしは結論付けずにいられなかった。

また、著述家のハーマン・メルビィンは、
自著の中に、次のような一節を残しています。

 わたしたちは、ひとりでは生きられない。
 千本の糸で仲間と繋がっている。

だからこそ、私たちは、
心から互いを気遣う人々の姿に、
心を動かされるのでしょう。

愛と健康が、無関係であるはずが、ありませんからね。

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長寿と少食

低カロリー食研究という分野があります。

少ない食事のもたらす恩恵を、
科学的に調べるものですが、

その第一人者である英国人のお二人、
リチャード・ワインドルッヒ博士と、
ラジンダー・ソール博士は、

1997年の「ニューイングランド医学ジャーナル」で、
沖縄の高齢者について記していました。

欧米水準から見て、遥かに低いカロリー摂取が、
長寿と健康の主要因であると発表したのです。

これについては、
香川靖雄自治医科大学名誉教授も同意し、

研究者たちが声を揃えた点は、
栄養価を最大にしながら、摂取カロリーを減らすことが、

健康長寿に関しては、
タバコをやめることよりも重要だというコトでした。

また、老年学の世界的権威である、
アメリカのロイ・ウォルフォード医学博士は、

35年間に渡る研究の中で、
350本の論文を発表しており、

その中では、こんな声明を述べています。

 われわれは、老年学研究の中には、
 確かな証拠が数多くある。

 最適な栄養素を摂る低カロリーの食事は、
 寿命を最大まで延ばし、

 年を取ると掛かりやすい病気になる確率と頻度を減らし、
 実年齢より若いバイオマーカーを保ち、

 性的能力や活力、運動能力を維持し、
 脳の退化を遅らせるのだ。

どうやら、食べるという行為は、
正しく向き合うか否かで、

人間としての成熟後の充実度を大きく左右するようです。

さて、これらの話題と繋がる、
素敵なお話しをご紹介したいと思います。

古武術、本部御殿手(もとぶうどぅんてぃ)を、
100歳で天寿を全うするまで教え、
しかも達人であった、上原清吉氏のお話しです。

96歳の彼は、その素晴らしい運動能力を、
2000年の元旦に、証明して見せました。

対戦相手は、元WBAフライ級チャンピオンだった、
39歳の渡嘉敷勝男でした。

試合が始まると、上原より60歳若いボクサーは、
力強いパンチを年長の武道家に、次々と繰り出すのですが、

そのパンチは、一発も当たらないのです。

年老いた武道家は、驚くべき柔軟性と敏捷さを見せ、
若い対戦者のパンチを避け続けました。

器用に身体をひねったり、方向を変えたりし、
こんな状態が20分以上続き、

ボクサーの渡嘉敷は、
苛立ちを募らせると同時に疲れてしまいました。

そして、ほんの一瞬、渡嘉敷のガードが甘くなった時、
年長者の素早い一撃が命中し、その試合は終わったのです。

それは、上原の放った最初のパンチでした。

若い渡嘉敷は、朦朧とした状態でリンクを降りましたが、
ダメージを受けた様子は、ありませんでした。

上原の流儀は、対決を避け、
他に選択肢の無い時にだけ、

相手を傷付けることなく攻撃し、
戦いを終息させるモノでした。

その試合後、上原の残したコメントも相当ユニークでした。

 何でも無いことだよ。
 彼はまだ、若過ぎた。

 ワシに勝つほど、
 熟達していなかっただけさ。

彼のような人生の達人に、なりたいモノですね。

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長寿と遺伝

これは、今世紀初頭のお話しです。

ニューヨークのマウントサイナイ医科大学では、
「健康で上手な加齢に関する調査」を行いました。

ネーミング自体が、相当ユニークですよね。

それは、別々に育てられた、きょうだい、
しかも一卵性、もしくは二卵性の双生児に関する、
大掛かりな研究でした。

この指揮をとったのは、ジョン・W・ロー博士で、

この実験の締めくくりとして、
彼の発表した声明が、

心に刺さるのは僕だけではないでしょう。

 結論は、明白だ。

 わずかな例外を除いて、
 肉体的老化のうち、遺伝子に起因するものは、
 約三割に過ぎず、
 加齢が進むほど、遺伝子の影響は減少する。

 老後までの道筋は、
 予め決められているという神話を
 この調査は打ち砕いた。

 この財団の調査によって、
 老後に対する責任の大半は、自分自身にあるという、
 強力な証拠がもたらされたのだ。

もちろん、ある種の病気、
例えば、血友病、欠色素沈着症、ハンティントン舞踏病など、

相当程度、もしくは完全に、
遺伝子によって決まるモノも存在します。

ですが、癌や心疾患、高血圧、リューマチ性関節炎、
その他の病気に、仮に遺伝子が関与しても、

健康的な食事と運動によって、
少なくともそれらの症状を遅らせるか、

あるいは、発症そのものを阻止できるコトは判っています。

ハーバード大学の成人発達研究は、
加齢に関する研究では、世界で最も伝統があり、

1000人近い対象者を、60年以上に渡って追跡調査しました。

またこの研究は、健常者を対象とした点も、
世界的に珍しく、その後の多くの研究に刺激を与えています。

2002年に、研究を指揮したジョージ・E・ヴァイヤン博士は、
その研究を振り返って、

多くの場合、遺伝子は一般に信じられているほど、
優位な要因ではないと結論付けました。

 多くの人は、心臓発作と癌を、
 神からの天罰のように感じ、

 老年後の苦しみは、無慈悲な運命の手か、
 遺伝子の手に委ねられていると考える。

 また全体として、老化のプロセスは、
 ときに全くコントロールできないものに感じられる。

 しかし、集められたデータによって、
 健康的な加齢ができるかどうかは、

 驚くことに、多かれ少なかれ、制御可能な要因によって、
 予測できることが判ったのだ。

この二つの声明に、
長寿と遺伝の関係性を見出すことはできません。

つまり、遺伝は種でしかなく、
その種を発芽させるかどうかは、

その環境となる、土や水、空気、光に左右されるというコト。

人間にあてはめるのであれば、

どんな夢を持ち、
誰とパートナーシップを組み、
どれだけの人に手を差し伸べたか、

そして、何を食べ、どれだけ良い眠りとともにあり、
どれだけ笑い、どれだけ運動したのか…。

こうした、種の発芽と関わる環境は、
その殆どが後天的なモノなのですから、

どんな遺伝子を携えていようが、
長寿は僕たちの手中にあるのです。

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所有するより大切なこと

絵本作家のモーリス・センダックは、
興味深い言葉を遺しています。

 人の一生には
 全てを所有するよりも
 大切な何かがある

※かいじゅうたちのいるところ モーリス・センダック

この言葉を、自分の身体で証明した大富豪がいました。
資産58億ドルの石油王、マーヴィン・デイヴィスです。

ご想像の通り、彼の自宅は宮殿のようです。

そんな彼の邸宅の特徴は、トイレに至るまで、
すべてのドアというドアに豪華な装飾が施され、

同時に、通常の二倍以上の幅を有すため、
さらなる豪華さを醸し出していると言います。

ですが、その豪華絢爛さは、そこの主にとっては、
無くてはならぬものでした。

彼の体重は180キロを超え、
あまりに身体が大きいので、

通常のドアはおろか、少々大き目のドアでは、
通り抜けることができないのです。

途方もない資産家で、
世界中の何もかもを、手に入れられる財を持ちながら、

尋常では無い太り方のため、

人の手を借りなければ、
トイレにさえ行くこともできないのです。

彼と一緒に食事をした人によれば、
ステーキやロブスター、キャビアなどを、
次々と平らげてゆく彼は、なぜかいつも上の空で、

言い知れぬ悩みを抱えており、
不幸せそうだったと言います。

全てを手にした男が、不幸そうだというのは、
複雑な気持ちを感じずにはいられません。

ここで、この石油王と、
パキスタンのフンザや、戦前の沖縄の高齢者との、
劇的な違いを比較する必要がありそうです。

彼らは痩せていて、身体は軽く、幸福そうです。
弾むような足取りで歩き、快活に話します。

食事には時間を掛け、
手に入れた食べ物に、感謝を忘れません。

けっして食べ過ぎることはなく、
それで充分に満足します。

よく笑い、冗談を言い、
その目は、喜びと心の平和で輝いています。

物質的な所有は少ないものの、
必要以上に財産を貯め込もうとせず、

むしろ、自分の物を他者を分け合い、与え合います。

彼らの文化では、尊敬されるのは富を得たものでなく、
人への愛情と知恵の豊かさが重要なのです。

どれだけ財産があるかではなく、
どれだけ他者に分け与えられるかです。

この石油王は、現代の社会のとてつも無く大きな歪みを、

自身の体で体現していると言っても、
過言ではありません。

買える余裕があれば、幾らでも買い、
食べたければ、幾らでも食べる、
つまり大量消費を良しとする、そんな社会の歪みです。

物事を長期的に捉えず、短期的な快楽を求め、

その結果としての悲惨な結末を心身に残す愚行を、
この社会は、いつまで繰り返すのでしょうか。

全てを所有するより、大切な何かとは、
火を見るより、明らかです。

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現代占星術 vs 古典占星術

ひかりあめの暢弘です。
当ブログにご訪問頂き、有難うございます。

いきなり、可愛い子山羊の写真ですが、
今日は山羊のお話しです。

山羊と言っても、占星術の山羊座のことです。

ご存じのとおり、ひかりあめのホロスコープ療法は、
古典占星術をベースとしていますが、

ここまで辿り着くのに、
僕は、古今東西の様々な鑑定や占術に触れています。

この日の投稿でも触れましたが、
2014年10月に、魂の学舎のアイデアを宇宙から授かった際、

僕は地球における数百の過去世と、
現世が最後の転生だということを思い出しており、

そうした魂の系譜が、鑑定や占術で確かめられないかと、
4年前のその日から模索していました。

また、古来より鑑定や占術の類は、
治療として利用されていた事実も多々ありますので、

まずは自分という人間を、鑑定や占術を通して俯瞰してみることで、
新しい発見があるだろうと直感したのですが、

その答えを見つける旅は、殆ど遭難しかけていました。

独学で試した鑑定や占術以外にも、
その道のプロに、鑑定をお願いしたこともあったのですが、
全然しっくり来なかったのです。

どこか、他人の鑑定結果を聴いているような、
釈然としない感覚でいたのですが、

偶然見かけた、Facebook友達のレビュー投稿から古典占星術に出会い、
数百ページに及ぶ、その本一冊を丸写しにするほど、
夢中で独学することになったのです。

こちらが、その本です。

今日は、そんな古典解釈の素晴らしさを、
具体的にご紹介したいと思います。

僕の出生のホロスコープは、
ミッドヘブン(現代占星術ではMC)が、山羊座0度という独特な場所で、
しかもそこに、支配星の土星がコンジャンクションしています。

その上、ミッドヘブンという場所は、
山羊座のホームポジションでもあるため、

支配星の土星によって強まり、
さらには、ホームポジションにあることで、
一段と強化された山羊座のエネルギーと、

ミッドヘブンの示す社会における自己実現像が、
強烈に関与しているのですから、

ホロスコープにおける山羊座の解釈は、
僕の人生を左右すると言っても過言ではないのです。

それではまず、現代占星術による、
山羊座の解釈を覗いてみましょう。

地のサインである山羊座は、目に見える具体的な場所に、自己の力を注ぎ込もうとする。具体的な場所とは、地域社会や業界、職場のこと。大きな夢を持って、個性豊かに活躍すると言うよりは、自分の属する共同体に対して、休むことなく働きかけ、計画し、新たな業績を作り上げるのが山羊座の人。脱個性の傾向は、蟹座と同じように集団性を重んじるため。突飛な個性や、行き過ぎた才能は持たず、適度に凡庸だが、これは集団性に同化したいがゆえに、個人の能力を発達させ過ぎないようにしようという意志の表れ。山羊座のキーワードでは、規律正しい、義務に忠実、責任感があるなどの社会性を示すものが並ぶ。これは現実的で目の前にある、今ココという社会。その点で山羊座は、一般に言われる因習的と言うよりは、むしろ現代的な感覚を備えている。その現代性は、やはり集団的な主観性からもたらされる為、現代のような経済社会においては、経済感覚にも秀でることになる。

いかがですか?

僕という人間をご存じの方なら、
この現代占星術の解釈が、
僕の中に強く沁み込んでいるなんて、考えられませんよね。

はっきり言って、僕とは完全に別人のお話しなのです。

誰が見ても突飛な個性の僕ですし(笑)

縦社会や組織に馴染めずに飛び出して、
ひかりあめを楽しんでいる僕なのに、

この現代占星術の解釈では、
まるで会社万歳!みたいな人格です。

この他にも、

インド占星術や幾つかの東洋の占術、
そして姓名判断なども試しましたが、

どれもこれも似たり寄ったりで、
途方に暮れていたのが3年前のことでした。

そんな僕の前に、古典占星術が劇的に登場し、
この悩みを吹き飛ばしてくれたのです。

以下が、古典占星術による山羊座の解釈です。

権威に対して敬意を払い、与えられたどんな状況の中でも、そこの規則と制限を理解して守り、維持し、貫こうとするが、それは必ずしも伝統的で権威的なものに応じることを意味せず、むしろその逆となる場合もある。彼らは、自身の認めた権威に対して、それが何であれ応じる姿勢を持つ。それらによる制限、ルール、規範、制約と向き合うことで個を定義する。取り巻く制限や構造へと目を向けるのは、それによって自身の輪郭が描かれることを知っているから。勤勉であり、働きと報酬に関する真面目な姿勢は、エグザルテッドされる火星の影響で、目標へ集中しひたむきに追い求める。尊大になりやすく、非情なまでに野心的な行動へ走りがちなのも火星の影響だ。山羊座の最も困難な課題は、なるように身を任せ、リラックスする方法や遊ぶ方法を学ぶことだ。その学びが成功すれば、山羊座は歳を重ねるに連れ、若返って行く。

うん、ホッとします(笑)

特に太字で示した3つの部分には、
僕らしさが表れています。

実は、山羊座を支配する土星には、
古典解釈では興味深い性質があります。

土星は、そのもの自体が何であるかではなく、何では無いかによって物事を定義する。

少々、哲学的な性質ですね。

自身を取り巻く制限に目を向けることで、
制限の内側の自由を堪能できることを土星は知っているのです。

自分を知るために、
自分ではないものを認める姿勢もその一つと言えます。

この違い、判って頂けましたでしょうか。

こうして出会い、僕のスキルとなった古典占星術が、
今回開校した『魂の学舎』では大活躍し、

魂のステージをランクアップさせるための、
調和点探しを強力にサポートしてくれるのです。

僕の強烈な山羊座のエネルギーが引き寄せた、
古典占星術の素晴らしい叡智が、

多くの魂の喜びとなりますように。

楽しく学ぶ

ひかりあめの暢弘です。
当ブログにご訪問頂き、有難うございます。

僕の学生時代は、とにかく勉強嫌い、読書嫌いでした。

勉強嫌いの子どもでも、
体育の授業や給食では輝いたりしますが、

運動音痴で野球のルールさえ知らなかった僕が、
体育の授業を喜ぶはずもなく、

給食のパンやソフトメンの苦手だった僕は、
給食の時間も苦痛でした。

毎日学校に通うことに対して、
何の疑問も感じていなかったのは、

きっと、片道一時間以上かかる登下校時の、
道草が楽しかったからだと思います。

そんな僕が、高校、大学と進学した後、
ロボット・コントローラー・メーカーに就職。

そこで最初に任された仕事が、
上陸したてのマイクロプロセッサの耐久試験でした。

そしてその時はじめて、
僕は勉強の楽しさを知ったのです。

正確に言うなら、独学の楽しさですね。

プロセッサの表面温度を計測して、
臨界温度前に冷却するだけの暇な仕事でしたので、
時間はたっぷりあります。

しかも、一晩中。

そこで、会社の開発室にあった、
山のような技術資料を読み漁ったのですが、
どれもこれも、英文資料ばかり。

ですが、こちらは英検3級のスキル(笑)

誰もいない、深夜のプロセッサの近くで、
大きな声を出して英文を読み、

知らない単語は辞書で調べて、
もう一度、音読してみる。

これを繰り返すことで、知識は身体に沁み込み、
その内容は仕事に活かせるようになる。

つまり、学校での勉強とは違い、
学べば学ぶほど、学んだことが日々に活かせるのです。

これは楽しい!

そうです。学習意欲の原動力は、喜びですから。

ひかりあめのご提供しているフラワーレメディ講座は、
ご存じのとおりの通信講座ですから、

自宅で自由に学べるという大きな利点がある反面、
利用される受講生にとっては、独学の3ヶ月間となるわけです。

ですからその期間中、僕がそうだったように、
とにかく楽しく学んで頂きたいと願い、

これまでも幾度となく、その自由度を高めて来ました。

また、6月からはじまった月例公開ウェビナーでは、
テキストには絶対に書けない、
生の現場の臨床情報もご提供しています。
※もちろん個人情報ではありません

これらに加えて、
もっともっと楽しくならないだろうか!と、
考えていたところに、

同じ講座内にある、
レメディ製薬課程のカリキュラムに気付きました。

こちらでは、テキストの補完目的で、
月に1回のZoomによる座学が設定されています。

つまりこのシステムを、ホームセラピー課程と、
プロセラピスト課程にも盛り込めば、一層楽しそうです。

受講生のモチベーションを上げたり、
個別授業だからこその、さらに深い情報提供も、
その方法であれば可能ですからね。

というわけで、

ホームセラピー課程とプロセラピスト課程に、
Zoomによる3回の個別授業を盛り込んだ、
特別なコースをご用意しました。

そういえば以前にも、受講期間中にカウンセリング枠で、
個別授業をされる方がいらっしゃり、

その方々の嬉しそうな表情が、
この特別コースのアイデアに繋がったのかもしれません。

詳しくは、フラワーレメディ講座のページでご確認下さいね。

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