ひかりあめのゆうすけです。
当ブログへのご訪問、有難うございます。
このシュウ酸鍋は、
次女が生まれる前から使っています。
だから、かれこれ30年くらいかなぁ(笑)
直径が28センチあって、
わが家では最大サイズです。
シュウ酸鍋っぽく、
金色の塗装をした偽物も出回っていますが、
僕が使っているのは、
いわゆる純シュウ酸鍋というヤツです。
昭和30年代に登場し、
実用鍋とも呼ばれたのは、
軽量なのに、とても丈夫で、
長持ちするからなんでしょうね。
使えば使うほど、表面がボコボコになりますが、
僕にはそれが、愛おしく見えます。
働き者の手…みたいです(笑)
おでんを煮込んだり、
麺を茹でるなどの、鍋らしい仕事はもちろん、
超大型ボウルとしても重宝しており、
野菜や果物の重曹洗いにも、大活躍しています。
毎日毎日、有機無農薬の野菜を買えませんので、
そうではない野菜や果物を入手した際は、
この鍋を使って、残留した農薬やワックスを除去します。
重曹を水で溶かし、
その水で洗う、シンプルな遣り方です。
重曹の炭酸水素ナトリウムが、
残留農薬やワックスなどの塩素化合物と反応し、
塩になってくれる理屈を活かしたモノです。
水を、この鍋の半分くらいまで入れて、
大さじ半分程度の重曹を入れ、
良く溶かして重曹水にし、
その中で野菜を洗うのですが、
重曹水の中で洗う時間は、
せいぜい数十秒、最長1分までとし、
葉野菜などは15秒くらい浸したら、
ザルにあげて流水で洗い流します。
リンゴやトマトなど、
明らかにワックスが付着しているモノは、
重曹水の中で揉み洗いするとイイです。
このように、重曹による野菜洗いは、
コストも時間も掛からず、大変有難いのですが、
取れたかどうか、確認しにくい難点があります。
以前、ひかりあめでも販売していた、
貝殻焼成カルシウム粉末を溶かした水なら、
重曹水の何倍も時間が掛かるのですが、
洗浄液の色が明らかに変わりますので、
手応えを感じるコトができ、
僕も自宅で、暫く愛用していましたが、
貝が気の毒になってしまい、
使い続けられませんでした。
廃棄されるはずのホタテの貝殻を、
有効利用した点は素晴らしいのですが、
ホタテが食べられた前提だという事実を、
どうしても、受け容れられなかったのです。
ですから今は、
重曹水で野菜や果物を洗いながら、
目に見えない数十秒の化学反応ドラマを妄想し、
その結果は目視できなくても、
イメージで楽しんじゃっています(笑)