リンパを知る…その2

ひかりあめのゆうすけです。
当ブログへのご訪問、有難うございます。

昨日に引き続き、リンパのお話しです。

リンパ系は、血液と異なり、
「行き」の回路が存在しない、「帰り」だけの系で、

その流れの中で、体内の異物、ばい菌、老廃物を、
除去してくれる点を、昨日ご説明しました。

今日は、そんなリンパ系の、実際の流れ方について、
もう少し詳しくお話します。


※出典 health.goo.ne.jp

上のイラストからですと、少々理解し難いかもしれませんが、
リンパ系は左右対称ではありません。

また、リンパには、
浅いリンパと深いリンパが存在します。

今日は、この2点に集中して、理解して参りましょう。

全身のリンパの流れは、
身体の左と右とで、異なる経路を有します。

最も特徴的なのは、下肢、つまり腰から下の全ては、
左リンパ系に属するということです。

身体の左側は、下半身の浅いリンパから、
腹部の深いリンパへと向かい、

そこから胸管(深いリンパ)を通って、
左上半身の浅いリンパに合流し、

左鎖骨下にある、
左静脈角(左鎖骨下静脈と内頸静脈の合流部)へと流れ込みます。

胸管は体幹(身体の中心)部に存在しますが、
別名「左リンパ本幹」とも呼ばれます。

下肢の浮腫みで悩まれている方は、少なく無いでしょう。

それらの流れの集約されたモノが、
左鎖骨下に集結していると言うのは、大きなポイントです。

一方、腰から上の身体右側は、右上上半身の浅いリンパが、
右リンパ本幹に集まり、

右鎖骨下にある、右静脈角へと流れます。

以上の説明で、お判りと思いますが、
下半身全域を担当する左側のリンパは、
右側リンパより分布域が、かなり広いのです。

左側リンパ系の担当する下肢のリンパ管は、
足の付け根となる鼠蹊部に一旦集まり、

この鼠蹊部のリンパと、骨盤からのリンパが集まって、
腰リンパ本幹となります。

ここに、腸からのリンパを集めた、
腸リンパ本幹が合流しますが、

その際、小腸から吸収された脂肪が
腸リンパ本幹で運ばれて合流するので、

ここでのリンパ液は白濁しています。

この合流点を「乳ビ槽」といい、
腰椎の3番の近傍にあるため、
サトル・オステオパシィで脊椎を弛緩することで、

深いリンパであるにも関わらず、
その流れが活性化されます。

また、浅いリンパは、
皮膚の直下、静脈の近くを流れています。

足先や指先などでは、複数の毛細リンパが、
皮膚のすぐ下を流れており、

そうした毛細リンパが合流を繰り返すことで、
太いリンパ管へとなって行きます。

そのため、マッサージなどで流れを良くすることで、
浮腫みや筋肉疲労、コリやハリが緩和される他に、
リンパの代謝が良くなります。

リンパ管は上述の通り、皮膚の直下にありますので、
マッサージには優しい圧を加える程度にする必要があります。

掌の柔らかい部分、または指の腹を使って、
ゆっくりと、さするくらいが丁度良いのです。

一方、深いリンパは、身体の深部を流れます。
血管に沿って流れ、内臓に絡みつくように張り巡らされています。

ここにも刺激を与えることで、リンパの流れは良くなり、
その結果、内臓の働きまで良くなります。

マッサージで、深いリンパまで刺激を与える場合は、
程良い圧力を両手で全体にかけるようにしますが、

サトル・オステオパシィでは、脊椎を弛緩することで、
その脊椎の担当する神経系、臓器に刺激が加わり、
リンパの流れにまで影響を及ぼすのです。

今回の連載最終日(明後日、8日の投稿)には、
この深いリンパに対して、
マッサージやサトル・オステオパシィを介さずに、

自分自身で刺激を与える、
簡単なテクニックをご紹介いたします。

明日は、リンパの流れる速度に関するお話しです。

→明日に続く