リンパを知る…その1

ひかりあめのゆうすけです。
当ブログへのご訪問、有難うございます。

最近、リンパに関する、
斬新、かつ画期的な実験結果をまとめた、
素晴らしい本が出版されました。

この本の著者の在籍する、信州大学における実験ですが、
大変興味深い内容となっています。

特に僕のような、ボディ・ケアを生業にされている方には、
大きなヒントを提供してくれるはずです。

今日から4日間に渡って、
この話題のお話しをさせて頂き、

最終日に、上記の本で発表された概要に触れます。

セラピスト以外にも、
浮腫みに悩む方にとっても、大朗報となるでしょう。

核心に最初から触れたいところですが、
今日、明日、明後日の3回は、

今年の3月下旬から数回に渡って、
メルマガでご紹介した内容から抜粋しながら、

リンパに関する知識を整理して参ります。

この基本的な部分を理解できなければ、
本著で発表された内容の良さが判らないからです。

また、ひかりあめのサトル・オステオパシィが、
自律神経と密接に関わる脳脊髄液以外にも、

リンパの流れまで調整できる理由についても、
ご理解頂けるでしょう。

サトル・オステオパシィでは、脊椎を調整しますから、
その中を流れる脳脊髄液を調整できないワケがありません。

しかし、リンパとなると話しは別です。

血液、脳脊髄液、リンパ液の三大体液のうち、
特にリンパ液について理解されている方は、
医療従事者でも案外少ないようです。

この機会に、ザックリ理解してしまいましょう。

リンパ系
※出典 http://health.goo.ne.jp/

さて、

身体に慢性的なだるさを感じている方、
また、長引く不調の原因が判らないという方は、
以外と多いものです。

リンパの流れが正常でなくなると、
身体中の不要な老廃物が体内に滞り、

リンパ球が異物を撃退してくれなくなることで、
様々な不調が身体に表れます。

後で詳しく説明しますが、リンパはその流れの中で、
不要な老廃物を掃除するという働きがあります。

さて、人体の70%は水分だと良く言われますが、
上述の三大体液が、この水分にあたります。

怪我をすると、透明な体液が出てくることがありますが、
あれは血漿という成分で、

血漿が血管の外にはみ出すと組織液となり、
リンパ管に回収されるとリンパ液となります。

リンパ管は細くて透明な管で、
その中を流れるリンパ液も無色透明です。

血管が、身体の隅々まで張り巡らされているように、
リンパ液もリンパ管を通じて、
身体の様々ば部位に張り巡らされています。

リンパ管は、血管からしみ出た
組織液を改宗する役目があると述べましたが、

その際、一緒に異物、ばい菌、老廃物も取り込むので、
フィルターのような仕組みで、それら綺麗にせねばなりません。

その役目を担うのが、リンパ節です。

リンパ節は、全身に800個ほどあり、
耳の下、脇の下、太ももの付け根には、
特に集中しています。

リンパ節は、異物、ばい菌、老廃物を除去する
フィルターの役割をしますが、

フィルターでろ過されたことで、
リンパ液の流れから外された異物、ばい菌、老廃物は、

そのままでは、リンパ節内部が、
それらで一杯になってしまいますよね。

そこで登場するのが、リンパ球です。

リンパ節内のリンパ球は、白血球の中でも最強で、
ろ過された異物、ばい菌、老廃物を撃退し、

その残骸を、リンパ節の作り出すマクロファージが、
食べてくれるという完璧なチームワークが存在するのです。

この機能のおかげで、
何らかの要因で、体内に侵入した異物も、

リンパ系が、きちんと機能していれば、
身体中に広がることを防いでくれますし、

その恩恵で、綺麗なリンパ液が体内を循環し、
細胞の再生を助けるだけでなく、
老化も防ぐことができるのです。

血液は、心臓というポンプの力で、
身体の各組織に向けて、血液を動脈経由で送り出します。

血液は各組織に近付くと、
毛細血管経由で必要な場所まで辿り着き、

そこで血管から組織液という形になって、
各組織の再生や維持を行います。

ここまでが、「行き」のシステムですね。

そして、各組織で活躍した組織液は、
そこにあった異物、ばい菌、老廃物を回収して、
リンパ管に吸収されリンパ液となり、

リンパ管内の至るところにあるリンパ節で、
ばい菌やウイルスはリンパ球が退治し、

老廃物や退治された細菌の残骸は、
マクロファージが食べ、

綺麗な状態となったリンパ液は、
やがて静脈に回収され、

血液と一緒に心臓に帰って行くという流れでした。

この後半が、「帰り」のシステムです。

つまり、血液には「行き」と「帰り」が存在しますが、
リンパ液には「帰り」しか存在しないことになります。

ですから、リンパ系に問題が起これば、
この「帰り」を担う排毒システムが機能しないため、

長期に渡るだるさや、不調の原因となるワケです。

→明日に続く